昨日の続き。
まずはキハ40の中身を確認。
トイレタンク/幌枠/排障器/タイフォン/前面方向幕
信号煙管/JR無線アンテナ が後付部品となります。
車番はインレタで、こちらもユーザー取付となります。
今回、台車も含めた床下の色が濃灰色になってます。
国鉄仕様と比較するとこんな感じです。
早速、部品取付にかかります。
今日は「信号煙管」の取付をご紹介。
このパーツ、上側が信号煙管。下側の部品は使いません。
また、部品の下にくっついているのが「取付治具」です。
これを使わないと、取付に苦労します。
部品を切り出してピンセットでつまみ、先ほどの治具にセットします。
ピンセットは先端が尖っていて閉じたときにピッタリ合わさるものを
使った方が良いかと。
パーツは、このように治具にセットします。
しっかりはめ込みましょう。
いよいよ取付ですが、この時車両をさかさまにしてやります。
こんな感じ。
あとは「えいっ」と押してあげると取り付けられます。
画像ではJR無線アンテナも取付済みとなっています。
無線アンテナの取付は、次回。
因みに、信号煙管の取付が少し緩い場合があるようです。
当方も、取付完了!・・・と思って逆さにしたら、部品がポロッと
外れました。
取付が緩い場合はゴム系ボンドの登場となりますが、部品が小さい
ので、無くさないようにご注意を!
取付でお困りの方、是非当店までお越し下さいませ!
こんにちは、あっきーです☆
今回も、前回に引き続き真相ルートについて語りたいと思います。第三弾です。
という訳で、毎度のことながら注意事項を。
これより先は……
①18禁ゲームの内容に触れています。それなりの描写や表現があります。
②スチルやゲームの真相部分に関するネタバレを含みます。
③あっきーの個人的な見解やおかしなテンションの文章が含まれます←
どれか一つでも引っかかる方は回れ右してください(_ _)
では、いきまーす。
前回は確か、時雨様の視力が弱まっていることから起きた事故のせいで時雨様が右腕を負傷した所まででしたよね。
怪我をした時雨様は内証にこもりがちになり、凛ちゃんが深夜呼び出されることも途切れていて。
ある時、凛ちゃんはお菊に頼まれ、昼餉を時雨様の元へ運ぶことに。
これが遣り手のお菊さんね。唯一楼主が利助だった頃を知る人物でもある。
そして、時雨様の元へ行き、以前時雨様がしてくれたように凛ちゃん自ら食事を食べさせてあげようとすると。
「毒でも盛られているのかな」
「お前は私を恨んでいるんじゃなかったっけね?」
「……構わないよ、私は。お前が私に復讐しようとするのは当然のことだ。もしこれが毒でも、それはそれで……」
冗談なのか本気なのかわからない口調ではあったものの、時雨様がこんなことを言うものだから、純粋な気遣いを踏みにじられた気がして悲しくなる凛ちゃん。
「あんなことを言われて、召し上がっていただく気にはなれません。それとも、私が毒見をしましょうか?でしたら安心できますか?」
「私が時雨様に何かすると、本気でお考えなんですか?もっと私を……」
信頼してください、と言い切ってしまえない凛ちゃんに、時雨様はどこか楽しげに言い放つ。
「……そうだね、毒見をしてもらおうか」
そんな時雨様に挑むように、時雨様が美味しそうだと言った桃を凛ちゃんが口に含んだ途端、時雨様が口づけを仕掛けてくる。
「―うん。思った通りに美味しかったね」
その後も時雨様は凛ちゃんに触れてくる。
まだ昼間で、しかも場所はいつ誰が来てもおかしくない内証の中。
おまけに時雨様はまだ右手が不自由な状態←
「自分で着物を脱ぎなさい」
「男を虜にするその体を、すみずみまで見せてごらん」
初めは抵抗を見せていた凛ちゃんでしたが、時雨様の言う「見せる」という言葉が心に引っかかる。
―その言葉を、凛はどうしても無視できなかった。もしも時雨の両目が見えなくなれば、こんな望みも叶えられることはなくなるのだ。
そして、凛ちゃんは時雨様の願いを聞き入れ、自ら着物を脱ぎ始める。
いくら時雨様と過ごした10年間での関係性があったとしても、時雨様の目に対する罪悪感があったとしても、果たしてここまでしてあげられるものかな……。
私はもうこの時点で、凛ちゃんの時雨様への感情はまぎれもなく愛じゃないかと感じました。
途中まで着物を脱いだ所で、凛ちゃんは気付いてしまう。さっきまでは間違いなく凛ちゃんを捉えていたはずの時雨様の視線があまりにも遠いことに。
もしかして、また目が見えていないのではないかと焦った凛ちゃんは時雨様に確かめようとするも、肯定の言葉を聞くのが怖くて問いかけられない。
代わりに時雨様の右目の縁にそっと手を触れさせると、時雨様の目が見えていないことを凛ちゃんが悟ったのだと時雨様もまた悟る。
「……くすぐったいよ、やめなさい」
動揺を隠すように顔を背け、それでも、時雨様はその事実を凛ちゃんに告げることはしない。
―闇に閉ざされる不安と恐怖の中にいても、凛にすがってはくれないのだ。
何かに突き動かされるように、凛ちゃんは時雨様を抱きしめ、時雨様の唇に自分から唇を重ねた。
体勢を崩した時雨様とともに布団の上に倒れこむと、その拍子に普段は前髪で隠された時雨様の左目があらわになり、凛ちゃんは衝動的に傷を負った左目にも口づける。
―本当は、彼が瞳を傷つけられたあの夜にこうしたかったのだ。凛のために流された血を、せめてこうして舐めとって、柔らかく慰撫したかった。
―野性の獣が怪我を癒そうとするように懸命に舌を動かしていると、凛の下で時雨が呻く。身じろぎする体にもたくさんの傷があることを思い出し、凛は泣きたいような気分になった。
―どうしてそうなったのか、推測しかできないけれど―おそらくあの傷を負ったとき、時雨は幸福ではなかったのではないか。
真相ルートの中ではこの場面が私は特に好きなんです。
絶望の中にいてもそれを言わない時雨様の心境も、凛ちゃんが感じる悲しさや愛しさも、その感情からくる凛ちゃんの行動も、どれもすんなりと心の中に入ってくるというか。
時雨様が愛情を知ってる人なら凛ちゃんの行為を愛として、もしくは優しさや労りの感情として受け止めることができたのかもしれないけれど、親の愛にすら触れたことのない人だから、きっと凛ちゃんの不可解な行為をどう受け止めていいのかがわからず、ただただ困惑したのではないかと思います。
その結果として、時雨様は凛ちゃんを押しのけてしまう。
「勘違いするんじゃない。お前は私に抱かれるだけの人形だ」
実際はどうなのかはわからないけれど、時雨様のこのセリフもまた、私にはその困惑を隠すための強がりのように思えてしまいました。
この場面は本当に、切なくも尊い場面だと思うんですけど、凛ちゃんの思いがほんのわずかでも時雨様に届いてくれればいいのになって心から願いながら読みました…。゚( ゚இωஇ゚)゚。
それから3ヶ月が過ぎた頃。お菊が突然凛ちゃんの部屋にやってきます。何を言われるのか身構えていると、時雨様の目が最近また悪くなってきているのではないかとのこと。時雨様は何も言わないままだけど、凛ちゃんだけでなく長年時雨様を見てきたお菊もまた異変に気付いていたんですね。
「千早……これからはできるだけ、楼主(おやかた)のそばにいてやっておくれ。あの方を支えられるのは、なんだかんだいって、あんたしかいないとあたしは思うよ」
千早っていうのは花魁としての凛ちゃんの名前、いわゆる源氏名ね。
「いきなり何を言い出すの?私は、この店で働く遊女でしかないのに……」
まるで時雨様の妻か恋人に向けるような言葉を向けられて困惑する凛ちゃんに、お菊は衝撃的な言葉を口にする。
「もう誤魔化さなくていいよ。あたしは、とっくに知ってるんだ。あんたたちが夜になると、あの地下室で何をしてるのか……」
地下室の存在も、時雨様との関係もお菊には知られていたっていう。
疲れきったような笑みを浮かべながらお菊は続ける。
そして、お菊はその「秘密」について語り始める。
まずは先代、つまりは時雨様の父の利助のこと。
「先代の死因は、事故死なんかじゃないよ。あれは復讐さ。楼主の―時雨様のね」
いくらなんでも実の親を、と狼狽する凛ちゃんに対し、お菊は利助が時雨様の本当の父親ではないことを告げる。
時雨様の生い立ちもなかなか複雑なものらしく……
時雨様の母親は公家のお姫さんで、家が没落して身売りされる寸前で利助が口説き落として妻にしたらしい。
けれど、世間からは亡八と呼ばれ蔑まれる廓の楼主が夫であることに我慢できず、そんな利助自身も酒を飲んでは浮気を繰り返していたようで、時雨様の母親は別の男の子供を身篭る。それが時雨様だったのね。
母親に瓜二つの幼い時雨様に対して、利助は腹立ち紛れに殴ったり蹴ったり、熱い煙管を押し当てたりと暴行を繰り返していたらしい。
凛ちゃんが見た時雨様の体の傷はやはりこういうことだったんですね。
自分の立場を悪くするだけの不義の子である時雨様に対し、母親は乳をやるのも渋り、結果としていつの間にか時雨様を残して去っていってしまう。
と、これまでの経緯から考えて、時雨様が利助を殺めたのは、左目を
煙管で刺された事故をきっかけに、抵抗する術のなかった幼い頃から募らせていた恨みが爆発したからなのかと想像がつくけれど……。
「だから、復讐なのね……小さい頃にひどい目に遭わされたから、時雨様はご隠居様を……」
ところが。
「……それは、どうだろうね」
お菊によるとそれは違うらしく。
「利助様に対しては、そりゃあ含むところもあっただろうけど、自分の立場は弁えていらしたよ」
「時雨様もたくさんの習い事をさせてもらって、店を継ぐことを約束されて、一応の義理は感じていたはずさ」
「殺したいほど恨んでいたわけじゃなかった、ということ……?」
「どうして時雨様は……あの夜、ご隠居様を」
凛ちゃんの疑問に対して、お菊は。
「あんたのためだとあたしは思うよ」
「抵抗のできない子供をいたぶるって意味じゃ、時雨様がされてきたことと同じだろう?千早だけは同じような目に遭わせたくなかったんじゃないかね……時雨様はあんたを守ろうとしたんだよ」
「あんたを傷つけようとした利助様を、どうしても許せなかったんだ」
時雨様がたまに悪夢を見ていることもお菊は知っていて。時雨様が抵抗を見せていた相手は、幼い時雨様から見た利助だったのだと凛ちゃんは悟る。
「だから……だからあたしは、あの方のすることを見過ごすしかなかったんだ」
も、もしやこれは……。
「あの方が、地下室で遊女にしていることを知っても、黙って後始末をするしかなかったんだよ……!」
やっぱりお菊は事情を全部知っていて、それでも時雨様を不憫に思ってずっと一人で抱え込んできてたんだね。
お菊さん……。゚( ゚இωஇ゚)゚。
「気鬱に陥ると、遊女を折檻して、いたぶられてるのは自分じゃないと確認しないではいられないんだ」
―恍惚として糸里を笞打っていたあの行為は、崩れそうな精神の均衡を保ち、表向きの顔を繕うために、彼にとってはどうしても必要なことだったのだ。
「でも、満足そうなのは途中までだった……時雨様は糸里の首を絞めて、それから急に悲鳴をあげたの……」
「先代と同じことをしてる自分が、一気におぞましくなるんだよ。何をしたって、あの方は救われやしないんだ」
悲嘆に暮れてすすり泣くお菊。
「ねぇ、千早、お願いだ。あたしにはもう、あんたしか頼みの綱がない」
「あの方の目が見えなくなっていくことが、不吉な予兆の気がして仕方ないんだ。だけどあんたがあの方のそばにいれば、まだ踏みとどまってくれるかもしれない。
どうか時雨様を助けてやっておくれ……―」
お菊さん、本当に辛かっただろうな……。ある程度予想はしていたけど、呆然とする凛ちゃんと一緒になって私までつい呆然としてしまった(∩´﹏`∩)
というわけで、今回はなかなかに急展開な感じでしたが、一旦この辺で切ろうかと思います。
次回はたぶん、凛ちゃんと時雨様の出会いについて書いた後、またしても急展開な予感w
ではでは、また次回に続きます!!