煙管と生活の情報が満載のサイトです
御礼
遅くなってすみません!m(._.)m
坂本龍馬のうちわ!
ありがとう!(^O^)
ストール
ファッションに合わせて使わせていただきます!
ありがとう!(^O^)
ふと。。。
煙管買おうかな?と
たま~~~に思ったりしてました!
ありがとう!(^O^)
いろんなハチミツってあるんですね?!
ハチミツ大好きです。
ありがとう!(^O^)
これからの季節
特に大事!
助かります。
ありがとう!(^O^)
しじみは身体にいい~~~!
助かる~~~”
ありがとう!(^O^)
スマホクリーナー
役に立ちます。
ありがとう!(^O^)
またまたつまみ缶!
私はいつもこのまま食べます。
充分美味しいですよ!
ありがとう!(^O^)
レバーペースト~~~!
これ!
大好物~~~!
ブラジルにいた頃よく食べてました~~~!
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ちょこっと小腹空いた時に助かる~~~!
ありがとう!(^O^)
日本酒~~~!
近々飲ませていただきます!
ありがとう!(^O^)
これはビールの時にいただきます。
ありがとう!(^O^)
続く。。。
煙管をもてはやすデイトレーダーたち
与力・浦部彦太郎
◆(鬼の平蔵)の名は、京都・町奉行所でも知らぬものはない。
それときいて、西町奉行所の与力・浦部彦太郎が同心三名と共に、津国屋へ駆けつけて来た。浦部彦太郎は、むかし平蔵が世話になった、かの浦部源六郎の長男であり、父亡きあと家をつぎ、奉行所の与力職を奉じている。
(三)艶婦の毒
◆大泉の大庄屋・渡辺喜左衛門屋敷へ到着をすると、「おう、おう・・・・・」両手をひろげ、異様な叫び声をあげつつ、浦部彦太郎が、戸板の上へ半身をおこし、両手に抱えた太刀にもたれかかっている長谷川平蔵の傍へ駆け寄り、「ご、ごぶじで・・・・・ごぶじでございましたか」「おお。切りぬけたよ、彦さん」「ありがたい・・・・・ありがたい・・・・・」浦部与力は感動のあまり、へなへなとひざを地につき、むせび泣きをはじめたのである。
(三)兇剣
◆忠吾の婚期が遅れたのは、ほかでもない。かつて、長官・長谷川平蔵の共をして京都へのぼった折に、京の町奉行所・与力をつとめている浦部彦太郎に見込まれた忠吾は、浦部のむすめ妙と婚約がととのった。ところが、その後の妙は病床につくようになり、数年の闘病の後に亡くなってしまったのである。
(十六)影法師
◆このたび、浦部彦太郎は公用によって出府し、昨日をもって用済みとなったので予定のごとく、長谷川平蔵を訪れたのだ。
「明後日には、江戸を発ちまする」
と、浦部がいうので、
「さほどに急がれるか・・・・・」
「何分、御役向きのことゆえ、ゆるりとしてもおられませぬ」
「長谷川様・・・・・」
「うむ?」
「木村忠吾殿は、いかがでございますか?」
浦部も、江戸へ来たからには、忠吾の顔を一目見て帰りたいのだ。
やがて、木村忠吾が鰻屋の二階へあらわれ、
「浦部様・・・・・」
手をついたなり、めっきりと白いものが増えた浦部彦太郎の老顔に見入ったまま、絶句してしまった。
浦部は、うれしげに笑いながらも、両眼へうっすらと泪を浮かべ、何度もうなずいて見せた。
(十六)見張りの糸
◆長谷川平蔵の亡父備中守宣雄が、京都の町奉行だったときに、右腕ともたのんだ浦部源六郎の子息で、いまは父の跡をつぎ、与力となっている浦部彦太郎は、公用で江戸へ来たときには、必ず顔を見せるし、たがいに文通を絶やすことがない。
その浦部彦太郎が、京都から、平蔵に手紙をよこしたのは、かの[ふたり五郎蔵]の事件の片がついて間もなくの、或日のことであった。
達筆の手紙の内容は、大意つぎのようなものである。
ちかごろ、京の町にひんぴんとして、火つけ強盗が出没し、町奉行も困っているという。まだ、大火にはならぬが、江戸と同じように、火つけをされると被害が層倍のものとなるので、
「われらも必死に・・・・・・」
探索(たんさく)をしているが、一向(いっこう)に手がかりがつかめぬと浦部は書いてよこしている。
現に[ふたり五郎蔵]のときも、盗賊・暮坪の新五郎一味は、火つけ強盗をやろうとしていたのだ。平蔵は、取りあえず、与力の佐嶋忠介を呼び、浦部彦太郎の手紙を読ませた。
「これからは、火つけ盗(づと)めが江戸へも移って来るやも知れぬ。万事、気をゆるめずにたのむ」
佐嶋は、黙然としてうなずいた。
(二十四)特別長編 誘拐 相川の虎次郎
浦部彦太郎に関わる者
坂巻弥右衛門
・北町奉行所の与力・坂巻弥右衛門というのが浦部と遠縁の間柄なので、八丁堀のその居宅へ滞留していると、浦部はこたえた。
(十六)見張りの糸
妙
・浦部与力のむすめ・妙と、同心・木村忠吾が、かつて許嫁の間柄であったことはすでにのべた。
ところが、妙は数年の闘病の後に亡くなり、そのころの忠吾の悲嘆ぶりは非常なものであった。
(十六)見張りの糸
堂ケ原の忠兵衛
・和泉屋忠兵衛がお盗めから足を洗う、十七、八年まえの名前。
(十六)見張りの糸
木村忠吾
・浦部彦太郎は、長谷川平蔵の供をして京都へあらわれた木村忠吾の、どこを見込んだものか、
(これぞ、わがむすめの聟に・・・・・)
と、熱望しただけに、いまも忠吾の身を何かと気づかっているし、忠吾もまた、江戸と京都にはなれていながら、浦部にはよくつくしているらしい。
(十六)見張りの糸
・一時は、同心の木村忠吾と浦部の娘との縁談がととのい、これは、娘が病死してしまい、いたく、忠吾を哀しませた。
(二十四)相川の虎次郎
長谷川
平蔵
・「これ、和泉屋・・・・・いや、堂ヶ島の忠兵衛」
「げえっ・・・・・」
「おのれどもは、京都町奉行所の与力・浦部彦太郎を存じていような」
「あっ・・・・・」
「おのれどもには、むかし、さんざんに煮え湯をのまされたそうな」
「お、恐れ入り・・・・・」
「浦部は、つい先頃、江戸へ来ていて、おのれの面(つら)を見とどけたのじゃ。先刻の浪人どもが闖入(ちんにゅう)して来なくとも、もはや逃(のが)れぬところであった」
(十六)見張りの糸
・「浦部も、さぞ困っていることであろう」
嘆息を洩らした平蔵が、亡父遺愛の銀煙管(ぎんぎせる)を手に取り、
「他人事ではないわ」
と、つぶやいた。
(二十四)相川の虎次郎
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原田さんの馬の走らせ方は、無茶苦茶で。
とても考え事をする余裕などなく、振り落とされないよう、馬の首にしがみつくのが精一杯。
駆けに駆けた足取りが漸く緩んで、辺りを見回すと既に船岡山の山頂まで来ていた。
木につながれた馬が、下草を食み始める。
私は原田さんに腕を取られ、引きずるようにして京の町を一望できる場所まで連れて行かれた。
「ほらよ」
うっすらと春霞のかかった町並みを顎で示される。
何を求められているのかわからず、眼下に広がる眺めと原田さんの顔を見比べた私に、原田さんの眉が寄った。
見本を見せてやる、と一言告げ、原田さんが大きく息を吸い込む。
次の瞬間、彼の口から発された名前に、びくりと体が強張った。
「山南、敬介ぇーーーーーーーーーーっ」
遠く東山にぶつかって、跳ね返ってくるのではと思えるほどの大声で、原田さんは山南さんの名前を呼び、私に流し眼をくれると唇をねじ曲げて笑った。
「あてつけがましく切腹なんかすんじゃねぇっ、陰険野郎ーーーっ」
「ちょっっっ――――――」
ぎょっとした。
一体何を言い出すのかと、羽織の袖を引く。
私の驚愕や戸惑いには頓着せずに、原田さんはまた大きく息を吸い込んで。
「てめぇのせいで、どいつもこいつも辛気臭くってかなわねぇんだよっ!」
「やめてっ、原田さんっ!」
「新八の愚痴に毎晩付き合わされる俺の身になれってんだ、畜生めーーーっ」
「やめてったら!」
死者を冒涜する言葉を、薄笑いすら浮かべて吐き続ける原田さんに腹が立ち、腕を引くと同時に足を払った。
バランスを崩した原田さんが土の上に、尻もちをつく。
「痛てっ!なにすんだよ、お前は」
「それはこっちの台詞です!死んだ人に鞭打つようなこと、よく言えますね」
襟首を掴んで詰る私の手を、原田さんが振り払う。
片眉を跳ねあげ、目を眇めた呆れ顔。軽いため息。
「鞭打たれたのは、お前らだろうが。ホトケだからって何を遠慮することがあんだよ」
逆に襟を掴まれ引きずり立たされた。
「打たれて尻尾巻くなんざ、お前らしくねぇんだよ。打たれたら打ち返せ」
面倒くさ気な口調と裏腹の、熱の宿った眼差しを私に据え、原田さんは片手を広げて霞む甍(いらか)の波を示す。
「お前だって、言いたいことあんだろう?溜めこんでっから、あんな顔してふらついてたんだろうが。
綺麗事言ってねぇで、溜めこんだもん全部、ここで吐け。でねぇと、真っ黒になっちまうぞ」
「・・・真っ黒」
原田さんの強い視線から目を逸らせないまま、私は握り締めた手で胸元を擦った。
ここで渦巻いたまま、一向に晴れてくれない靄。
きっと、それは真っ黒で。感情を言葉にしてしまったら、その黒さに飲み込まれそうで怖かった。
でも、違うのだろうか。
原田さんの言うように、吐きだしてしまえば私は元の色に戻れるのだろうか。
土方さんが思うような、闇夜の桜のように美しい光を宿せるだろうか。
広げられた原田さんの腕を追って視線を巡らせ、眼下に広がる眺望を見渡す。
ここから叫んでも、誰にも聞こえない。
原田さんしか聞いていない。
そう思えば、ふっと気が楽になった。
先ほどの原田さんに倣って、大きく息を吸い込んでみる。
木蓮の甘い香りを感じながら、山南さんに言いたい言葉を考えて。
「山南さんの、馬鹿野郎ーーーーーーっっっっ」
口にするなんてもっての他で、そんな風に思ってしまうことすら後ろめたかった想いが、叫んだ途端霧散した。
もっとだ、もっと言えと原田さんにけしかけられるまでもなく、湧きあがって当然の感情だと思うことができた。
墓前で涙していた伊東さんと、風に舞っていた桜の花びら。
肩をすぼめて遺品の整理をしていた近藤さんと、彼が纏っていた山南さんの部屋に差し込む光。
山南さんの散歩に付き合って、気鬱に効くらしいと紫蘇の葉を掲げて見せた沖田さんの笑顔と、煎じられた紫蘇茶の香り。
脳裏をよぎる光景に、今まで堪えようとした分どんどん感情が激してくる。
屯所から出してやった方がいいのだろうがと呟いた土方さんが、燻らせていた煙管の煙。
昔から、子供や動物に好かれる人だったと、昔を懐かしむ声の響き。
山南さんを斬りたくはないと呟いた声の苦さ。
そして、「歳三さん」と呼び掛けた時に閃いた痛み。
「わかってたくせにっ! どれだけみんなが辛い思いするかわかってたくせに・・・・・・」
沖田さんが斬り落とした首を、土方さんがどんな想いで清めたのか。
それを思うと、胸が引きちぎられる思いがする。
どれだけ罵っても、詰っても足りない。
そう思うのに、喉が灼けて声にならず、私は顔を覆ってその場に蹲った。
「もう、終いかよ」
声を殺して啜り泣く私のすぐ傍に、しゃがみこむ気配がして。
「お前は、つくづく吐きだすのが下手くそだな」
呆れた声と、聞えよがしの大きな溜息が乱れ落ちた前髪にかかる。
「山南さんに、腹ぁ立つか」
問われて、顔を覆ったまま肯いた。
「憎らしいのか」
重ねられた問いにも肯く。
「なら、なんで泣く」
両手首を掴まれ、無理やりに左右に開かれ、涙の膜の向こうに見える原田さんの顔は、笑っているように見えた。
「腹ぁ立って、憎ったらしいなら、墓に小便でもひっかけてやればいいもんを、なんでお前は泣いてんだ」
「だって・・・・・・っ」
悲しいに決まってると言いかけて、言葉を飲んだ。
それなのに、原田さんは、なんで悲しいのかと問うてきた。
「憎い奴が死んだってえのに、なにが悲しいんだ」
「憎い奴じゃないっ!」
叫ぶと同時、掴まれていた手を振り払った。
「私は、山南さんが好きだった!好きだったから腹が立つし、悲しいのよっ!好きだったのに、憎らしく思ってしまうのが辛いのっ!苦しくてたまらないんですっ」
気がつけば、本当は山頂で町に向かって叫ぶはずだった想いの丈を、原田さんにぶちまけていた。
「山南さんが死んだら悲しいに決まってるのに、泣かれたら辛いとか意味わかんないっ。憎めばいいって言っておいて、私の作った足袋履いてお腹切って・・・そんなことされたらどうしていいかわからない!泣いたらいいのか、憎んだらいいのか、怒ったらいいのか・・・・・・・っ」
叫びながらも、次々に涙が溢れて。
ついには言葉がでなくなって、
句した。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった私を、原田さんは、顎を撫でながら冷めた顔で眺めまわした後、口を開いた。
いたってなんでもないことのように、たった一言。
「全部やりゃあいいじゃねぇか」―――――と。