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崖の上の会話

※BL妄想小説です

閲覧にご注意くださいね

月の雫には、

今夜も会員が足を運んでくる。

俺はいつもと同じ場所に立って、

顧客を笑顔で迎えた。

「堤様、

いらっしゃいませ」

「梅雨時期らしく、

あいにく今夜も雨だね」

「ええ。

けど……いい夜です」

確かに連日続く雨は、

少々鬱陶しくもある。

だが、夜空を見上げて小さく

ため息を零す客にそう言うと、

はっとした表情を見せたあと

ニコリと微笑んでくれた。

「ああ、そうだね。

マネージャーのきみが

そう言うと、不思議と

そんな気がしてくるよ」

「それは光栄です」

客と短い会話を交わし、

ページボーイに案内を任せる。

その背を見送っている背後から、

「ニノ」と名前を呼ぶのは松本
さんだ。
「やっぱりニノじゃないと
サマにならないね。
一時はどうなることかと
思ったよ」
三か月も前の話を持ち出されて
しまった―――とはいえ、それも
無理はない。
あの時、一週間と申請しておき
ながら休暇を二日ほど延ばして
しまったのだから。

『根こそぎ奪う』と言った大野の

言葉に嘘はなかった。

六日間はほぼ監禁状態で、ベッド

からもほとんど出られない日々を

強いられた。

そのせいで最後は食事も喉を

通らないほど二日間寝込み、

大野の馴染みの医者……そう、

相葉くんにわざわざ別荘まで出張

してもらうはめになったのだ。

『呆れた……。

ヤりすぎて寝込むなんて

聞いたことないからね、俺』

熱の理由が理由なので相葉くんには

かなり呆れられてしまい、さすがの

俺も小さくなった。

ブツブツと小言を並べる一方で、

どこか嬉しさを隠しきれない様子の

相葉くんを見てしまえば尚更だ。

色々―――。

本当にいろんな意味で、我儘を

口にすることは二度と止めようと

考えさせられた。

「……すみません」

どこまで松本さんは知っている

のか、詮索してくることはしない。

確認する勇気もないのだが、

おそらく聞いてみたところで

松本さんはのらりくらりと適当に

かわすだろう。

「ニノがいなくて

寂しかったし、大変だった。

やっぱり俺にはフロントは

もう出来ないなあって、

つくづく思い知ったから」

まるで子供のような言い方をする

松本さんに、微笑んだ。

「松本さん……」

「だからこれからも

しっかり頼んだからね」

「はい、もちろんです」

「あ、ほら。

お客さまが見えた」

この機会に改めて礼をしたかったの

だが、アプローチに車が止まったので

お預けになってしまった。

でもまあ、いい。

いまでなくとも、これからいくらでも

機会はあるのだから―――。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*

『今夜はもうあがっていいよ。

明日は有給でもいいから』

六月十七日。

二十四時を回って早々、今日は

俺の二十八歳の誕生日ということで

気遣ってくれたのか、松本さんに

急かされるまま、いい気分で家路を

急ぐ。

月の雫まで乗りつけてきた車は

途中でコインパーキングに預けた。

傘も差さず、小走りでマンションに

向かう途中、昔の出来事を脳裏に

蘇らせる。

大野に声をかけられて拾われた、

あの夜から今日でちょうど、まる

十一年だ。

あの夜も雨が降っていた。

家を出たばかりで浮かれていて、

わざと水たまりに入って飛沫を

跳ねさせ、くるりと回って踊った。

♪ワン・ツー・スリー♪

「♪アン・ドゥ・トロウ♪」

懐かしさにおかしくなり、

くるりとその場で回る。

見知らぬ男について行くなど無謀

以外の何物でもなかったが、

いまから思えば、あの時の自分は

好奇心のほうが勝っていたのだろう。

きっと、それまで出来なかった

ことをしてみたかったのだ。

「♪ワン・ツー・スリー♪」

歩道の上でまたくるりとターンした

時、視線に気がついた。

「……なによ。

声かけてくれたらいいのに」

ばつの悪さに、唇を尖らせる。

前方に目をやると、マンションの

前に停まっていたベンツが去って

いくところだった。

ルームミラーで見ているに違いない

若い運転手に頭を下げる。

「楽しそうに見えたからな」

大野が双眸を細くした。

明らかに面白がられているのが判る。

十七歳の頃の出来事を再現した

あげく、それを当事者に見られる

なんて―――これほどみっともない

ことがあるだろうか。

「俺のことは気にせず

好きなだけ踊ればいい」

さらには、これだ。

「悪趣味だね」

わざと舌打ちをした。

『おまえ、頭が弱いのか?』

雨の中、くるくると踊る俺を見て、

大野はそう言った。

いつもなら腹を立てていたであろう

一言も、その時は全く気にならず、

かえって高揚した。

自分はもう昨日までの自分じゃない。

これまでの自分は捨てたんだ、と。

「智に下心があるなんて

知らなかったから。

俺、ついて行ったんだよ」

大野がもしロマンティストで多弁な

質だとしたら「下心じゃなくて

恋心だ」もしくは、「一目惚れだ」

などと、甘い言葉を語ってくれたの

だろうか。

そんな起こりもしないことを頭の

隅でぼんやり考えながら意趣返しの

つもりでそう言うと、大野が真後ろに

聳え立つ豪奢なマンションを一度

仰ぎ見て、こちらへと視線を戻した。

「まだ踊るつもりなら見ているが。

そうじゃないなら一緒に帰るか?」

「――――」

過去と現在が交差する。

『だったらウチに来るか?』

全てはあの一言から始まった。

あの瞬間、

あの出逢いで、

俺の人生は大きく変わった。

そして、いまは「来るか?」が

「帰るか?」になった。

その事実に、自分の過ごしてきた

月日が無意味ではなかったのだと

実感出来る。

大野も同じように思ってくれて

いたら嬉しい。

大野の傍まで駆けて行き、

スーツの腕を取った。

「帰ろうっ。

……ってそれ、何?」

ぐいと腕を引き、大野を急かした

ところで、反対側の手にぶら下がって

いた紙袋にいまさらながらに気がつく。

「ケーキだ。

おまえの誕生日だろう、和也」

「お、覚えててくれたの?

まさか、ケーキも智が…?」

「これは櫻井からだ。

誕生日だってならケーキくらい

用意しろってあいつが持たせた」

「…………」

『二宮さんの誕生日という

ことでしたらケーキの一つでも

用意して帰るべきです。

きっと喜んでくれますから』

きっとそんなことを言ってくれた

であろう、櫻井さんが目に浮かぶ。

さすがは大野のことを十二年間

一番近くでずっと支えてきた、

若頭補佐だ。

そして、やはり大野は大野だ。

大野が自ら用意した甘さまでは

ないにしても、今日が何の日

なのか俺が何も言わずとも覚えて

くれていたのだ。

そしてそれを櫻井さんに話して

くれていた。

そんな智でいい。

そんな智がいい―――。

「ありがとう、智。

俺、すごく嬉しい」

素直に礼を伝え、

引いた腕に自分のを絡める。

「機嫌がいいな」

これには、大きく頷いた。

「俺の人生、

案外バラ色なのかもね」

差し引きゼロどころか、充分すぎる

くらい満ち足りた日々だ。

隣には大野がいて、

大事な人たちに囲まれ、

これ以上望むことはない。

「バラ色、か」

ふっと大野が笑む。

穏やかなその横顔を前にして、

たったこの程度でときめく自分の

手軽さに呆れる一方で愛しくも

なってくる。

しぶとく十七歳の頃の初恋を叶えた

のだから、胸を張ってもいいはずだ。

「いい月だね」

大野の腕に手を添えたまま、

夜空を仰ぎ見る。

雲の切れ間から覗く下弦の月は、

ずっとそうだったように今夜も

柔らかな光を放っていた。

紫紺の絨毯に嵌め込まれた青白い

原石のように美しく、無数の針の

ように落ちてくる雨は、まさに

月の雫。

誰しもが持っている、胸の奥深くに

ついた傷痕を優しく癒してくれる

ようだ。

「……ああ」

大野も同じように仰ぎ見て頷く。

幸せだな、と思った。

心底惚れた男に惚れられ、

寄り添える人生はまさしく

バラ色で、幸福に満ちている。

はたから見れば特異な生き方で、

今後も平穏にはほど遠い日々が

っているのだとしても、自分
自身で選んだ人生だ。
悔いはない。

―――全部乗り越えてやる。

愛しい男の温もりを感じつつ、

夜空に浮かぶ月に誓った。

「魔王」、全69話で無事に

脱稿です。

ご愛読ありがとうございましたドキドキ

「あとがき」はまた明日にでも

綴りますおねがい

作品保護と自身の保護のためアメンバー

管理を随時行っています。

お手数ですが、お話を読んだあとはその都度

「いいね!」を残していただけるようお願い

します。

ご協力いただけないアメンバーさん、あまり

こちらに見えていないと私が感じたアメンバー 

さんは、整理対象者となることをご了承ください。

会話に関するお役立ち情報満載です

いつもコメントやメッセージ、いいね!など

ありがとうございます(*^▽^*)

はじめましての方は

こちらもどうぞ→「」

今日の記事は

の続きです。

医師との面談の結果を施設の方へも伝え、

もう一度クロおばさんにも電話で確認しました。

クロおばさんは私と同じく

迷っていました。

ウメおばあちゃんが苦しまずに済むのなら

ペースメーカーを入れるべきなのかということを。

でもそこで思い出すのは

おばあちゃんの細い体。皮膚の弱さ。

そして、元気だった頃のおばあちゃん。

認知症ではなかった頃から

おばあちゃんは大の病院嫌いでした。

何かあって病院へ行った方がいいと家族が言っても

決して行くことはありませんでした。

認知症の症状が目立つにつれ

病院への抵抗は無くなったのだが、

もし認知症でなかったら、おばあちゃんは

”病院へは行かない、手術はしない”と言ったに違いない。

今は認知症なので、

”もし認知症でなかったら”ということを

考えること自体が意味のないことかもしれないけれど

何となく、考えてしまうのでした。

そして医師から、チームで話合った結果を聞くことになり

再び病院へ。

約束の時間から30分が過ぎた頃

面談室へ呼ばれました。

何だか、あっさりしていました。

チームの誰かが反対するという話はどうなったんだろう・・・?

もちろん、ペースメーカーを入れなかった時に起こりうる話は

たくさん聞きました。

体調は安定していると言っても脈は遅いままなので

時々ぼーっとしたり、会話や行動が遅くなったり、

施設へ戻っても今までと同じように過ごすことは

出来ないかもしれません。

またすぐに入院することになってしまうかもしれません。

その場合も、またこちらの病院で

見ていただけるということもなりました。

あらゆる可能性を考え

覚悟した上で決めたのですから、

これで良かったと、家族は安心したのです。

・・・しかし、それだけでは

終わりませんでした。

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会話 おいしさと楽しさと健康と

こんばんは。

『あなたの個性』『自分らしさ』を最大に引き出す、アフリカとHIPHOPのセレクトショップ、『Crazy Funky Cool』店長の野地 麻理子(ノヂ マリコ)です。

このときの記事にも書きました。

“こんな時にしか行けない”

Act the fool ショウ君のサロンにお邪魔してきました!

人生初のフルブレイズ。

ボランティアの、

ボランティアによる、

ボランティアのための、

髪型。

10年以上前、

ミクシィ時代から世話になってます。

バリでも

ケニアでも

大絶賛拍手100点

アフリカに行くのですから現地でやってもらえばええやんという話ではあるのですが、

10年前のただの会社員時代、

当然ぶっ飛んだ髪型はできず、

ちまちまと4分の1のコーンロウをしてもらっては、

反対の髪の毛で隠して出勤という涙ぐましい努力をしてきた上に、

ショップ側としても、

利益率の薄いしょうもない客だったことだろうと、

自分がショップを運営して痛感しました。

だからこそ、

いつも全力で編んでくれたショウくんに金を落としたかったのです。

このスピードで6時間

目を閉じても編めるそうで、全く疲れないというのだから尊敬。

しかも彼、

おもしれ〜んだ笑い泣き

WeハートSingle

チーム独身(笑)

職業柄、色々聞きすぎましたね(笑)

しかもお互い親に、

『結婚する気はありません宣言済』(笑)

仲間がいると嬉しいものですね。

✔️全く魅力感じないんすよねー、結婚に。

他、この6時間での会話の一部

✔️健康診断は受けた方が良い。
✔️10年前との違い→酒が抜けないw

✔️砂漠に雪降った異常気象
✔地球滅亡説
✔️テレビでは報道されない3.11の裏話
✔️俺、3.11のとき余裕でうんちしてました(www)

✔️キャンピングカー(みたいなやつ)買って、海辺に住みたい。
✔️平井大ちゃん好きなのに、俺舞台裏で会ったことあるんすけど、マジで色々ダサかったっす!
(私も好きなのでショックでした。)
✔️キャバクラに出張で編みに行った時の、ナンバーワンの性格の悪さ。(続きはここには書けない。)

✔️お互い好きなことしましょうね。

というわけでゲラゲラ笑ってたらあっという間の6時間でした。

エクステは、写真のやつを5本ほど使ってます。

とりあえず忙しさを理由にサボってきた健康診断をしなきゃなぁと真面目に思いました。

当店のオリジナル、ケンテベースボールシャツを着てきてくれました!

この度も大変満足でございます!

特殊ヘア・ブラックヘア専門店

最後までお読みいただきありがとうございます。

お問合せ等ございましたら、お気軽にご連絡ください。

◆アフリカ×HIPHOPの融合◆

ハンドメイドアクセサリー インポート通販

~CrazyFunkyCool~

野地 麻理子(ノヂ マリコ)でした^^

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

「疲れが取れない…」と思ったときに試してみたい5つの会話

追記

「 葬式だっちゅ〜に 」 トイレ編

青森から 戻る途中

車中で ずっと気になっていた

青森のねぇ〜ちゃんちの トイレに置いてあった

謎の「 メモ 」の 話になった

佐原のねぇ〜ちゃんも 気になっていたようだ( 笑 )

母上殿は 気が付かなかったみたいだが

気になって

青森のねぇ〜ちゃんに電話して 聞いてくれた 📱

「 ションベンした 回数だと! 」 👵🏻

くぅ〜

おしい・・・

あたしぁ てっきり ウン○した回数かと・・・
( 💩 へっ へろぉ〜、呼んだっ )

ちょっとだけ 😜
( 💩 ぷっ ありがとっ )

( いちいち ウン○と会話すなーーー )(๑˃̵ᴗ˂̵)

勘定すんのは いいんだけれども

日付を区切ったり、一日何回?
とか 分けて書かねぇ〜と
意味なくねっ

みたいな 😝

センキュ〜 青森

不思議な 正の字に 思わず パチリ 📱

🎤 HIROAKI SONOBE
YouTube
「 0177 」

多彩な会話生活空間

雨の一日、寒いくらいの気温でしたが、吹き飛ばすようにお出かけ日和(笑)

久しぶりの花の和メンバーとのお出かけは、春から楽しみにしていた

群馬のwaonさんのオープンガーデンへラブ

道路の上から見えたガーデンは、素敵すぎて、車中で大興奮(笑)

あ!カッパ軍団が叫び 見ないことに(笑)

車庫かしら?これも手作り?

モルタル小屋が一つでも欲しいと思っているのに、何軒あるのかしら?

素敵なコーナーが(全部ですが)

まん中の一番大きな小屋でランチが頂けますよ音譜

ディスプレーも素敵です音譜

外のテーブルも音譜

こんな柵も素敵ですね☆

こちらは、委託作品があるコーナー

10cmに満たない可愛いベアちゃんラブラブ

値札があるのは、買えますよ( *´艸`)

お茶が冷めないうちに頂きましょう( *´艸`)

アフタヌーンティランチ~サンドイッチにシフォンケーキにスコーン

素敵な小屋で、美味しいランチを堪能しました音譜

オーナーさんとのお話も楽しくて音譜 ワイワイガヤガヤ(笑)

雑貨も素敵なものばかりですラブ いつまでもいたいけど(笑)根っこが生えそう( *´艸`)

名残を惜しみながら

この後、ジョイ本とガーデンカンパニーで花苗を見て来ました音譜

みんなでウロウロ音譜

雨でしたが、屋根のあるところに移動し
てあったので、見やすかったです音譜

その後、すぐ近くのパン屋さんへ音譜

美味しいパンを買いこみました(笑)

待ち切れず、車中でパンを頬張りました( *´艸`)

雨でも楽しい車中の会話~くしゃみをした方いませんか?(笑)

waonさんは、予約制です

群馬県太田市

instagram:waon.k

秋のお出かけシーズン、最初から、素敵な所で楽しんで来ました音譜

ringuちゃん、運転お疲れ様でした音譜

皆さんも素敵な週末をお過ごしください

ご訪問ありがとうございます*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆今をたいせつに*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆ 


会話 関連ツイート

[会話で使えるダジャレ集]  アイス: アイスはあいつの
RT @Yano_Akiko: (続き)「実は糖尿病で。でもアイスクリーム大好きなんです」「じゃフロウズンヨーグルトは?」で私も自分の買い物をしてレジで支払い中、彼は「これにしました、無糖のフロウズンヨーグルト!」って箱を見せに来たので、それならお母さん喜ぶねって。知らない人と…
「今日はめっちゃ話せたね」と言われますが、
実は口下手です。聞いてるだけでした。
でも相手の中では、会話が弾んだと思い込んでいるのです。
なので、何を話すかではなく、何を聞くか。
これを意識しておいてください。
リプにも対応していますが返信はランダムです。会話はできません

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