昨日。
通い慣れた芸術劇場。
またひとり、
友人を「イキウメ」に引き込みました。
最近は下ばっかり。
先日、紀伊國屋演劇賞を受賞された劇団イキウメさん。
私が推すとミーハーに聞こえてしまいそうですが、ほんとに実力才能、素敵な劇団です。
図書館的人生vol.4
襲ってくるもの
作 演出 前川知大
@東京芸術劇場シアターイースト 6/3まで
キャスト
浜田信也 安井順平 盛隆二
森下 創 大窪人衛 田村健太郎
小野ゆり子 清水葉月 千葉雅子
まだ「聖地X」「太陽」「天の敵」「散歩する侵略者」しか観てない新参ファンサッチー。
図書館的人生シリーズはお初。
今回、意識のなかの魔物「感情、衝動、思い出」についての
短編集。
ネタばれにご注意ください↓
美術は、遠近方に吸い込まれそう🌀
去年のシアターイースト、「天の敵」に比べてセットはシンプル。
まったく話も別物だけど、なんだかバリータークみたいな世界観も感じる。精神世界っぽいし。
#箱詰め男
これはね、安井さんが声の出演のみだから。
一瞬、録音?と思いきや↑ちゃんと生で!
前川さんお得意のぶっ飛んだSFで、いまのネット社会、AI社会を皮肉ってる。
「嗅覚」がキーなのだけど。
わたしも嗅覚や、ある風景、季節の行事で楽しかったけどいま、亡くなった親族を思い出すと懐かし過ぎて封印している思い出まで、勝手に思い出せられるのはつらい。地獄だ。
可哀想なお父さん💻💡
アメリカ帰りの息子役の盛さんが、進化していた。いままでは、脇のイメージだったけど。
この
短編集では、盛さんワールド全開で魅せられた。頭もブロッコリーどが増していた。
去年の「散歩する侵略者」から私の盛さんの株は急上昇⤴⤴
#ミッション
「太陽」を観てから、「憎たらしく理屈ぽい少年をやらせたら日本一で賞👑」をあげたいくらい大窪君を絶賛していますが。
憎たらしさ健在。
ドラマで大窪くんアテガキで
憎たらしい理屈少年やってほしい。(誉め言葉)
「絶対やってはいけない」ことをついやってしまう衝動。怖い。
どうでもよいけど、安井さんの家着の衣装が、上が本物のラルフローレン、したがばりばり偽物のラルフローレンって組み合わせにつぼった。
客演の田村健太郎さん、人が良いけど実はやばい佐久間役、良かった。
毎回、違う男性客演を使うのが新鮮。
#あやつり人形
「太陽」の葉月ちゃん再び。
わたしが観ている中で、イキウメさん、客席に話しかけるの初めてなんだけど。
ラスト、病気の母を縛り付け、自分のわがままで治療させたくないという妹と、絶対に助けたい兄。
うちの死んだ父にも、すきなもの、食べさせてあげたかった。
回りのひとのエゴで心配しているもんね。
🐱を長生きさせたいのも飼い主のエゴ。
自分のエゴ。本人たちは逆に苦しかったのかもしれないと死んでから思ったけど。
葉月ちゃん演じる娘と兄の逆の言い分を聞いていて、胸に迫ってきた。
崇拝する前川知大さんの脚本術にはただただひれ伏します。
SFなのに、リアルとのバランス絶妙。
全体的な感想として、
短編集だからか、いつもの衝撃的な展開は少ないけど。
頭のうえのもやもや☁
親切でやっていることが、相手の重荷、相手の足枷になってしまうこと。
わたしは特に反省します。
イキウメさん。
業界のかたのファン、多し。
身に覚えあるひと、ぜひ挑戦して受かって、サッチーを感動のるつぼ🌀へいざなってください。