メディアアートとしての短編
4年生が、国語の授業の中で各々ブックトークをする、ということで、担任の先生に頼まれてブックトークをしました。
子どもたちには
ブックトークをするにあたって、
まずはテーマを決めること
そのテーマに沿って本を紹介すること
などを説明してから、ブックトークスタート。
今日はらぁりぃ先生は「学校」をテーマにブックトークをします。
みんなの教室では席替えはどんな風にして決めてる?
子どもたちからはクラスでの席替えの様子がいろいろな声で上がります。
そこで本を出して…
この本のクラスでは成績順に座席が決まっていたんです。
「びりっかすの神さま」岡田淳
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クラスの中で一番成績の悪い子にだけ見えるびりっかすの神さま。転校生の始はたまたま座らされた席がビリの子が座る席だったことからその神さまをみることに…。そこからお話が動いていくんだけど、みんなは成績順に座ってるクラスってどんなクラスだと思う?
「いやだ〜」とか「あんまりよくない」とかまたいろんな声が…
そう、このクラスもあんまりいい雰囲気のクラスじゃなかったのよ。でもこの神さまをみることでクラスの雰囲気がかわっていきます。どう変わっていくかは…、読んでみてね。
今の本は教室が舞台のお話でしたが、学校には教室以外にもいろんなお部屋があるよね。
子どもたちから
「図書室!」「職員室!」「理科室!」〜
「校長室」
と声が出たところで、
そう「校長室」。
みんなが校長室に呼ばれる時ってどんな時かな。
めちゃめちゃ悪いことをした時、
逆にとってもいいことをした時…
次の主人公は
残念ながら悪いことをしたために
校長室によばれることになったの。
「ぼくのお姉さん」丘修造
この本には短編がいろいろと
入っているんだけど
その中に収められている
『歯型』のお話です。
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嘘をついて、そのことで
校長室に呼ばれたボクたち。
(子どもたちにはどんないけないことを
したのかも少し説明しました)
いけないことをしたということは
わかっているのにどうしてもそれを
認めて謝ることができなかった。
読むと心がキュッと痛くなります。
みんなにも経験があると思うけど
この、心がざわっとする感じ。
辛いけれど読んでほしいなと思います。
そして…3冊目…
いつものようにハルオは学校にいったけど
なんかみんなの様子がどこかちがうの。
前の席の子は服が後ろ前。
ポニーテールの子はお母さんが結び方を間違えたのか、ピーンと上向きに髪が立っている…。
そしてなにもしていないのに
ハルオは校長先生からめちゃめちゃ
ほめられてプレゼントまでもらっちゃうの。
「おともださにナリマ小」たかどのほうこ
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みんなこの題名、声に出して読んでみて。
子どもたちが各々読んでくれます。
なにか変でしょ?
「おともだち」じゃなくて「おともださ」になってる〜
〜しょうの漢字が「小」になってる〜
といろんな声があがります。
そうなの!
なんかおかしいでしょ?
実はこの学校は…!?
さぁ、どうなるかな?
今日は「学校」をテーマに3冊紹介しましたが、同じ本でもちがうテーマで紹介することもできます。
例えば最初に紹介した
「びりっかすの神さま」は
始とクラスの友だちとの話でもあるので
そこにスポットをあてて
「友だち」をテーマにした本として
紹介することもできますよ。
なんにしても
ブックトークで一番大事なのは
この本を読んでもらいたい、と思う気持ちです。
頑張ってね^^。
と、まぁこんな感じで
ブックトークをしました。
大雑把に子どもたちへした
ブックトークの内容を書きましたが
本当はもっと話しています。
今度は教室に
4年生の子どもたちによる
ブックトーク発表会を
私が見に行く予定です。
楽しみ^^。
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