マンU 気ままな村での、スローライフ。

昨日はレスターシティはFAカップの３回戦で３部のフリートウッド・タウンとアウェーゲームで対戦しました。イングランド３部チームと対戦という事もあり、レスターは主力を休ませてサブ組をメインとして試合に臨みましたがこれがもの凄くショッパイ試合でして０－０の引き分けで試合を終えました。岡ちゃんも後半１２分から出場し、良いプレーを見せたシーンもありましたが大勢を変えるまでは至りませんでした。（でも悪くはなかったですヨ）・・・。しかも試合内容はレスターよりもフリートウッド・タウンの方が優勢だったという・・・( ；´Д｀)

FAカップはホーム＆アウェー方式が取られており、引き分けの為、次戦はレスターのホームスタジアムのキングパワーで試合を行うとの事です。過密日程を心配する声もありますがレスターはCL、ELにも出場しないし、リーグカップも既に負けているので「まーっいいか！」と思います。

それよりも僕が驚いたのがFAカップの出場メンバーでした。

GK:ヤクポヴィッチ
DF:アマーティ、ベナルアン、ドラゴヴィッチ、チルウェル
MF:バーンズ、キング、シウバ、ジェームズ
FW:スリマニ、グレイ
 

出場機会があまり与えられていないメンバーがが主でしたがそこには今までピュエル氏が主力として扱っていたグレイ選手とチルウェル選手の名前が入っていたのです。これは敢えて主力の二人を使ったのかそれとも直近のパフォーマンスと結果から鑑みて岡ちゃんとフクス選手が主力として返り咲いたのか？個人的には後者であると思いたいし、願っています。来週のチェルシー戦のスターティングメンバ―を見るとその考えがわかるのではないでしょうか？

そして今日は暇時間があったので今シーズンのレスターシティの勝敗結果と岡ちゃんの出場した時間帯での結果を下記にまとめてみました。

レスターはシーズン当初はシェイクスピア氏が監督でしたが第8節のWBA戦を最後に監督を解任されてしまいました。シェイクスピア氏は昨年ラニ様に代わって指揮を執り、レスターの降格危機を救った監督でしたが今シーズンは8節を終えた時点で1勝3分4敗の勝ち点6で第18位…。一昨年のリーグを制覇という栄誉を味わった経営陣はその結果を受け入れることが出来なかったという事でしょう。今でも個人的に解任は尚早であったと感じています。それはシェークスピア政権での8試合の内4試合が6強（マンU、アーセナル、リヴァプール、チェルシー）と当たってしまった事です。シェークスピア氏が監督をしていた時期はチームに勝ち点をもたらすのが難しかったと思います。そしてもう一つ言えた事は岡ちゃんの起用を徹底できなかった事も大きかったと個人的には思っています。

時期尚早だったと思いますがシェークスピア氏が解任になった原因は「過去の成功体験」と「忖度」という二つのキーワード、そして岡ちゃんが密接に関係しているように思われます。

シェークスピア氏はラニ様の助監督としてレスターの良い時も悪い時も見てきました。昨シーズン、ラニ様が解任された時に降格危機に瀕していたレスターを救った監督でもあります。監督に就任後岡ちゃんを起用して原点回帰ともいえるプレッシングサッカーを行い、5連勝をしてプレミアリーグの月間最優勝監督賞を受賞した覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか？

ただ、今シーズンは岡ちゃんの起用が上手くいかず不振に陥ったと思われます。最も悔やまれるのは第1節のアーセナル戦でした。この試合で岡ちゃんはゴールを決めたし、パフォーマンスも素晴らしかった。チームも3-2とリードしている状況でシェイクスピア氏はラニ様の助監督の時代、そして自らの監督時代の「成功体験」を元に迷うことなく岡ちゃんをベンチに下げる勝利の方程式を実践しました。しかし、その後チームは２失点し、逆転負けをして「金星」を挙げる事は出来ませんでした。第３節のマンU戦でもシェイクスピア氏が0-0の同点時に岡ちゃんをベンチに下げた後に２失点をし、敗北してしまった事もありました。岡ちゃんを先発で起用し、６５分前後でベンチに下げる、ラニエリ時代、そしてシェークスピア時代の鉄板のネタでしたが今シーズンはその勝利の方程式が正解を導き出すことが出来ず、勝ち点4を失ったのが悔やまれます。

そしてシェイクスピア氏が良い結果を出せなかったもう一つの原因は「忖度」にあると思っています。昨年流行した「忖度」という言葉は「相手の気持ちを推し量る」という事です。レスターシティは２０１６年夏そして２０１７年夏に高額の移籍金を投じてFWを３人獲得しました。（ムサ選手、スリマニ選手、イヘアナチョ選手）彼らを起用する事はフロントは勿論獲得した選手からも求められていた事でしょう。（フロントから圧力がかけられていたかもしれません。）

今シーズンの当初岡ちゃんはハードワーカーとしてだけでな
く、ストライカーとして結果も出していました。もちろんシェークスピア氏は岡ちゃんの良さを十二分に理解していたと思います。だけど彼はフロントの意向、そして試合に出場したい選手の気持ちを推し量り、３試合岡ちゃんをベンチに置き、ヴァーディ選手の相棒に他のFWをスタメンで起用しました。（スリマニ選手１回、イヘアナチョ選手２回）その３試合で勝ち点２（2分1敗）しか獲得できなかった事も大きかった…。チェルシー戦の敗北はしょうがないとしても引き分けたハダーズフィールド・タウン戦かWBA戦で勝利できていれば解任されることはなかったかもしれません。（それと…イヘアナチョ選手はないな…。）

シェークスピア氏の解任後暫定監督となったアップルトン氏は第９節のスウォンジー戦で指揮を執り、岡ちゃんを先発で起用し、（岡ちゃんがゴールを決めチームが勝利するという最高の結果でした。）しっかりとバトンを繋げました。（個人的には彼にレスターの指揮を執ってもらいたかったです。）岡ちゃんはあのお方が監督に就任するまで（第９節まで）７試合出場（内先発６試合）し、４ゴールとストライカーとしても素晴らしい結果を残し、メディアだけでなく、岡ちゃんの起用に否定的だったサポーターからの支持も受け、レスターにとって欠かせない存在であるという評価ももらえるようになりました。

しかし、新たな監督に就任したピュエル氏は言いました。「それはごもっともだけどオレの考えは違った（嘘）。」と・・・。ピュエル氏が監督になってグレイ選手とチルウェル選手が脚光を浴びる様になりましたが岡ちゃんとフクス選手の２人の出場時間が大きく減るようになりました。

ピュエル氏が監督になってからの１３試合をレスターは６勝３分４敗とし、チームの順位は８位まで上昇しました。アンチピュエルを唱えている僕も認めざるを得ません。「ピュエル氏は監督として結果を残している」と・・・(-。－；)

ピュエル政権になってからヴァーディ選手の相棒として起用されるようになった選手はスピードがあり、テクニックに長ける選手で岡ちゃんとは全くタイプの違う選手です。ピュエル政権では全１３試合に出場（内９試合先発）し、３ゴール２アシストと一定の結果を出していると言えるでしょう。一方岡ちゃんはピュエル政権では１２試合出場していますが先発が５回で８試合はベンチで試合開始のホイッスルを聞いています。ピュエル体制の当初岡ちゃんはベンチ要員で途中出場という立場でしたが年末年始の過密日程でグレイ選手のターンオーバー要員としてスタメンで起用されるようになり、チームに良い結果をもたらす事が出来たと思います。ピュエル政権で先発した５試合は３勝１分１敗と素晴らしい結果を残しています。トッテナム戦の大金星、サウサンプトン戦（4-1）の大勝、ハダーズフィールド・タウン戦（3-0）の大勝と内容も素晴らしかったですね。年末年始の過密日程を終え、レスターシティは今後ほとんどの試合が週に１度となります。ピュエル氏の就任当初の様に岡ちゃんが控え要員にもどるのか主力メンバーに返り咲く事ができるのかピュエル氏の采配に大注目ですね。以下に今シーズンのレスターのスタッツをまとめたいと思います。

第２２節までの全試合　　　　２２試合　８勝６分８敗（平均勝ち点1.36）

岡ちゃん先発時試合　　　　　１１試合　５勝２分４敗（平均勝ち点1.55）

出場時間のみの結果　　　　1９試合　８勝７分４敗（平均勝ち点1.63）

レスターシティ得失点　　　　　　　３４得点　３２失点

岡ちゃん出場時間のみ　　　　　　２２得点　１３失点

今シーズンの岡ちゃんはストライカーとして６得点１アシストと結果を残していますが上記の実績から個人結果だけでなく出場する事によってチームに良い結果をもたらしているという事が出来ると思います。

…という事を書いていたらマフレズ選手がリヴァプールに移籍するかもしれないという報道がありました。ピュエル氏がこれを予見してグレイ選手に経験を積ませていたとしたら彼は名将なのかもしれませんがこの言葉はシーズンが終わるまで待ちたいと思います。

今の僕にはレスターの勝敗よりも岡ちゃんがシーズンに二桁ゴールする事が出来るかどうかが大切な事なのです。岡ちゃんが２桁ゴールを取るためにはより多くの出場時間が必要なので・・・。

全てはロシアの為に…。