理系のための短編入門
大阪で短編が流行っているらしいが
こんばんは! Machinakaです
今回批評する映画はコチラ!
「キセキ あの日のソビト」
https://i.ytimg.com/vi/LQ0i4LqRjA8/maxresdefault.jpg
はい、上映中ずっとこんな顔してました、私。
最初に言っておきます!
これから大酷評します!!
久々に怒ってます!!!!!
ただ、その怒りはGreeeeNや俳優の方に向けられたものではなく、監督(及び編集)に対してです。
むしろ、この映画のおかげでGreeeeNの曲の素晴らしさを再確認することができましたし、菅田将暉が凄かった!!!! 末恐ろしい俳優だよ。。。
が、映画はクソだった。1月なのにまだ早いですが、年間ワースト作品でしょう!!!
GreeeeNという国民的ポップアーティストを題材にした伝記映画なのに、最悪の出来でした。。。
恥を知れよ!!!!!
というわけで、ここから大酷評していきますので、GreeeeNのファンの方々、映画のファンの方々には見るに堪えない文章が続きます。
これ以上見たくないという方は、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックしてください。
はい、忠告しましたよ?
それでは「キセキ あの日のソビト」批評いってみよーーーーーーーー!!!!!
あらすじ
メンバーが歯科医師で顔出しを一切しないという異色のボーカルグループ「GReeeeN」の代表曲「キセキ」の誕生秘話を、松坂桃李と菅田将暉のダブル主演で描く青春ドラマ。厳格な医者の父親の下を飛び出したミュージシャンのジンは、父の思いを受けて歯科医師を目指していた弟ヒデの音楽の才能を知り、ヒデとヒデの音楽仲間たちに自分の夢を託すことを決める。歯科医師を目指しながら音楽もやりたいが、そのことを恐ろしい父親に言い出せないジンとヒデは、顔出しなしのCDデビューという作戦をとるが……。「GReeeeN」の楽曲をプロデュースするJIN(ジン)を松坂、弟でグループのリーダーを務めるHIDE(ヒデ)を菅田が演じる。「そして父になる」「海街diary」など是枝裕和監督作で助監督を務める兼重淳がメガホンをとった。タイトルにある「ソビト」は「GReeeeN」による造語で、「素人」または「空人」と記し、「自由に新しいことに挑戦していく人」を意味する。
酷評の前に褒めておきたい点
はい、酷評予告を宣言した私でしたけども、映画全てが嫌いではなかったですよ?
良いところもたくさんありました!
GreeeeNの曲の良さを再認識できた
GreeeNと聞いて、知らない人はもはやいないでしょう。でも、彼らの生い立ちをどれだけ知ってる人がいるのでしょうか?
「歯医者と両立しながら歌手活動」というフレーズは誰しも聞いたことがあります。でも、なぜ歯医者を目指したのか知ってますか?
よくよく考えれば、歯医者の活動を大事にしたいから顔を出さない、というのは不可解なところもあります。
なぜ彼らが顔を出したくなかったのか? その理由が本作で明らかになります。
そして楽曲の良さ! GreeeeNの曲は前から好きだったけども、今作を見てもっと好きになった。
特に今回は彼らの大ヒット曲「キセキ」を題材にしているので、「キセキ」がどう生まれたのかが分かる内容になっているのが魅力的です。
なんとなく聞いてた時は「恋人に捧げる歌」と思ってたけど、それだけじゃないのねー。。。 深い、深いよ。。。。
恋人だけじゃなくて、家族に対しても、友人に対しても、全ての人に通じる愛の歌だったんだなぁと感じました。
これは映画じゃないと理解できなかったかもしれない。
歌声まで完璧に演じて見せた菅田将暉に敬礼!
今回のMVPは、なんたって菅田将暉くんですねー。いやぁ、驚いた。
菅田将暉くんは、誰もが知る若手ナンバーワンの俳優さん。彼に休み時間はあるのか!? そう疑ってしまうほど多忙を極める方でございます!
そして、あまりに演技の幅が広すぎる! そして演技が上手い!!!
あれだけ色んな映画に出て、しかもヒット作を飛ばしていたら、特定のキャラクターのイメージが付いてしまうと思うんですけど、彼にはそれがない。
カメレオン俳優という名が相応しい。それぞれのキャラに命を吹き込んでるし、価値がある!
そして今回は、ネクストレベルの演技をやってのけました。。。それは、、、
「歌声まで演技できる」こと
特に題材となった「キセキ」の声が素晴らしかった。
この歌はGreeeeNが作った歌、でも今作では菅田将暉くんが歌い、見事にモノにしている。
GReeeeNの原曲と非常に近い声質に近づけているのが凄い、素晴らしい! 一体どうやってるんだ。てかどんだけボイトレしたんだww
菅田将暉なりのGreeeeNを体現していたし、そのまま曲を使わずに歌は演者の歌声にするってのは良かった。ファンもこの歌声には納得した方も多いのでは?
GreeeeNが売れた理由が分かる
GreeeeNがなぜ売れたのか? もちろん、彼らの作詞作曲センス、歌声、力強くストレートな歌詞など、純粋に曲の力が圧倒的に高いのが大きな要因ですよね。
しかし、実は「縁の下の力持ち」が暗躍していたんですよ。
それは、HIDEの実兄のJINさん! 本作では松坂桃李さんが演じてます。
今回は松坂桃李さんが素晴らしい演技でした。
そして、GReeeeNの曲の「キセキ」は、実は兄に捧げた歌ではないのかと思うほど、熱い絆で結ばれているのだなぁと感激しました。
特に
「僕は君でなら 僕で入れるから!」というフレーズは、プロデューサーに徹する兄に対する感謝の気持ちなのかなぁと思いました。
それくらい、彼女とのエピソードは希薄に描かれてましたからねぇ。
それに、GReeeeNの他のメンバーとの絡みも少なくて、今回はHIDEと兄のJINのバディモノであり、家族の物語に集中していましたし。
はい、GReeeeNの顔と名前を隠しながら活動をしている様子を見て、これは映画脚本家・監督のダルトン・トランボにそっくりだなぁと思いました。
http://blog-imgs-95.fc2.com/t/y/f/tyfm13/20160727223543484s.jpg
トランボと聞いてピンと来る人は中々いないでしょう。
でも、「ローマの休日」は分かるでしょう?
実はトランボが脚本を作ったのです。
トランボは、1950年代のハリウッドで起こったアカ狩りの標的に遭ってしまい、ハリウッドから追放されてしまいました。
しかし、顔と名前を伏せながら映画の脚本を自宅で書き、自宅のテレビでアカデミー賞を取ったことを知る、という恐るべし人物です。
いつ逮捕されるか分からない状況(当時のアメリカは共産主義というだけで警察に連行されてました)で、脚本を書き大ヒット映画を連発したのです。
映画や音楽は、トランボやGReeeeNのように抑圧された状況下の時の方が、名作が生まれるのかもしれません。
はい、本当は褒めて終わりたいんですが、、、、、
酷評注意!
これから大酷評します!!
気をつけてください!!!
気分を害されないよう、お気をつけください!
はい、ではいきますよ?
GReeeeNという国民的ポップ歌手の伝記映画なのに、なんたる出来栄えなんだよ!!
全然GReeeeNと釣り合ってねぇわ!!!
俺はこの映画を見て泣いた、泣いたんだけど、それは映画に対する泣きじゃない。
GReeeeNのバックストーリーが知れたのと、菅田将暉の歌唱力に惚れたんだ。思わず泣いちゃったよ。
でもな、映画としては到底認められたもんじゃねぇ!
監督は是枝裕和の「海よりもまだ深く」の助監督を務めたっていうから、非常に期待してたのに、、、
なんだあれは!? 酷いぞ? アナタは助監督のままの方がいい! 監督には向いてないと思った。
GReeeeNの凄さに映画の完成度が釣り合ってないんだよ!!!!
これから具体的に説明する。
テンポが悪すぎる長回しカットと飽きるカメラワーク
まずですねー、この映画は非常にテンポが悪い。序盤はよかったんだけどねぇ、、、、 中盤から完全にダレた。何故か?
同じような長回し撮影で、俳優のどアップばかり取って、それが2時間に渡ってずっと流れるから単調なんですよ! まるで芸がない。
面白い作品だったら、一秒一秒のシーン、一つ一つのカットに意味をちゃんともたせてる。でも今回はダレるシーンが多い。意味がないシーンが多すぎる!!!
どんだけ菅田将暉のどアップ写してんだよwww
いや、菅田将暉くんはカッコいいんだけど、そのどアップのシーンにどんな意味があるのか、考えて取ってないよね?
カメラワークも単調で、特にパンすることもなくひたすら正面で撮影してる。
次に編集にも文句をつけないといけない。酷かった。。
端的に言えば、ブツ切りに次ぐブツ切りの編集だった。シーンとシーンに何もつなぎ目がない。
HIDEのシーンが終わると、なんと!画面がフェードアウトして完全にブラックになる。そして、次に何事もなかったかのようにJINのパートになる。それが終わったら、またフェードアウトしてお父さんとかお母さんの話になる。
そして、許せないのは時系列をいじらずに、クソの垂れ流しのごとく単調に物語を進めていること。
単調だって気づかないの? それで飽きるって気づかないの?
観客を楽しませようとしない、ただ淡々と取った映像を流して、「あ、ここはHIDEのパートで、時系列的に次はJINのパートだなぁ、、、ああ早く帰りてぇ」みたいな感じでテキトーに編集してたんだろ? そうだろ?
これ、編集にどれだけ掛かったんだろう? 3日くらいかな?
そう勘ぐりたくなるほど、酷い編集でした。これ編集した人新卒の人でしょ? きっとそうでしょ?
ってか、Windows ムービーメーカーで編集したでしょ!? そうでしょ!?
http://tsukaikata.net/moviemaker/img/02_67.gif
無理に時系列をいじらなくてもいいんだけど、それならもっとテンポを良くしてくれ!!!
関数で表すとだな、この映画はY=Xなんだよ!!!
つまり、いくらX(上映時間)が進もうが、今後の展開(Y)がどうなるか読めてしまうってこと、Xに3を代入してもYは3だし、Xに100を代入してもYは100だからな!
http://static.memrise.com/uploads/things/images/25995911_140215_0026_35.gif
レベルが違いすぎて例に出すのは悪いんだけど、素晴らしい編集だとイーストウッド監督の作品が
好きなんですよ、私。
個人的には「アメリカンスナイパー」で主人公が少年を狙撃する緊張の場面から、主人公が海軍入隊する前の時代に一瞬で逆戻りしてしまう、しかもそれが非常にスムースでシームレスという、驚異的な編集に大興奮したのでした。
もしくは、この間みた呉美保監督の「君はいい子」のあまりにシームレスな編集 高良健吾の「あああーーーー!!」から尾野真千子の「あああーーー!!!」と叫ぶシーンに繋ぐ編集、、、僕は大好きです!
こういった編集の上手い映画は、
Y=3X^2+4Cos(X)-exp(5x^3+24)
みたいな、非常に複雑な、そして多様な関数であると思う。
Xに1を代入しても、Yがどんな値になるかわからない。どんな展開になるか読めないのだ。そういったドキドキする映画こそ、面白いのではないかと思う。だって、何も時系列いじらないと、現実世界と同じじゃないか。現実では見れないものを映画でみたいんだよ。
ちなみに、expは経験値じゃなくe(自然定数)のOO乗って意味だぜ。
http://www.mars.dti.ne.jp/~snzk/gf/images/fx04.jpg
大事なところを全てセリフで片付ける、邦画の悪い癖が露呈
どんだけセリフが好きなんだよっていう。大事なところは全部セリフなんですよ? セリフで片付けようとする。特に父親と兄弟の対峙の場面は全部セリフで片付けられる。日本刀を持ってくるのは良かったけどさ、、、
ただ、日本刀を抜くのは信じられなかったけど、あそこは演出ミス
予備校のシーンも、恋人を作るシーンも、兄弟の対立も、全てセリフなんだ、、、何も工夫がないんだ。
音楽映画じゃなくて、これ「お喋り映画」だよね?
映画的カタルシスがなにもない、完全に俳優とGReeeeNの力で押し切った映画だと思う。
でもさ、制作陣!! お前ら悔しくないのかよ!!! まだ20代の若手俳優と30代のGReeeeNの力を借りてお金儲けしてさ、50代60代のオジサンの力が全く感じられないんだよ!!!
制作陣はGReeeeNにまるで興味ないんだなぁと思いました。
音楽映画なのに音楽の使い方がヘタ!
著作権がクリアにならなかったからしょうがないと思うんだけど、音楽映画の割に挿入歌が流れるシーンがほとんどなかった。唯一長い尺で流れたのは、海援隊ぐらいじゃないかな?
ほかは松坂桃李と菅田将暉のオリジナル曲だもんなぁ、、、
おいおい! 少しぐらいはミュージックテリング的な演出をしてくれよ!
セリフじゃなくてさ、音楽でストーリーを物語ってくれよ!!!! バカ!
制作陣には、是非とも「シングストリート」を見て欲しい。
この映画は、オリジナル曲も挿入歌も一つ一つの歌が意味を持っている。セリフよりも、歌でストーリーが語られる素晴らしいものだ。
GReeeeNの歌でストーリーを語ってくれよ!! なぜGReeeeNの曲を出すのを渋るんだ!?
もっとGReeeeNの歌を使えばいいのに! おそらく、デビューシングルの「道」から「キセキ」を作るまでの話にしてるので、「キセキ」より後の曲は時系列がおかしいから、、、って判断でやったのか!? アホか!!!!!
まるで、GReeeeNは「キセキ」を出した後は何も名曲ないみたいなメッセージに聞こえるんだよ!!! なんでもっとGReeeeNの歌を流さない!?
菅田将暉のGReeeeN歌唱だけじゃなくてもいいんだよ! 元のGReeeeNの歌を挿入歌としても流していいじゃねぇの!?
ってかさ、菅田将暉(HIDE)と松坂桃李(JIN)が対立して、喧嘩するシーンあるよね。
ここのシーン。
このシーンが終わってから、菅田将暉が葛藤して、電車に逆らって走るシーンがあるよね?
http://kiseki-movie.link/official/pc/img/staff/img0.jpg
なぜあのシーンで「愛唄」を流さないんだよバカ!!!!!!!!!
歌詞に「あれからいろいろあって 時にはケンカして」ってあるじゃん!
菅田将暉と松坂桃李が喧嘩するシーンとリンクするんだよ!!! これぞミュージックテリングなんだよ!!!!
なんでこんなに単調な映画作りにするんだよ!?
なぜGReeeeNの曲を使いこなせないんだよ、バカ!!!!
ぶっちゃけ、「キセキ」という一曲に集中させすぎだよ。コンセプトで頭でっかちになって他のモノを犠牲にしすぎ。「愛唄」を流さないGReeeeN映画なんかあんのか!? あ!? そもそもヒットした理由は愛唄からじゃないのか!? 当時学生だった俺は、少なくとも愛唄で初めてGReeeeNを認識したぞ!!!!
GReeeeNは映画好きなんでしょ? ワンピース好きなんでしょ? だったらもっと観客を楽しませる映画にするようにしてくれよ!!
ってか、海援隊を出す意味ってほとんどなかったじゃんwwww
この映画、兄貴から弟へと、音楽のバトンが渡されるという点で、シングストリートと似通ったストーリーですよね。
ただ、出来栄えは全然違ったというww
シングストリートとは音楽に対する情熱がまるで違いましたね。
シングストリートでは初めて歌を作るシーンが、言葉が詩になる瞬間がとても丁寧に描かれている(ギターとピアノを引きながら、1小節ごと音階を刻んでいく)んですが、今作ではただGReeeeNが河川敷で歌いながら楽しそうにしているだけ。
そしてあっという間にCDが出来て、それが「道」であった。そんな簡単に曲なんて作れないですよね実際笑
おそらくGReeeeNが天才だという演出だと思うのですが(だから兄貴の音楽練習シーンは長い)、実際はGReeeeNも音楽に対して激しく努力してるはずです。その努力が見えてこないのがGReeeeNに対して失礼だろぉォォと感じるのです。
ちなみに、シングストリートはジョン・カーニー監督が撮っていて、元ミュージシャンの人です。だからこんな芸当が出来ると思うので、単純比較しちゃうとキ
セキの監督に申し訳ないんですが、、、
観客は映画を選べるからねぇ。同じ音楽映画でも、どちらを選ぶか。。。
ちょっといい話ダナー的なショボい感動シーンに怒り!!!
ちょっとここで簡単なネタバレを。
ああああああ、、思い出すだけで腹が立つのですけども、、、、
HIDEの父親は医者で病院を経営してる。厳格な父で、医者という仕事が1番えらい仕事だと思っている。だからHIDEやJINの音楽活動には断固反対している。もし音楽活動をしたら、日本刀で殺される(このプロット、映画で本当に使われてましたからねw)。
だからGReeeeNは顔出し出来ないんですね。「キセキ」が発売された時も、父には黙っていた。
ある日、心臓に疾患がある女子高生がHIDEの父親の病院に入院した。心臓を治すには大掛かりの手術が必要なのだが、女子高生は恐れてしまって手術のサインが出来ない。
しかし、GReeeeNの「キセキ」を聞いて勇気をもらい、手術を受けることになる。女子高生はHIDEの父親にこう尋ねる「GReeeeNって知ってますか?」
はぁ!? はぁ!? hぁ!?!?!?
さjfkldさj;s
アホじゃないの!? ってかアホだろ!!!!
なんだよこの取ってつけたようなイイハナシダナー的なストーリはよ!!!!
父親へGReeeeNを認知させるためのシーンだと思うんだけど、、、、
この手術を受けるJK、心臓の手術を受ける、という以外にはGReeeeNとは何の接点もないモブキャラなんですよ!?
つまり、このJKはGReeeeN宣教師として使われただけに過ぎず、後の展開には全く影響しないんですよ!
なんでこんなモブキャラに「GReeeeN知ってますか?」なんて言わせるの!?
しかも、それを言わせるためにどんだけモブキャラJKの下りを写してるんだよ! 僕がざっくり計算したら、大体5シーン10分くらいは使ってると思う。①JKの初問診、②JKの2回目の問診、③JKが病院に運ばれる、④JKは手術を拒む、⑤JKが「キセキ」を聞いて手術を決心する。
つまり、GReeeeNの伝記映画という大きな枠組みでストーリーが構築されているのに、JKのサブストーリーが無理矢理入ってるんですよ!? こんなの信じられます!? しかも、サブストーリーを入れた理由はGReeeeNの存在の偉大さを父親に教えるため。。
は!? は!? アホじゃん!!! 何故これを伝えるためだけに、JKとの絡みをこんなにいれるんだよ!!!!
信じられねぇ!!!!!!!
アホかい!!!!!!
仮に、父親にGReeeeNの偉大さを伝えるシーンが必須だとしても、イチから全部流す必要はない! ぶっちゃけ JKが「キセキ」を聞いて手術を決心する。だけで十分だろ!!! モブキャラにストーリーなどいらねぇんだよ! そんな映像より、少しでもGReeeeNが観たいのこっちは!!!
こんなちょっといい話ダナー的な映像は東京ガOとかNTTO日本のショートムービーに任せればいいじゃん!!!
本当にアホかーって思いますよ。
なんでこんなサブストーリーをいれるんだよ!!!
なんとなく感動的なシーンを入れておけばいいだろう? なんとなくGReeeeNの偉大さを伝えられればいいだろ? って思って作ったんだろ!?
そのせいで、GReeeeNとは何の関係もないモブキャラJKの記号的なストーリーが出てきて、抽象的な感動シーンが出来上がってしまう。
全く笑いが取れてない、つまらないシーンばかりで本当に鳥肌立った
この映画、笑えるポイントがまったくないんですよ!
ほとんどない!
真面目に作ってシリアスめに作った映画ならいいんですよ!
でもね、この映画はちょいちょい笑わせようとしてはいるんですよ。全部セリフですけどね。
ただ、、、、全く笑えない、笑えないんです。。。。
例えば!
CDショップで海援隊のCDを買う菅田将暉くん。現代の若者が海援隊の、しかもアルバムですよ!!
レジには店員の忽那汐里さん、なんて言ったと思います?
「海援隊、いいですよね。 私も海援隊好きですよ。」
は!? は!?
バカなの!?
なんでこんな返しするの!?!?!?!?
若者が自然な素振りで海援隊のCDを買ってるんだぞ!? 海援隊って聞くといいイメージするけどさ、つまりは武田鉄矢が歌ったCDを買ってるんだぞ、若者が!!!
http://www.shikoku-np.co.jp/img_news.aspx?id=20040410000062&no=1
なぜこのシーンを笑いにしない!?
なぜ若者の忽那汐里は「海援隊」のCDを買う、同じく若者の菅田将暉を肯定するのだ!?
若者の二人は、なぜそこまで海援隊に対して抵抗がないんだよ!?
普通だったら、若いのに海援隊を買う菅田将暉に対して、多少は奇異な視線を向けるだろ?
そして、忽那汐里が「こちらで本当にお間違いないですか?」とか「誰です海援隊って?」とか言ってツッコむでしょ!!
それで笑いが起こるのが普通でしょ!!!!
音楽の出し方も微妙、笑いも取れない、そしてこの後海援隊のCDが活かされることもなし、、
本当に、海援隊に失礼だぞ、この映画!!!!
映画がつまらなかったのは俺の誇大妄想か? 否、観客全員糞だと思ってる
はい、ここまで否定してきて言うのもあれですけど、もしやこの映画は俺だけか否定しまくって、世間の評価は高いんじゃないか、と感じるかもしれません。
俺だけが過剰に反応して、世間は「面白かった!」と言ってるのかもしれない、と。
でも違うんだよ、俺以外の観客もすっげぇ退屈そうにしてたよ、これは言える。
私が見てきた映画館は新宿のバルト9。なんと満席での鑑賞でしたー!!!
初日公開、満席の鑑賞(200名はいたと思います)!!!
なのにも関わらず、、、
劇中で笑いが起きたのはたった一回のみ!!!
そして、上映後に拍手は、、、、、
なんと俺だけwwww
(ちなみに、映画に対してじゃなく菅田将暉の声の演技に拍手した)
みんな映画を見て何も感じてないんですよー。日本人だから表に出さないだけ!? は? そんな言い訳通用しないんだよ!!!
面白くなかったから笑いもほとんど起きなかったし、泣き声が聞こえることもなかった。そして、拍手は俺以外まるでなし。
俺だけじゃなく、観客も失望してるよ?
言い逃れできないよ?
おい制作陣!!!! どう落とし前付けてくれるんだよ!!!!
GReeeeNという国民的ポップアーティストの伝記映画を! GReeeeNの栄光に泥を塗ったな!!!!
酷すぎる!!! 酷すぎる映画を作ってしまったな!!!!!
許せん!!!!!!! おそらく2017年のワースト作品として長らく残るでしょう。
ファンキー加藤の「サブイボマスク」といい、何故2000年以降出てきたアーティストの映画ってコケるのか。。。?
大豊作と言われた2016年の邦画に差別化を図るために、非常に使い勝手の良い作品だと思いました。
迷うことなき駄作!!! (ただし、菅田将暉くんとGReeeeNには全力で拍手したぞ、俺だけだけどな!!!)
僕はGReeeeNが大好きです。ましてや、「キセキ」以降はぱっとしないなんて思ってません。
僕が1番好きなGReeeenの歌をお教えしましょう。「あいうえおんがく」という曲です。確か2012年頃放送していたテレビ東京の「LINE Office」という短編アニメのOPとして使われていたと思います。
この曲を聞くと、一瞬でテンションが上がってニコニコしちゃうんですよね(・∀・)!!
最後に Twitterで「面白かった」とつぶやかれる理由
この映画、Twitterで感想を検索すると、「面白かったー!」という感想が多いです。
しかし、「面白い」とツイートをしている人はほとんどSNOWで加工した顔写真を貼り付けている。そして、上映後に食べたと思われる食事やスイーツの写真。。
そして、JKの投稿率の高さww
これ、僕が昔から立てている仮説なんですけど、Twitterで「映画タイトル+面白い」で検索して大量のSNOW画像が見つかる映画は駄作だと思うのです。
いつか研究論文にして出してやろうかなぁと思ってるんですけど笑
いや、これたまたま「キセキ」でSNOW画像が大量に見つかったわけじゃなくて、例えば悪名高い「デスノート2016」とか、私が2016年ワーストにした「スーサイドスクワッド」とか、駄作ほどSNOWツイートしか見つからないんですよww
で、こういう人たちのツイートを否定するわけじゃないんですけど、Twitterで映画のつぶやきをする人って、色んなタイプがあると思うんです。
まず、①僕みたいなウルサイ映画ファンの批評的つぶやき
②一般の人の率直な感想つぶやき
③俳優ファンの方で、えこひいきしている映画感想つぶやき(アカウントの写真から判断できる)
そして、、、④映画の感想はどうでもよくて、食事したり友達や彼氏と一緒にいるってリア充アピールすることが目的のつぶやき
で、リア充ツイートをなぜするのかというと、誰かにリプライしてもらいたいわけですよね? いいね!とかリツイートをしてもらいたいんですよね。
こういうツイートをする人たちは、映画の感想だけじゃなく「1日の感想」をつぶやくんです。
だから、映画自体はつまらなくても1日中友達や彼女と過ごせたら楽しいという評価を下す。そりゃそうだわ、仲良しと映画見て食事したら、映画がダメでも友達と遊んだこと自体が楽しいから、総合的に良い1日が過ごせた、となる。
「1日が良い日!リア充!」をコンセプトにツイートをする際、映画にも触れる必要がある場合、いくらクソ映画でもツイートのコンセプトを重視して、「映画面白かった〜!」と嘘をついてしまうのではないか、と思うのです。
だって、せっかくのデートなのに「つまらない映画だった〜」とはつぶやきにくいじゃん!?
だから、どんな映画でも「面白かったー」ってつぶやくんじゃないのかな?
な?そうだろお前ら!?
最近、Twitterの文章から映画の評価を得点化するサイトもあるんですけど、こういったリア充達の何の参考にもならないクソツイートが、評価のバイアスになっていることを知らないと思うんですよね。
僕は理系で研究する仕事をしていますから、アンケート調査をする時も必ず「バイアス」を懸念します。バイアスとは、評価する時に障害になる事項のことをいいます。
例えば、自分がとある食品会社に勤めていて、会社の商品アンケートをする時に、被験者と必要以上に仲良くなると、その商品が美味しくなくても被験者は調査者のために「美味しい」と嘘をついてしまい、被験者から本音を聞き出せないことを「バイアス」と呼んでいるのです。
つまり、「Twitterでは面白いって言ってたぞ!」と反論されても、バイアスが掛かった状態のツイートを本音の映画感想として捉えるわけにはいかないのです。
って理論武装しすぎだよねww ごめん、反省しますwww
話に戻ると、映画がいかにダメでも面白いって嘘をつくことでリア充ツイートの質を高める効果があるのかなぁとMachinakaは思うのです。
例えば、こちらのツイートを見てください。
プライバシーを守る為モザイクばかりですが。。。
「186いいね」!?
は!?
は!?
なんでこんなとんでもないリプライがつくの!? この人芸能人!? って思ったけど、普通のJKみたいです。
この子は映画なんか見ちゃいねぇんだ、彼氏と遊べるだけで最高なんだ、だから映画は無条件で「面白かった!」とつぶやくのでしょうな。。。
そして、「映画つまんなかったー」って言うと、悪口を言っている自分は性格悪い女だと思われると勝手な被害妄想を感じ、映画の評価に嘘をつくんでしょうねー。
いや、これは結構当たってると思うよー。どうかな?
ただ、映画ファンの私はこう言いたい。
同調圧力に屈せず自分の感性を信じろ!
今やTwitterもリア友ばかりで自由に発言できない時代。
そんな時は、このブログのコメントを使ってくださいな。
ここならハンドルネームさえ工夫すれば誰にもばれることなく、自分の意見を言えるよ!
みなさんの屈託ない意見、お待ちしております!
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