ブロガーなら知っておくべき戦慄の3つの法則

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戦慄 緑豊かな大地とともに

一人暮らしを愛しすぎた独身♀カマタミワです。長年の一人暮らしの日常や、今までに出会った忘れられない人々のことを漫画にしていきます。

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戦慄しか残らなかった

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この度、D-BOYS時代から10年以上、表現を、芝居を、人間を模索し、切磋琢磨してきた仲間が1つの決断をしました。

柳浩太郎

初めて会ったのは、おそらくミュージカルテニスの王子様のオーディション会場

当時、テニスの王子様の主人公、越前リョーマのオーディションで柳も自分もその会場にいました

その時は、もちろんD-BOYSもなにもない、それまで自分と同じ年代の俳優はうちの会社にはいなかった

当時のマネージャーが新しい子が入った、君と同じくらいの齢だと

会場で見た柳を見て、会って、戦慄が走ったのを覚えてる

まずは、俺もなかなかの生意気なクソガキ具合だったけど、それを凌駕するクソガキ具合だった笑

年、一個上だけど笑

まじで生意気なやつだった

一個上だけど笑

そして、なにより、その越前リョーマにそっくりだったのだ

こいつ、絶対受かるって思ってしまった

案の定、俺は落選し、柳は越前リョーマ、つまりミュージカルテニスの王子様の主役を勝ち取った

正真正銘の敗北だと当時本当に思った

それから、特に接点はなく、月日が過ぎて、柳はミュージカルテニスの王子様の稽古中に事故に遭う

そして、柳の代役、当初オーディションを受けて、落選した、その越前リョーマの役を自分が演じる事になった

正直、俺はやれるかどうか、不安しかなかった

それは、色々

もちろん、歌もダンスもやったことないって部分があった

舞台もやったことなかった

でも、そんなことよりなにより、俺は絶対また柳に負けるって思った

あいつ以上のリョーマを表現することはできないって確信してた

越前リョーマは柳浩太郎そのものなのだ

今でも、それはそう思う

じゃあ、なんで演ったか

逃げたくなかった

きっとこれに尽きる

まだ10代だったし、やっぱり負けっぱなしは嫌だったのだ

しかし、想像以上に大変だった

自分がどれだけ出来てるのか出来てないのかがまったくわからない

とにかく柳が演っていたリョーマをDVDで死ぬほど見た、歌も聴いた、動きもなにもかも

けど、全然できない

と、いうより

掴めない

あいつが作り上げた、いや、体現していたリョーマを追い続けていた

こんな事をあいつはやってたんだって思いが日々強くなっていく

そして、初めてのテニミュを終えた俺に、柳は一言

まじ、リョーマじゃん

そのピュアな一言に思った

また負けた

勝負、損得

そんな低い次元で俺は演ってた

それからは、あいつが戻ってくるまで、とにかくテニミュを、支えよう

下手でもできなくてもなんでも、ただ一生懸命に必死に支えよう

これが俺にできる事だって思ってテニミュをやっていた

なにより、その一言に突き動かされていたのだ

あいつは正直、完全とは言えないけど、リハビリを繰り返して回復し、舞台上に戻ってきた、ダブルキャストでWリョーマだっていって共演もしたりした

あいつは本当に戻ってきた

それからD-BOYSが発足し、D-BOYSの活動の時はいつも隣に柳はいた

どんなときも

泊まり先ではいつも相部屋になり、夜寝たいのに枕を投げてきてなかなか寝かせてくれず、殺意が芽生えたり…

ファンの方に暴言パフォーマンスをし、盛り上げてたり

無駄に後輩たちに先輩面する柳先輩…笑

思い出すときりがないが、D-BOYSは青春時代より、色濃く、長い、本当の青春だったんだと今では思う

そんな本当の青春に柳浩太郎は常に横を、いや斜め前を歩いてた

やっぱり、この男をどこかで追っかけてたのかもしれない

ここ近年は、あまり会えず、連絡も時々する程度になってた

仕事を休養するってなって

いやいや、また戻ってくるんだろって思ってた

けど、柳浩太郎はこの列車から降りる決断を下した

ぶっちゃけ言うと、すぐにでも電話して理由を聞きたい

けど、あいつから連絡がくるまで、それはしない事にする

あいつがその口から言ってくれるまで待つ事にする

連絡がこなかったら、それはそれ

正直、寂しいって言葉で言ってしまったら、こんなにしっくりくる言葉はないけど、まぁ寂しい

でも、あいつが覚悟持って決めた事なら、俺は快くこの船出を祝う事にする

このブログを書くのも悩んだ

けど、やっぱ書くべきだよな、逃げては駄目だと思いましたので

おめでとう柳

次、会ったときは負けねえからな

電話くれよ

それと

風邪、引くなよ

オススメ脳内BGM
This is the prince of tennis/ミュージカルテニスの王子様



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