羽田が人道主義を超える日

イースター休暇から戻って数日後、急遽日本に帰国することになった。

この季節（４月）に帰るのは久しぶりなので現地の気候が見当つかない。

（夏はTシャツとジーンズで十分だったけどね。）

今回もパリ経由の日航機で。

パリの空港は近年改造されたらしく、スタバができてYO-SUSHI、TIFFANYまである。

ちょうど同じ日に学校の研修でスペインはバルセロナに行った息子にLINEを送る。

”いいな〜！”という返事が返ってきたものの、気分的に立ち寄る気にもならず、

雑誌を読んだりしてひたすら搭乗時間を待ちましたよ。

日本までの長いフライト時間、座席が真ん中の席しか空いてなくて最悪。。。

ネック枕を探したものの適当なものが見つからず、

”あ〜、ダブリンの空港で売っていた２つで２０ユーロの枕を買えばよかったな。” と軽く後悔。

機内エンターテインメントも馴染みの番組が多く、やっぱり日系の会社は落ち着きます。

いつもは日本に帰るとなると嬉しくて仕方ないのだけど、今回ほど気が重苦しかったことはない。

羽田に着いたらまずは宅配サービスにスーツケース１個を預けてからダッシュでバス乗り場へ。

１時間に一本しかないバスにかろうじて間に合いましたよ。

その後、タクシーで直接病院へ。

イタリアから予め電話連絡してあったので、面会時間外でも入れてもらえた。

すると母の名前を呼ぶ声がして、何かあったのではと不安になったが

看護師さんに付き添われてお手洗いに行くところだった。

容態はだいぶ安定してきたようで、これで少しは安堵した。

それからまたタクシーで実家へ。

今回は、帰っても誰も待っていない。

自分で鍵を開けて家の中に入り、親戚や隣の家に連絡してようやくコンビニに

夕ご飯の買い物に出かけた。

そこで買った唐揚げ弁当の美味しかったこと。

きっと心理的に安心したこともあるのだろうね。。。

ミラノの空港で見かけたチェロを担いで旅する人。

どこへ行っても自分のアンテナがキャッチしてしまうようだ。