もう一度「選手権」の意味を考える時が来たのかもしれない

さて、ゲストポーズも無事に終了し、

各チームの潜在集客力はどのくらいなのか。チームにおける大事な試合、その時に伺い知ることが出来ると思います。

 

今季、チャレンジリーグを制したのは、大和シルフィードでした。

 

９月１５日（土）に行われた「2018プレナスチャレンジリーグ プレーオフ順位決定戦 1位～4位 第3節」。大和シルフィードは、ホームにアンジュヴィオレ広島を迎え、優勝すれば２部昇格という試合を行いました。

 

この試合に来場した観客は、雨 時々曇というあいにくの天気にも関わらず687人でした。チャレンジリーグに所属しているチームとしては、かなりの観客数だと思います。２部昇格をきっかけに、更に地域に愛されるクラブとなって集客数が増加することを願っています。

 

ちなみに大和がどの程度の人気チームなのか、ホームにおけるリーグ戦及び順位決定戦の観客動員数を調べてみました。びっくりしました、結構な人気なんですね。

 

相手があることですから、試合によって観客数にばらつきがあるのはしかたがありませんが、結果は次の通りでした。

 

リーグ戦

第１節（4/15日）　対ノルディーア北海道　763人（曇）

第３節（4/29日）　対ＦＣ十文字ＶＥＮＴＵＳ　504人（晴）

第４節（5/3祝日）　対常盤木学園高等学校　454人（曇）

第７節（5/20日）　対ＦＣ十文字ＶＥＮＴＵＳ　663人（晴）

第８節（5/27日）　対常盤木学園高等学校　539人（晴）

第10節（6/20日）　対ノルディーア北海道　492人（雨）

第12節（6/23土）　対新潟医療福祉大学女子サッカー部　408人（雨）

第14節（7/8日）　対つくばＦＣレディース　741人（晴）

 

プレーオフ順位決定戦 1位～4位

第１節（9/2日）　対ＪＦＡアカデミー福島　614人（曇）

第２節（9/15土）　対アンジュヴィオレ広島　687人（雨 時々曇）

 

最高は開幕戦、次は最終戦。リーグ戦平均は570人、順位戦平均650人でした。

 

２部昇格チームが、確かな集客力を持ったチームであることはリーグのために良かったと思います。なでしこリーグの未来のために、戦力と集客力は両方必要だと思うからです。

 

 

■（HPからの一部抜粋）

 

大和シルフィードは、1998年4月創部の女子一般チームです。中学・高校生年代でサッカーを続けられる環境を作ろうとの思いでスタートしました。創部当初は全員中学生の1チームでしたが、U-15選手権で全国大会常連となった実績とともに部員が増加し、今は中学生年代が約９０名、高校生年代が約15名、トップチームが約30名のビッグクラブになりました。

 

大きな転機は、2011年女子ワールドカップ優勝と、2012年ロンドンオリンピックでの銀メダルでした。大会で活躍した川澄奈穂美、上尾野辺めぐみ両選手がシルフィード出身であることから、大和シルフィードは全国区の知名度を得ました。「地元大和からなでしこチームを」と大和市からも支援を約束いただき、広く市民に愛され支えられる総合型スポーツクラブを目指し2012年にNPO法人を設立、2014年にはなでしこを目指すトップチームを結成いたしました。

現在、クラブは「大和シルフィード」（通称トップ）「大和シルフィードユース」（通称U-18）「大和シルフィードU-15」（通称U-15）の３チームで構成されます。トップはクラブの顔ともいうべきトップチーム、U18,15は次を狙うセカンドチームです。トップは、2014年度県リーグ１部に属し11月に行なわれたチャレンジリーグ参入決定戦において上位の成績を収めチャレンジリーグ昇格を決めました、、2015年４月に「大和市のホームタウンチーム」に認定され、以降大和なでしこスタジアム（旧：大和スポーツセンター競技場）をホームとしてプレナスチャレンジリーグEASTに属しています。その他、皇后杯に出場します。U-18,15は、県リーグに属し、各年代リーグ、中学生大会に出場します。

 

 

クラブの外でもシルフィード出身の選手達はいろいろな場で活躍しています。2011年ドイツワールドカップ優勝で一躍全国区になった、は、ともにシルフィードの1期生です。
2014年アジアカップで日本代表戦出場を果たしたをはじめ、、海外ではスペイン女子サッカー1部リーグが活躍しています。
その他、全国 大会常連の大学・高校サッカー部に多数のOGがいます。
高校年代の選手はほとんど全員審判の資格を持ち、卒団した後も協会派遣審判員として活躍する人もい ます。在席している選手も、年代別トレセンに多数選出されています。

 

 

 

 

ダン･ウェルドンが天に召されたのがつい先日の10/16。14年前の10月にも悲しい出来事があったことを
憶えていますか？　富士スピードウェイで行われた全日本F3のレースで横山 崇が事故死したのが1997/10/19のこと。

トム・コロネルと脇阪寿一がスタート直後のAコーナーで接触したことが発端でセーフティーカー(SC)がコースへ。

現在とは比較にならないほどのエントリーが集まっていた当時の全日本F3。先頭から後続まで接近した状態で
長い隊列が形成されていた。後続のマシンはSCがコースインしたことに気付くのが遅れ、ホームストレートへ
戻ってから慌てて減速しているのは観客席から見ても明らかな状況だった。

ホームストレートで横山は前方を走行していたマシン(長嶋正興だったと思う)とタイヤ同士が接触。
後ろ向きになった横山のマシンは空高く舞い上がり、不運にもKONAMIブリッジ(シグナルブリッジに)激突した。

「ガキーン」という金属と金属が当たったような音が響き、粉々になったパーツがホームストレート上に散乱。
ここで赤旗が掲示、レースが中断された。コクピットから投げ出された横山がレスキューチームに
よって救急車へ乗せられメディカルセンターへ搬送された。コース上に横たわり、あらぬ方向に曲がった横山の関節。

雑誌で目にした、1990年F1スペイングランプリ(ヘレス)予選で大クラッシュして横たわるマーティン・
ドネリーの写真と非常によく似ていた。だが、観客席から目にした横山の状況のほうが、
明らかにシリアスな状況にあることは明白だった。

横山が激突したシグナルブリッジの破損具合でどれほどの衝撃だったかがおわかりだろう。ガラス張りの
旧ピットビルディング内からコース上を眺める多くの人々。ピット前にたたずむチーム関係者の表情も暗い。

スタート前とはまったく異なった空気が流れるサーキット……。

ピットウォールに近づいていこうとする若いドライバーを制止するチーム関係者。ピット前まで出てきたものの、
何かを察知したように再びピット奥へ戻っていくドライバー。そんな状況は観客席も同じ。子供を連れて
グランドスタンド裏へ足早に向かう親子。立ったまま呆然とコース上を見つめる人たち。頭を抱えながら
ピクリとも動かない男性や、うつむいたままハンカチで顔を覆ったまま、すすり泣く女性もいた。

なにもかもが普段のサーキットとは違う、和やかな雰囲気など微塵もない時間が過ぎていく。

静岡県警による現場検証のため、全日本F3の決勝が中止となったことが場内アナウンスで発表。
そして、横山 崇の死亡についても観客に知らされた。

横山の死があってもメインレースであるフォーミュラ・ニッポン第9戦のレースは行われた。
ほとんどといっていいほど、このレース展開については憶えていない。

横山が激突したのがシグナルブリッジであったため、通常のシグナルスタートではなく、フラッグスタートで
行われた。グリッドに全マシンが整列後、振り下ろされる日章旗の合図でレースがスタートされる
という、近年ではまず目にすることがない光景だけは鮮烈な記憶として残っている。

トラックの荷台に乗せて運ばれるほとんど原型をとどめていない横山のマシン。すでにマシンというべき
ものではなく、パーツが山積みになっているといったほうが正しい表現かもしれない。