選手権 自然のチカラを、未来のチカラへ
本誌に載っているインタビュー記事の一部分がIFS公式サイトにUPされています。
元々は8月に公開された新SP「The Sheltering Sky」練習映像の紹介ページ、
大輔さんの写真と紹介の1文が添えられていたところにさらに追加されたようです。
以下、翻訳機能を利用してのざっくり和訳です。
★Daisuke Takahashi: The Sheltering Sky
[ International Figure Skating Aug 3, 2018 ]
【練習動画あり】
デヴィッド・ウィルソンがトロントで振付した「Sheltering Sky」、
高橋大輔選手の2018-19シーズンショートプログラムのショート・クリップ動画です。
競技会からの長い不在期間のあとにカムバックをすることは誰にとってもリスクを伴う行動、
それは彼の国だけでなく世界中のスケートのスーパースターにとってはなおのこと。
高橋大輔が4年ぶりに競技に復帰するのはそんなリスクを分かった上でのこと。
その理由は極めて個人的なもの。今回、彼は自分のためにスケートをしています。
「競技用のプログラムは4年ぶりのことなので、振付を誰にお願いするべきか
自分ではなかなか決断ができませんでした。」と髙橋は言いました。
「デヴィッドは僕の2011-2012シーズンのショートプログラム
『In the Garden of Souls』を作ってくれました。
自分のキャリアの中で彼が作ったプログラムは1つしかなくて、
彼に別のプログラムをつくってほしいと々思っていました。
スケートを始めるにつれてさらに自信が持てるようになっています。
今はまだ右ひざに問題があって、自分の健康を支えるために
たっぷりとトレーニングを行っています。
以前は栄養士がいましたが、今は自分でやっています。」
大輔さんの独占インタビューは2018年10月号をオーダーして読んでください、
という言葉で最後は締められていますが、このわずかな引用部分からも
大輔さんがウィルソン氏と再びタッグを組むことを待ち望んでいたことが分かります。
IFSサイト内の最新号紹介ページにも誌面記事文からの引用が含まれていました。
上記の文面と一部重なっていますが、こちらもざっくりと…
★「IFS OCTOBER 2018」
[International Figure Skating Aug 11, 2018]
日本のスーパースター、高橋大輔が2018年10月号の表紙を飾っています。
4年間の空白の時を経て32歳の彼は競技に復帰してきます。
彼にとっての復帰のモチベーションはお金とか名声とかに支えられているのではなく、
彼自身の思うがままにキャリアを終わらせたいという願望です。
競技会からの長い不在期間のあとにカムバックをすることは誰にとってもリスクを伴う行動、
それは彼の国だけでなく世界中のスケートのスーパースターにとってはなおのこと。
高橋大輔が4年ぶりに競技に復帰するのはそんなリスクを分かった上でのこと。
その理由は極めて個人的なもの。今回、彼は自分のためにスケートをしています。
本誌の28ページ、独占インタビューを含む特集記事は
この表紙と同じポーズでスマイル全開の大輔さんの写真から始まっています。
「DAISUKE TAKAHASHI A PERSONAL COMBACK」
という大きなタイトル文字から上記のプロローグ文へと続いています。
そこからページをめくるとトロントでの氷上練習中の写真とともに始まる記事本文。
7月1日の現役復帰会見のことをクリスマスツリーの点灯に例えたり、
世界の果てまでいるたくさんのファンが非常に尊敬されているスケーターの復帰を
大いに歓迎していると表現していたり、冒頭から嬉しい文が連なっています。
バンクーバー五輪以降の経歴もしっかりと書いてくれているのも嬉しいポイント。
2010年世界選手権優勝や2012年GPファイナル優勝など、日本男子フィギュアの
歴史をいつも塗り変えてきたことを伝えてくれています。
その後の怪我との闘い、2013-2014シーズンの経過やソチ五輪のあとの現役引退。
NYへの語学留学でスケートから距離を置いていたこと、8か月を過ごしたのちに
日本にもどってからのコメンテーターのTVの仕事、ダンサーとして舞台に立った
「LOVE ON THE FLOOR」のことにも触れてくれています。
現役復帰の決意を固めるきっかけを作った2017年全日本選手権のことは
復帰会見での大輔さん自身の言葉を紹介しながら伝えてくれています。
スケーターとして、表現者として、出来るかぎり長く演じつづけるための現役復帰。
ここでの新しい情報は「World Anti-Doping Agency(WADA)」に関すること。
アスリートがアマチュアの試合に戻る際には、その意思を少なくとも6カ月前までに
世界アンチドーピング機構に書面で通知しなければならないというルールがあり、
大輔さんはそのことを最初知らずにいたそうです。ギリギリ時期が間に合って、
かろうじて今年の1月に通知したとのこと。もし気付かずにいて通知が遅れていたなら
今シーズン復帰したいという大輔さんの意志が叶えられたかった可能性も…
大輔さん自身の言葉からも相当ヒヤッとする思いをしたのだという印象を受けました。
7月6日のブノワ・リショーさんInstagram、大輔さんとの練習風景をお借りしています。
次のパートからは2つの新しいプログラムに話が移っていきます。
6月にはフランス・クールシュヴェルへ、ミーシンキャンプに参加していた
ブノワ・リショーさんのところを訪ねてロングプログラムを振付。
7月はカナダ・トロントでウィルソン氏に依頼していたショートプログラムを振付。
「4シーズンぶりの競技プロなので、どんなプログラムが良いのか、
自分自身ではなかなか決めかねていた。」
「何のプランもなくて誰に振付を頼むかも分からなかった。
自分でも何を滑りたいか分からないし、みんなが何を観たいのかも分からないし。
例えば以前だったら、あるシーズンに作ったプログラムがあれば
次のシーズンにはまた違ったプログラムが期待されるだろうと思えたけど。」
「ブノワ・リショーさんは僕と仕事をすることに興味があって
僕に振付をしたいと思うプログラムの原稿を送ってきた。
彼が作った素晴らしいプログラムのことは聞いていて僕自身とても興味があっ
た。
うまくいくか自信がない新しい試みだったけど
彼が作った坂本花織選手のSPやLPが好きだったのでお願いした。」
大輔さんが語っていたリショーさん振付エピソード、だいたいこんな感じの内容で
出来上がったロングプログラムは「面白い音楽、うまく言葉で説明できないけど」
とも話していました。その一方、ウィルソン氏との振付エピソードは
もっと詳しく具体的な言葉が並べられていました。
6月19日の大輔さんInstagram、西宮リンクでの写真をお借りしています。
これまで競技用のプロを1つしか作ってもらっていなくて、
そのプログラムが好きだったのでまたお願いした、と大輔さん。
実際にウィルソン氏がEメールを受け取ったのは5月下旬、
大輔さんのエージェント側からの振付の依頼だったそうです。
以下、ウィルソン氏が語った大輔さん新SP振付エピソードのおおまかな意訳です。
「(引き受ける以外)他に考えようがなかった。
6月に日本でダイスケに会ったとき(地震の影響で私たちは同じリンクにいた)、
彼に滑ってみたい曲のアイデアがあるかどうか聞いてみた。彼の答えは『NO』。
それなら彼が今までやったことのないものを、と私は考えた。」
「彼がダンスものをたくさんやってきたことを知っていたから、
同じようなことはせずもっと別のものを用意しようと思った。
何か解き放たれたもの、限界のないもの…選ぶのは難しい。」
「そんなとき、彼のエージェント側が私に電話してきた。
ダイスケが現役復帰の記者会見を行う3日前…
私は衝撃を受けた。それは何の手がかりもなく推測もしていなかったこと。
ふつうならカムバックは引退前、ユナ・キムもパトリックも
休養してからの復帰だった。有名なスケーターが突然、予期せずに
現役復帰することなんて今まであっただろうか?」
大輔さんの現役復帰にものすごく驚いたというウィルソン氏。
しかも振付を依頼されたときはアイスショー用の振付だと思っていたから、
そこから競技用の振付へと軌道修正するのは以上に大変な作業、
才能あるコレオグラファーでも少々途方に暮れてしまったほどだったそう。
理論的には小さな違いであっても、大きなリスクと高度なスケーティング要素が
変更処理に必要となってくるとウィルソン氏は説明しています。
さらに実際の曲決めはどのようにして行われたのか、という話題に。
7年前は大輔さんの方から「エキゾチックなもの」という希望があり、
明確な方向性のもとで作品を創り上げていたけれど、今回は…
以下、振付師のコメントが続きます。
「今回はアイデアがなかったから、まずはダイスケが興味を示しそうな音楽をまとめた
『Daisuke file』を作るところから始めた。坂本龍一のピアノ作品、
『The Sheltering Sky』は早々に見つけていた。私は彼が作る音楽を
何年も前から気に入っていて、過去に振付の曲として使ったこともある。
世界的に有名な日本のアーティストでダイスケも興味を持ってくれると思った。
その独創的な作品は今まで聴いたことがないのに聴くや否や心が惹かれた。
サイケデリックなジャズ作品もあったけれど、ちょっとチャレンジ的なもの、
そちらはショーの方で使った方が良いと私は思った。」
ウィルソン氏が大輔さんのエージェントに2つの作品の事を伝え、楽曲を送ったら
この先のためにも両方ともキープしておきましょう、と答えたそう。
彼は面白い人だ、とエージェントさんとのやり取りまで楽しそうに語るウィルソン氏。
でも振付師としてのウィルソン氏は真剣そのもの。
大輔さんのスケーティングを愛してやまないがゆえに、その至福の時を愛おしむために、
あたかもこれまで一緒に仕事をしたことがないかのように少しずつ作業を進めていく。
前回一緒に仕事した時に知った親しみやすさもあり、心地良さもあり。
「スケーターのスタイルを本当に愛し、彼らが本当に素晴らしいと思うときには、
私は自分自身に高いレベルの期待をかける。だから実際にはすごく緊張している。」
世界的な一流振付師の極意を教えてもらえたように感じたコメント部分ですが、
全く持って和訳に自信がなくて。もしも間違い等あればご指摘願いますm(_ _)m
大輔さんがトロントにやって来る前は、音楽も決まっておらず過度な準備もなく、
提案してあった全く異なる2つの曲を大輔さんが気に入ってくれていたとしても、
実際に本人がどんな気持ちでいるのか多少なりの不安もあったそうですが…
「実のところ、彼が『The Sheltering Sky』を選ぶことを望んでいたし、
きっと選んでくれるだろうと思っていた。それは彼自身と彼のスケートに
とてもマッチしていると感じていたから。彼が氷の上でステップを踏む瞬間、
誰もが感じられる美しくて郷愁を誘う感情がその曲にはあった。
おのずとその瞬間はやってきて、本当に彼は正しい選択をしたなと感じた。」
大輔さんとの共同作業は7年前とは大きく違っていたのだそう。
すでに様々な経験をしている熟練したスケーターは、短い注文をしただけでも
それを増幅させて複雑な細部にまで入り込んできて、あっという間に習得する。
前回の時と比べて熱くなりすぎずに振付ができたようです。
7月25日のウィルソン氏 Instagram、大輔さんとのツーショットをお借りしています。
2人の表情からも充実した時間を過ごした喜びが伝わってくるように思えます。
プログラムの全貌が披露される10月の近畿選手権まで、
どうかたっぷりと滑り込み練習が出来ていますように!
「IFS Magazine」の大輔さん特集記事、約3分の2くらいまで読み解いてきましたが
かなり長くなってきたので今夜はここまで。続きは次のエントリー記事に。
相変わらずの自己流な和訳であやふやな部分も多々あったかと思いますが
概要や雰囲気だけでも感じていただければ嬉しく思います。
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いつもありがとうございます! yocco
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前半は全体的に静かな展開だった。21分に筑陽がゴール正面でフリーキックを獲得、これを今坂 駿吾が左隅を狙ったシュートで枠を捉えるが、GKの好セーブに阻まれる。
今坂 駿吾No.5
筑陽は28分にも枠を捉えたシュートを放つが、得点には至らない。
お互いにチャンスの回数は少なく、前半は無得点で終了する。
後半もチャンスが少なく、得点の匂いを感じない展開だったが40分、九国は稗田 凌太からのクロスに、掘金 凌明が合わせてゴールを挙げる。
九国の勝利と思われたが、アディショナルタイムに深松 大雅のゴールが決まり、同時に試合終了の笛が鳴った。
【コメント】
九州国際大学付属高校、田中 龍人介キャプテン
Q.試合の感想をお願いします。
「チームとしても個人としても、まだまだ弱いという一言ですね」
Q.試合の内容的には、いかがですか?
「攻められていたというより、自分達の中では攻めさせていたという感じです。
相手の縦パスを狙って、誘って取るという形だった。低い位置で取って、そこから
カウンターを仕掛けて行こうと、自分達の頭の中にはあった。
我慢の時間はあったけど、自分達はやられている感じはしていませんでした」
Q.あのまま無失点で終わりたかったですね。
「あのままというよりかは、自分の中では追加点。3点、4点奪いたかった。
決定機も外して上手くいかなかった。そこが、同点にされた要因だと思います」
Q.選手権で当たる事も意識して、この試合に臨みましたか?
「あんまり深くは考えていませんでした。良い守備から攻撃に、上手くコミュニケーション
を取りながら、やって行けたらと思ってやっていました」
Q.この夏は、どの様な課題を取り組まれましたか?
「チームというより、個人個人のレベルアップ。自分自身を見つめながら、
スキルアップを重視してやって来ました」
Q.選手権まで残り1か月。どの様に過ごされますか?
「鍛えるというよりかは、戦術をしっかり理解したい。全員でまとまって、
優勝を狙いながら、一歩一歩踏み外さない様に、やって行けたらと思います」
筑陽学園、赤司 匠キャプテン
Q.試合を振り返って下さい。
「九国も5バックで守って来て、あまり点が入らない試合展開だった。先制されて、
この試合は選手権に向けても同じヤマの相手なので、勝たないといけない試合でした。
負けられない試合だったので、最後に同点に追いついたのは大きかったと思います」
Q.攻撃の形は出来ていました。
「サイドから多くのクロスが上がって来たんですけど、中の入り方、ニアで潰れたり、
ファーに行ったり、役割がバラバラだったので、そういう所を修正して、次の長崎総附戦に
意識してやって行きたいです」
Q. リーグ戦連敗から、チームが見事に立て直されましたが?
「大津戦で負けた後、2連敗ぐらいしたんですよ。今年プリンスリーグに上がって来て、
自分達も去年県リーグでやって、上がる大変さを分かっているので、一年で落とす訳には
行かないとみんなで話した。先ずは一試合走り切ろうとか、話し合いました」
Q.選手権まで残り1か月。どの様に過ごされますか?
「3年生にとっては最後の選手権大会。去年も合わせたら、5大会連続決勝で東福岡に負けていますので、
この残り1か月で、個人だったりチームの欠点を修正して、県大会で優勝して、全国制覇を目指したいです」
(インタビュー、サカモト マコト)
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