描写がゆとりになる。
2018/日本 上映時間121分
監督:三島有紀子
原作:三上延
脚本:渡部亮平、松井香奈
企画プロデュース:小川真司
プロデューサー:服部美穂、千綿英久
撮影:阿部一孝
照明:木村匡博
録音:浦田和治
美術:黒瀧きみえ
装飾:石渡由美
衣装:宮本まさ江
ヘアメイクデザイン:倉田明美
編集:加藤ひとみ
音楽:安川午朗
主題歌:サザンオールスターズ
スクリプター:吉田久美子
助監督:佐伯竜一
制作担当:小野山哲史
スクリプトドクター:三宅隆太
出演:黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大、神野三鈴、高橋洋、酒向芳、桃果、渡辺美佐子
パンフレット:★★★★☆(720円/情報量多めで工夫が凝らしてあって、デザインも素敵なオススメのパンフ)
(あらすじ)
五浦大輔(野村周平)は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。店主である若い女性・篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通してきた秘密を解き明かしてしまう。そんな栞子の推理力に圧倒された大輔は、足を怪我した彼女のために店を手伝うことに。やがて大輔は、栞子が所有する太宰治「晩年」の希少本をめぐり、大庭葉蔵と名乗る謎の人物が彼女を付け狙っていることを知る。(以上、より)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、のネタバレに触れているので、知りたくない人は読んじゃダメ!
ああっ、もうダメごめんなさい、出ちゃう出ちゃう見ないでぇぇぇぇぇぇビブッビブリッビブリブリッビブリビブリブリブリブリ…(‘A`) ァァァァァァァァ…
によると、「ビブリア」とはギリシア語で「本」や「書物」を意味していて、ラテン語では「本を愛する人」なんて意味があるそうですが、「ビブリア」という言葉を知った時から、どうしても冒頭に書いた文章が頭を離れなくて。すでにした方がほとんどだと思いますし、僕だってこんなことを積極的に書きたかったワケではないんですけど…。当ブログは思いついたことはなるべく書き残しておく方針ということで、のように、つい書いてしまったというね。本当にすみませんでした… (ノω・、)
こんなものを読まされた方の気持ちを代弁するを貼っておきますね(より)。
閑話休題! 本作については、小説のタイトルは知ってて「面白そう」と思ってはいたものの、は知らなかったし、実写映画化についても興味はゼロというか。僕は基本的にアクション映画を好む男なのでね、まったく観る気はなかったんですけれども。11月25日(日)ににてトークをすることになっている“信用できるブルボニスト”監督がということで、「もしかしてその話になるかも→観ておかねば!Σ(°д° ) クワッ」と思い立って、その前日の24日(土)、で鑑賞いたしました(その後、をハシゴ)。と思ったり。
4番スクリーン、朝イチの回でほぼ満席だったような
一応、氏の画像を貼っておきますね。
本作のあらすじを雑に書いておくと、五浦大輔(野村周平)が祖母の遺品から夏目漱石の署名が入ったを見つけて、北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」に持ち込んだ縁で、店主の篠川栞子(黒木華)の下で働くことになりましてね。人見知りながらも抜群の推理力を持つ栞子が、大輔の祖母の秘密(不倫してた)を看破したり、希少本を盗んだ犯人の行方を男が持ち込んだ本の状態から探し当てたりする中(失明寸前の男がどうしても読みたかった)、祖母が不倫をする過去パートが途中途中で差し込まれながら、栞子が所有する太宰治の希少本を狙う謎の男と対決する…ってな内容。僕はハッキリ言って、太宰治は辛気臭くて以外は好きじゃないし、夏目漱石にいたってはを読んでと勝手に誤解してキレた程度の人間なので、本作に出てくる文豪&文芸うんちくの数々はサッパリではありましたが、本に対しての愛情はビンビン伝わってきましてね。黒木華さんと野村周平さんの演技&雰囲気も良かったし、序盤から中盤にかけては結構好きでしたよ。
ただ、終盤がちょっと…。登場人物が少ないので、漫画のネット販売をおこなっている稲垣(成田凌)が「大庭葉蔵」だというのは多くの人が予想するところではあって。それは仕方ないと思うんですが、放火したりとか大輔の家に侵入してスタンガンで昏倒させたりとか、もう警察に通報するレベルの所業じゃないですか。小説だとそれなりに飲み込めるのかもしれないし、僕が何らかの描写を見落とした可能性もありますけど(汗)、栞子と大輔がなんで通報しないのかまったくわからなかっただけに、かなりイライラいたしました(一応、2番目の謎解きエピソードで「警察に届けない主義」っぽいムードはありましたが…)。
大体、「希少本を盗んだ犯人も稲垣の仕込みだった」ことを種明かししてたけど、「栞子が積極的に謎を解いてくれるかどうか」をリアルに考えると、ムダに終わる可能性の方が高そうだしさぁ…。ラスト、「人間の方が大事」ということで栞子が希少本を海に捨てるシーンも、その行為自体はグッとくるけど、直前に“1ミリもハラハラしないチェイス”や“戦闘力の低い人間同士によるグダグダなタイマン”を見せられた挙げ句だから、なかなかどうでも良かったです。それに「大輔の祖母と不倫した田中嘉雄の孫が稲垣だった→大輔と稲垣は血縁関係だった」というオチだって「奇妙な縁ですな (´∀`)」と感心するより、単に世界が狭いだけに見えちゃって…。そんなワケで、ごめんなさい、鑑賞直後はスゲーつまらないものを観た気持ちになった次第。
鑑賞直後の僕の気持ちを代弁するの画像を貼っておきますね。
だがしかし! に移動してを続けて観てみれば、真犯人役がまた成田凌さんだったからビックリ!Σ(゚д゚) マタ!? なんか、そのシンクロニシティがスゲー面白くて、本作を観て良かったと思えるほどに気分が回復したのだから、人間って不思議ですよネ (ノ∀`) エヘヘ とは言え、終盤はやっぱり好きじゃないので、あまりオススメはしないです。それと結局、トークショーで三宅監督と本作の話はしませんでした。おしまい。
三上延先生による原作小説。ちょっと興味あります。
三島有紀子監督の前作。この人の映画、1本も観たことないんだよなぁ。
ドラマ版のBlu-rayボックスでございます。
「スクリプトドクター」について知りたい方はこの本を読むとよござんす。
描写通の通による通のためのサイト
海老と玉ねぎのマヨ炒め。
次は、無水鍋で作ったもやし蒸し。
お次は又うちに
無添加のドレッシングだから、
では最後に鷄の手羽中を
この価格をみてから描写購入の検討を
2018/日本 上映時間121分
監督:三島有紀子
原作:三上延
脚本:渡部亮平、松井香奈
企画プロデュース:小川真司
プロデューサー:服部美穂、千綿英久
撮影:阿部一孝
照明:木村匡博
録音:浦田和治
美術:黒瀧きみえ
装飾:石渡由美
衣装:宮本まさ江
ヘアメイクデザイン:倉田明美
編集:加藤ひとみ
音楽:安川午朗
主題歌:サザンオールスターズ
スクリプター:吉田久美子
助監督:佐伯竜一
制作担当:小野山哲史
スクリプトドクター:三宅隆太
出演:黒木華、野村周平、成田凌、夏帆、東出昌大、神野三鈴、高橋洋、酒向芳、桃果、渡辺美佐子
パンフレット:★★★★☆(720円/情報量多めで工夫が凝らしてあって、デザインも素敵なオススメのパンフ)
(あらすじ)
五浦大輔(野村周平)は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。店主である若い女性・篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通してきた秘密を解き明かしてしまう。そんな栞子の推理力に圧倒された大輔は、足を怪我した彼女のために店を手伝うことに。やがて大輔は、栞子が所有する太宰治「晩年」の希少本をめぐり、大庭葉蔵と名乗る謎の人物が彼女を付け狙っていることを知る。(以上、より)
予告編はこんな感じ↓
60点
※今回の記事は、のネタバレに触れているので、知りたくない人は読んじゃダメ!
ああっ、もうダメごめんなさい、出ちゃう出ちゃう見ないでぇぇぇぇぇぇビブッビブリッビブリブリッビブリビブリブリブリブリ…(‘A`) ァァァァァァァァ…
によると、「ビブリア」とはギリシア語で「本」や「書物」を意味していて、ラテン語では「本を愛する人」なんて意味があるそうですが、「ビブリア」という言葉を知った時から、どうしても冒頭に書いた文章が頭を離れなくて。すでにした方がほとんどだと思いますし、僕だってこんなことを積極的に書きたかったワケではないんですけど…。当ブログは思いついたことはなるべく書き残しておく方針ということで、のように、つい書いてしまったというね。本当にすみませんでした… (ノω・、)
こんなものを読まされた方の気持ちを代弁するを貼っておきますね(より)。
閑話休題! 本作については、小説のタイトルは知ってて「面白そう」と思ってはいたものの、は知らなかったし、実写映画化についても興味はゼロというか。僕は基本的にアクション映画を好む男なのでね、まったく観る気はなかったんですけれども。11月25日(日)ににてトークをすることになっている“信用できるブルボニスト”監督がということで、「もしかしてその話になるかも→観ておかねば!Σ(°д° ) クワッ」と思い立って、その前日の24日(土)、で鑑賞いたしました(その後、をハシゴ)。と思ったり。
4番スクリーン、朝イチの回でほぼ満席だったような
一応、氏の画像を貼っておきますね。
本作のあらすじを雑に書いておくと、五浦大輔(野村周平)が祖母の遺品から夏目漱石の署名が入ったを見つけて、北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」に持ち込んだ縁で、店主の篠川栞子(黒木華)の下で働くことになりましてね。人見知りながらも抜群の推理力を持つ栞子が、大輔の祖母の秘密(不倫してた)を看破したり、希少本を盗んだ犯人の行方を男が持ち込んだ本の状態から探し当てたりする中(失明寸前の男がどうしても読みたかった)、祖母が不倫をする過去パートが途中途中で差し込まれながら、栞子が所有する太宰治の希少本を狙う謎の男と対決する…ってな内容。僕はハッキリ言って、太宰治は辛気臭くて以外は好きじゃないし、夏目漱石にいたってはを読んでと勝手に誤解してキレた程度の人間なので、本作に出てくる文豪&文芸うんちくの数々はサッパリではありましたが、本に対しての愛情はビンビン伝わってきましてね。黒木華さんと野村周平さんの演技&雰囲気も良かったし、序盤から中盤にかけては結構好きでしたよ。
ただ、終盤がちょっと…。登場人物が少ないので、漫画のネット販売をおこなっている稲垣(成田凌)が「大庭葉蔵」だというのは多くの人が予想するところではあって。それは仕方ないと思うんですが、放火したりとか大輔の家に侵入してスタンガンで昏倒させたりとか、もう警察に通報するレベルの所業じゃないですか。小説だとそれなりに飲み込めるのかもしれないし、僕が何らかの描写を見落とした可能性もありますけど(汗)、栞子と大輔がなんで通報しないのかまったくわからなかっただけに、かなりイライラいたしました(一応、2番目の謎解きエピソードで「警察に届けない主義」っぽいムードはありましたが…)。
大体、「希少本を盗んだ犯人も稲垣の仕込みだった」ことを種明かししてたけど、「栞子が積極的に謎を解いてくれるかどうか」をリアルに考えると、ムダに終わる可能性の方が高そうだしさぁ…。ラスト、「人間の方が大事」ということで栞子が希少本を海に捨てるシーンも、その行為自体はグッとくるけど、直前に“1ミリもハラハラしないチェイス”や“戦闘力の低い人間同士によるグダグダなタイマン”を見せられた挙げ句だから、なかなかどうでも良かったです。それに「大輔の祖母と不倫した田中嘉雄の孫が稲垣だった→大輔と稲垣は血縁関係だった」というオチだって「奇妙な縁ですな (´∀`)」と感心するより、単に世界が狭いだけに見えちゃって…。そんなワケで、ごめんなさい、鑑賞直後はスゲーつまらないものを観た気持ちになった次第。
鑑賞直後の僕の気持ちを代弁するの画像を貼っておきますね。
だがしかし! に移動してを続けて観てみれば、真犯人役がまた成田凌さんだったからビックリ!Σ(゚д゚) マタ!? なんか、そのシンクロニシティがスゲー面白くて、本作を観て良かったと思えるほどに気分が回復したのだから、人間って不思議ですよネ (ノ∀`) エヘヘ とは言え、終盤はやっぱり好きじゃないので、あまりオススメはしないです。それと結局、トークショーで三宅監督と本作の話はしませんでした。おしまい。
三上延先生による原作小説。ちょっと興味あります。
三島有紀子監督の前作。この人の映画、1本も観たことないんだよなぁ。
ドラマ版のBlu-rayボックスでございます。
「スクリプトドクター」について知りたい方はこの本を読むとよござんす。
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