スケッチブック 京阪のる人、おけいはん。
【Side 大野】
全身に、強い電流が走った。
気持ちいいとか、そういうレベルじゃない。
痛いくらいの刺激。
なのに何一つ嫌じゃない。
腰が抜けるって、多分こういうことだなって。
後ろの櫻井さんにもたれかかってしまって、櫻井さんもそのままベッドへぽすんと倒れた。
全細胞が繋がった感覚。
血液が、熱が、感覚が、快 感が。
ありとあらゆる神経が、一瞬で互いの身体を行き来したような。
髪の一本一本から、足の指の先まで…
全てが性 感 帯 になったみたいな。
触れてる部分が、熱くて、溶けてしまいそうで…。
──ああ、番になったんだ。
そう、実感する。
身体 がビクッ、ビクッ…と、長く痙攣 する。
櫻井さんもそんな感じで。
お互いの モノ からは、こんなに出るの?って位に 熱 が零れる。
こんな時なのに
思い出したのはあの日の決意だった。
*
「え…?」
『だから、雅紀が…!………!』
電話越しのチュウの声は途中からあんまり聞こえなかった。
目の前は真っ暗になって、鼓膜に膜が張ったようだ、とぼんやり思った。
──俺ね、やりたいことがあんの!
まぁくんのセリフが、わんわんと耳鳴りみたいに脳内
鳴り響く。
ああ…
俺のせいだ。
俺に薬を全てくれたから。
まぁくんの計画が。夢が。希望が。
全部崩れてしまった。
オメガであることは、一生ついてまわること。
それに真っ向から立ち向かおうとした、強いまぁくんの意思。
あんなに目をキラキラさせてたのに。
あんなに楽しそうに語ってくれたのに──。
いつの間にか腕を強く握っていて、爪が食い込む。
ぐぐ…と力を込めると、触れてもいない指の先の神経がぴくりと動く。
痛い、と思った。
だけどその痛みは、俺の罪悪感を少しだけ消してくれた。
そして、まぁくんの痛みはこんなものじゃないと奥歯を噛み締めた。
…泣くな。
自分に泣く資格なんてない。
ヒートで。
見知らぬ人に囲まれて。
自分の父親の会社で、これから働く現場で…
色んな人に襲われて。誘って。
オメガだということを知られて。
計画云々よりも、そもそも…それが何より辛かっただろうなって。
まぁくんの負った痛み。苦しみ。悲しさ。
俺には到底理解出来ない程だろう。
まぁくんにどれだけ謝ったって、過去は、心の傷は…消えない。
まぁくんのために俺が出来ることは何だろう。
そう考えて、浮かんだ答え。
まぁくんの代わりに生きること。
口を聞いてくれない可能性も考えたけど、多分…それはない。
まぁくんのことだ、きっと無理して笑って「だいしょーぶっ!」と俺を慰めてくれるだろう。
ちらりと見たのはテーブルの上のスケッチブック。
絵を…描いていけたら、なんてほんの少し思ってたけど。
描きかけだったまぁくんの笑顔の絵。
入社したらお祝いに渡せるようにと思って、数ヶ月前から準備してたやつ。
それをゴミ箱にバサリと入れた。
そんな夢、要らない。
まぁくんの眩しい笑顔を奪ったのは、俺自身だ。
まぁくんの夢が俺の夢。
ひいてはオメガの為になる。
どこまでやれるかは正直全くわからない。
だけど
…何があっても成し遂げてみせる。
いつも優しくしてくれた、まぁくんのため。
きっと茨の道だろう。
まぁくんとも気軽には話せなくなるだろう。
沢山の困難があるだろう。
だって俺はオメガだ。
基本スペックが、アルファとはどうしたって違う。
それに、番になってヒートから逃れることも当然許されない。
それでも俺は
アルファとして、生きる。
自分の人生なんて、要らない。
友人も恋人も…
夢さえも。
俺は、全てを捨てる。
そうすることでしか、この罪を償えないから……。
*
正直
苦しかった。
辛かった。
がむしゃらに取り組んだ仕事よりも
大好きな人
を騙してることが。
アルファはずるいと言われたり
オメガは害だと聞いてしまったり
心が引き裂かれるような思いだったのに
俺は何も言う権利がなかった。
何度も挫けそうになった。
何度も一人、涙を流した。
何度も弱音を飲み込んだ。
俺はこんな風に辛いと思う権利はない。
これは俺が奪ってしまった人生なのだから。
そう、何度も何度も言い聞かせてきた。
だけど
その先には、こんな幸せが待っていた。
こんな愛しい人と、出逢ってしまった。
番になれないと言ったのに
俺が不安になってると思って、
指輪を贈ってくれた優しい運命の番。
番になれと背中を押してくれた仲間達。
オメガでも変わらないで接してくれようとする、先輩や部下……。
大袈裟だけどさ。
世界って案外、愛で溢れてる気がするんだよ。
ねぇ、まぁくん。
ねぇ、棚田くん。
ねぇ、佐藤くん。
オメガって、捨てたもんじゃないよね。
悪いことばっかじゃ、ないよね。
俺さ。
オメガで良かったよ。
涙がつぅと流れたけど、拭うことさえせず、俺は天井を見ながら微笑んだ。
これが決定版じゃね?とってもお手軽スケッチブック
奈良祥子です。
あなたは、
(☝︎その時の絵がコチラ)
どう処理していいかなんて
受け止めてもらうことなんてもってのほか。
\自宅で動画でカンタンに学べる/
•◆•自己紹介•◆•
奈良 祥子 (なら しょうこ)
アートセラピスト/ 画家/コーチ
大学では美術を専攻。卒業後も
10年間仕事の傍ら画家としての
活動を続ける。
母の癌をきっかけに、様々な治療法を
探る中でセラピストになる。
***
現在は経験を活かし、
“人の人生をより輝かせる
お手伝いがしたい”という想いで、
アートセッションや講座をしています。
詳しい自己紹介はコチラです♪→
***
現在募集中のメニューについては、
こちらをご覧ください
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アマゾンが選んだスケッチブックの10個の原則
【Side 大野】
全身に、強い電流が走った。
気持ちいいとか、そういうレベルじゃない。
痛いくらいの刺激。
なのに何一つ嫌じゃない。
腰が抜けるって、多分こういうことだなって。
後ろの櫻井さんにもたれかかってしまって、櫻井さんもそのままベッドへぽすんと倒れた。
全細胞が繋がった感覚。
血液が、熱が、感覚が、快 感が。
ありとあらゆる神経が、一瞬で互いの身体を行き来したような。
髪の一本一本から、足の指の先まで…
全てが性 感 帯 になったみたいな。
触れてる部分が、熱くて、溶けてしまいそうで…。
──ああ、番になったんだ。
そう、実感する。
身体 がビクッ、ビクッ…と、長く痙攣 する。
櫻井さんもそんな感じで。
お互いの モノ からは、こんなに出るの?って位に 熱 が零れる。
こんな時なのに
思い出したのはあの日の決意だった。
*
「え…?」
『だから、雅紀が…!………!』
電話越しのチュウの声は途中からあんまり聞こえなかった。
目の前は真っ暗になって、鼓膜に膜が張ったようだ、とぼんやり思った。
──俺ね、やりたいことがあんの!
まぁくんのセリフが、わんわんと耳鳴りみたいに脳内
鳴り響く。
ああ…
俺のせいだ。
俺に薬を全てくれたから。
まぁくんの計画が。夢が。希望が。
全部崩れてしまった。
オメガであることは、一生ついてまわること。
それに真っ向から立ち向かおうとした、強いまぁくんの意思。
あんなに目をキラキラさせてたのに。
あんなに楽しそうに語ってくれたのに──。
いつの間にか腕を強く握っていて、爪が食い込む。
ぐぐ…と力を込めると、触れてもいない指の先の神経がぴくりと動く。
痛い、と思った。
だけどその痛みは、俺の罪悪感を少しだけ消してくれた。
そして、まぁくんの痛みはこんなものじゃないと奥歯を噛み締めた。
…泣くな。
自分に泣く資格なんてない。
ヒートで。
見知らぬ人に囲まれて。
自分の父親の会社で、これから働く現場で…
色んな人に襲われて。誘って。
オメガだということを知られて。
計画云々よりも、そもそも…それが何より辛かっただろうなって。
まぁくんの負った痛み。苦しみ。悲しさ。
俺には到底理解出来ない程だろう。
まぁくんにどれだけ謝ったって、過去は、心の傷は…消えない。
まぁくんのために俺が出来ることは何だろう。
そう考えて、浮かんだ答え。
まぁくんの代わりに生きること。
口を聞いてくれない可能性も考えたけど、多分…それはない。
まぁくんのことだ、きっと無理して笑って「だいしょーぶっ!」と俺を慰めてくれるだろう。
ちらりと見たのはテーブルの上のスケッチブック。
絵を…描いていけたら、なんてほんの少し思ってたけど。
描きかけだったまぁくんの笑顔の絵。
入社したらお祝いに渡せるようにと思って、数ヶ月前から準備してたやつ。
それをゴミ箱にバサリと入れた。
そんな夢、要らない。
まぁくんの眩しい笑顔を奪ったのは、俺自身だ。
まぁくんの夢が俺の夢。
ひいてはオメガの為になる。
どこまでやれるかは正直全くわからない。
だけど
…何があっても成し遂げてみせる。
いつも優しくしてくれた、まぁくんのため。
きっと茨の道だろう。
まぁくんとも気軽には話せなくなるだろう。
沢山の困難があるだろう。
だって俺はオメガだ。
基本スペックが、アルファとはどうしたって違う。
それに、番になってヒートから逃れることも当然許されない。
それでも俺は
アルファとして、生きる。
自分の人生なんて、要らない。
友人も恋人も…
夢さえも。
俺は、全てを捨てる。
そうすることでしか、この罪を償えないから……。
*
正直
苦しかった。
辛かった。
がむしゃらに取り組んだ仕事よりも
大好きな人
を騙してることが。
アルファはずるいと言われたり
オメガは害だと聞いてしまったり
心が引き裂かれるような思いだったのに
俺は何も言う権利がなかった。
何度も挫けそうになった。
何度も一人、涙を流した。
何度も弱音を飲み込んだ。
俺はこんな風に辛いと思う権利はない。
これは俺が奪ってしまった人生なのだから。
そう、何度も何度も言い聞かせてきた。
だけど
その先には、こんな幸せが待っていた。
こんな愛しい人と、出逢ってしまった。
番になれないと言ったのに
俺が不安になってると思って、
指輪を贈ってくれた優しい運命の番。
番になれと背中を押してくれた仲間達。
オメガでも変わらないで接してくれようとする、先輩や部下……。
大袈裟だけどさ。
世界って案外、愛で溢れてる気がするんだよ。
ねぇ、まぁくん。
ねぇ、棚田くん。
ねぇ、佐藤くん。
オメガって、捨てたもんじゃないよね。
悪いことばっかじゃ、ないよね。
俺さ。
オメガで良かったよ。
涙がつぅと流れたけど、拭うことさえせず、俺は天井を見ながら微笑んだ。
大阪でスケッチブックが流行っているらしいが
「Every Teardrop Is A Waterfall」はColdplayの曲ですね
希望の光が現れるまで、
外の世界のことは忘れて
音楽を聴いて踊ってみよう
希望の光が現れて
何があっても大丈夫だよと教えてくれた
と言う歌詞がなんか…
SHINeeとシャヲルのようでとても素敵な曲
キボミちゃんが歌うのを聴けて
嬉しいな〜(*´-`)
今日は、音楽中心とサイン会があります〜
サイン会は写真上がってくるかなぁ??
今日もファイティン
そして、そして、
タワレコの対象店ではTAEMIN DAYが開催されます〜!
今日と明日の2日限定
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スケッチブック大好き♪みんな集まれ~♪
奈良祥子です。
あなたは、
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どう処理していいかなんて
受け止めてもらうことなんてもってのほか。
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奈良 祥子 (なら しょうこ)
アートセラピスト/ 画家/コーチ
大学では美術を専攻。卒業後も
10年間仕事の傍ら画家としての
活動を続ける。
母の癌をきっかけに、様々な治療法を
探る中でセラピストになる。
***
現在は経験を活かし、
“人の人生をより輝かせる
お手伝いがしたい”という想いで、
アートセッションや講座をしています。
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HP
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撮影はシャッターのタイミングが悪くて写りが死ぬほど悪いのとマットフランク先生が忙しくてキャラ指定できなかったのが心残りなのとホットも買ってるしクレカの引き落としが恐怖…… https://t.co/fw8vemb8LU
…(”この花弁を呉れたのは貴女ですか?
迎えに来たZ”
とスケッチブックに書き、花弁と共に見せ)
(迎え/花弁感謝)
とスケッチブックに書き見せ、頷き乍撫で続け)