観劇にこだわるあなたのサイト
若くから宝塚の世界にドップリとつかっている生徒さんの多くが、少々一般常識の感覚からはズレた人間に製造されてしまうのも致し方無いことなのかもしれません。
けれどタイトル通り、どう考えてもお金を払っている【お客】である我々が、そこの会社の【社員や元社員】相手に拍手を送るって行為、おかしいと思うんです。
そのことに何の疑問も抱かず、涼しい顔で拍手を受けているジェンヌさんたちの姿勢も、【宝塚】という狭い世界から一歩外界に出た時に、ちゃんと通用しているんだろうか…?とも。
私個人は、未だかつて、拍手の中を一礼なり何なりされて席に着かれたジェンヌさんを、ただの一人も見たことがないのです。
普通の会社員ならば、到底考えられない行為ですよね。
遠くない過去の話です。
【私立探偵ケイレブハント/Greatest HITS!】
【幕末太陽傳/ドラマティックS】
息子(小学生)や姪っ子(中学生)をともなっての心待ちにしていた演目でした。
しかし舞台からは感動を得られたにも関わらず、そこにケチのつく嫌な思いをしたのです。
【ケイレブ…】の場合。
客席案内係さんに説明したい件があり、お話していた最中、開演間近ということでゾロゾロと〇組のジェンヌさんたちが楽屋方面から歩いてきて。
(ああ、〇組さんの顔ぶれだ)とは思いましたが、その中に特別大ファンという方もいませんでしたし、特に感慨もなく…。
そういった私の本音が、思わず表情に出てしまったのかもしれません。
けれど、こんな一般人のおばさんの視線など普通は鼻にも引っかけないぐらい、どうでもいいことでしょう。
実際、私のことなど眼中にもなく○組の皆さんは談笑混じりに扉の中に入って行かれたんです。
ところがその中のお一人だけ、ジェンヌさんを目前にしても冷めていた私の態度が面白くなかったんでしょうね。
皆さんと一緒には入らず、突然、係員さんと私ちの中に割って入って、私には背中を向ける形で係員さんに話を始めたんです。
あたかも、
『あなた、宝塚を観に来るの初めてなの?
これが生のタカラジェンヌというものよ。後ろ姿からして違うでしょ?存分にご覧なさいね』
もしくは、
『悪いけど、あなたは係員から後回しにされて当然なのよ。
私の存在価値をしっかりと理解しなさいよ!』
『お先にいいかしら?いいに決まってるわね、私はジェンヌなんだから。
あなたみたいな我々ジェンヌに対して敬意を払わない態度をする一般人のおばさんなど、こういう扱いを受けるのよ。
間近で生ジェンヌを見れたなんて、あなたにとっても一生に一度限りの自慢になるでしょうから良かったじゃない?』
とでも言わんばかりの、勘違いな自信に満ちあふれた空気感を醸し出しながら、他愛もない会話をされていました。
たとえ、
「すみませんけど、急ぎなので先にお話させてもらってもいいですか?」と言われたとしても、その物言いと緊迫加減の有無によっては、
「嫌です。こちらも手短かに終わる話なので順番を守って待って下さいね!」と返したことでしょうけれど、
彼女の場合はその「すみません」はもちろんのこと、会釈の一つさえしなかったのです。
係員さんも係員さんで、私などそっちのけに、ひたすらヘイコラし通しで、彼女を優先するのは当然とばかりの態度でした。
長身でスタイル抜群の彼女の背中越しに、貧相な私でも負けじと、係員さんに「すみませんけど、私の方が先にお話していたんじゃないですか?」と言ってやりました。
とても良い香りが漂っていた彼女。
色白で小顔で小頭で、手足が長く細く、顎のラインが華奢で、若く美しい女性。
私たち二人を見比べた時、人は私のことを、みっともない姿をさらしている惨めなおばさんだと同情すらされるかもしれません。
それでも同じ人間として、こんな粗末な扱いを受けねばならない理不尽さなど受け入れることができなかったのです。
その私の声すら曖昧な笑顔で聞き流した係員さんは、その彼女が扉の向こうに入って行ったと同時に、インカムで「○○さん。今から入られます」と言われた後、やっと、大変すまなそうにこちらの目を見て「すみません、お待たせしました」と。。
しかしその表情には、
(お客様には大変申し訳なかったとは思いますが、まさかジェンヌさんをそっちのけにすることもできないでしょう?
どうぞ私の立場も察して下さい。)
という心の声がありありと聞こえてくるようでした。
●そのジェンヌを羨望の眼差しで見つめていた係員さん。
●(見てる?あなたたち一般人が生でタカラジェンヌを見れた時のリアクションはこれが普通のことよ、ましてスター路線の男役には。全く無知で無礼なおばさんね!)
という勝ち誇った思いを胸に抱いていたのであろうジェンヌ。
二人に対して腹立たしさの極みだったけれど、
これは彼女たちが悪いというよりも、この様な勘違い人間を育て上げ、また客商売の何たるかを全く叩き込まれていない、つまり社員教育がなっていない劇団に大いなる責任があると思い
した。
した。
この日のことは新聞に投書しようかと真剣に思いつめたのですが、小学校時代、とある投書で賞を頂いたことがあって、その誇らしい内容と今回のことを同列にして、私の中でのキラめく思い出を汚したくはなかったので思いとどまりました。
が、、やはり今思い出しても負の感情が襲ってきます。
息子(罪のない子供)がいた。
ということも大きな理由の一つです。
また、劇場でこの様な思いにさらされたのは長年宝塚ファンをしていても初めてのことで、
この空間で散々良い思いを経験してきた私の様なものではなく、もし初めて宝塚を観劇された方に同じ出来事が起きたとすれば、その驚きと失望はもっと計り知れないものだっただろうなと思えたこと。
実はこれまで、町中においては彼女の様なタカラジェンヌに遭遇したことは普通にありました。
一部のジェンヌさんは、
常に人々からもてはやされ、称賛を受けていないと落ち着かない、一種強迫観念にも似た精神状態に陥っているのかもしれません。
そう考えると、【情緒の安定感=幸せ度合い】だと考える私からすれば、美人も美人で苦労するんでしょうね…とお気の毒なぐらい。
そしてその様な方は、悪口などを言われることに対しては『私へのひがみに違いない!』などと変に打たれ強いのだけど、(それもそれで非常に厄介なのだけど。。)
行列の中で一般人と同等に並ばされるなど、自分が特別扱いをされない状況や、
町行く人やレストラン、病院の待合室などで「綺麗な人ね」「さすがはジェンヌさん」などと振り返られずにスルーされることには、何故か【猛烈な怒り】がこみ上げてくるのね、、と何度かの経験上、分かってはいました。
その後、劇場での方はまさかの鼻をへしおられる事態に見舞われたので、おてんとうさまは見ているものなんだなと私は感じました。
でも、それもそのはず。
あの様な傲慢ともとれる言動を神聖な場で行ってしまう方ですから、普段からそこかしこで失態をしでかしていたとしても何ら不思議はなく、たぶん組内でも大した人望はなく、劇団からもマイナスのイメージがついていたのかもしれません。
ついで、【幕末太陽傳/ドラマティックS】の場合です。
この時は中学生の姪っ子と二人での観劇でした。
席は22列目で、ちょうど前が通路になっていて、前方の席に着く方が前を通られる場所だったのですが、
煌々と明るい幕間の時間に、元トップだった方が入って来られたんです。
姪っ子はスカイステージでその方を見て以来、お気に入りの一人になっていたこともあり、こちらに向かって歩いて来られる姿にいち早く気付くと、小声で「ねぇ、おばさん。○○さんがいる」と目を輝かせながら伝えてきました。
「あ、本当だ。良かったねー」
私もこの日に連れて来た甲斐があった!と嬉しくなり、満たされた思いで、二人でその方に好意的な視線を向けていました。
もちろん、ジロジロ見ていたわけでは決してありません。
けれどその方は、近付いてくるなり私達に向けて、(何か用?)と言わんばかりの冷ややかな視線を返してきたのです。
一瞬にして姪っ子は固まってしまいました。。
もちろん笑顔を振りまけ、なんて言ってるわけじゃないですよ、義務じゃないんだし。
全然ニコリとなんかしてもらえなくて構わなかったんです。
見てみぬふりでさりげなく通って行かれただけでも私達は十分満足だった。
けれど、何故冷たい視線を向けられなきゃならないの?
そして、
だったら何のサービスも提供できないあなたが、何故当然とばかりに堂々と、今この瞬間、観客から拍手を受けてるの?
そんな権利ある?
そんな疑問を拭えず、
私自身は、この方の同期さんのトークショーに訪れた時に彼女の話題が出たことがあり、
(うわ、小ズルい人!)と思わされたことがあったため(…まあ話題にしたジェンヌさんもジェンヌさんだと思ったけれど。。)
特別なショックを受けるでもなく終わったのだけど、姪っ子の純粋な気持ちを踏みにじられたことには憤りを感じて、ショー【ドラマティックS】は、心ここにあらずの観劇となってしまいました。
その元トップの方に、プライベートな場所で同じ行為をされたのなら、ご自分の評判を落とすだけのことで、まだ構わなかった。
でも少なくとも劇場で拍手を受ける存在なのだというなら、それはもう仕事の一環でしょ。
それ相応のサービスをお願います!という気持ちが今も胸の中を渦巻いています。
「別に、こっちから拍手なんて頼んでないけど?」では済まされないと私は思います。
そうされることをよくよく分かりながら、劇場に来られてるんだから、やはりそこは大変かもしれないけれど、たとえ客席と言えども【仕事モード】でいてもらいたいです。
まったく、よりによって大好きな早霧さん・咲妃さん・望海さんのトリデンテの舞台を心ゆくまま堪能したかったのに本当に二作続けて
の残念な出来事でした。
の残念な出来事でした。
この残念なお二人のジェンヌさん方、調べてみたら同じ星人でした。
それが意外な星だったので、この星人に当たる人々について、また深く研究してゆこうというきっかけにはなりました。
残念な方たちでしめるのも宝塚歌劇団の全面を汚す様で不本意なので、これまでにとっても心証の良かった方(雪組に纏わる方々を選んでみました)のお話で終わらせて下さい。
宝塚とは全く無関係の舞台を拝見した際に、すれ違った成瀬こうきさん。
宝塚市内の人気(ひとけ)のないブティックでお見かけした、山科愛さん。
宝塚市内のクリニックの待合室でお隣になった香綾しずるさん。
図々しい私はと同じ様に、こちら側から話しかけて会話を返して頂いたり、向こう側からお声がけ頂けたりもしたのですが、
もうずいぶん年月が経った今でも、はっきりお顔や様子を思い出せるほど、
皆さん、本当に綺麗で可愛くて優しかった!!
これらの事についても、いつか書かせて下さい。
書きたいことが多すぎて、まだまだ眠っています(笑)
独断と偏見と、感情任せな文面になることもあり、、
何せ偏差値的な頭が良くないので、お恥ずかしいことにことわざの使い方の間違いや、文脈などもでたらめになっている時なども多々あり、たまに温かい方に好意的なご指摘も頂いています。
そんなブログですが、たくさんの方に読んで頂いていること、いつも驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
木星人らしく、良くも悪くも諦めが悪く、一度始めたことはしつこいです(笑)
これからもよろしくお願い致します。
観劇の格安情報を提供、こよなく愛する女性のためのトレンド発信基地
観劇 またお前と戦う時が来るとはな。
観劇 関連ツイート
…そうでないと、この映画について何も語れんのです(^^;
久保田のそーおじさん。
お友二人が登場する舞台、
#新幕末純情伝
#紀伊国屋ホール
観劇してまいりました。
(… https://t.co/YmHvt341yT