芝居よろしく。

こんにちは、カウンセラー＆フラワーエッセンス花療法士の弓子です(*´▽｀*)

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命の洗濯、宝塚歌劇を観てきました。

花組「ＭＥＳＳＩＡH」です。

私の一番好きなスター、瀬戸かずやさんがいる花組。

お芝居は脚本、演出を原田氏がされるとのことで、あんまり好きな感じじゃないかも・・・・と思っていました。

氏が手掛けられた星組の「ベルリン、わが愛」があんまり好みでなかったので。。。。

あと、内容が島原の乱の天草四郎を中心とした和モノという事で、面白いんかなって。

なので、チケットとる時も、瀬戸さん好きだけど１回でいいやと。

（基本、どの組も一度の観劇ですが。ポーの一族だけは絶対にもう一回観たい！と思って二回行きました）

２階のＡ席のチケットとりました。センター寄りのゾーンです。

（私、２階のＡ席好きなんです。Ｂ席も真ん中だとよく見えるし、お手ごろ価格でよく見えるんですが、それよりちょっと近い感じで、Ａ席の前の列だと、Ｓ席とそんなに距離変わらないからすごく好き。お得感を味わえます。）

期待せず大劇場に行きました。

観てみるといいじゃないですか！

ただ、やっぱり最初は好きな感じじゃないなぁって思ってしまって、長いなぁ・・・・って感じたんですね。

で、照明が強くなったときに腕時計をみたら、お芝居が始まって４０分。

えええええ、まだ４０分しか経ってないんか！あと１時間近くもあるんかいと思ってしまったんですよねぇ・・・・

ですが、後半からどんどん引き込まれて行きました。

天草の土地はそもそも田畑を耕すのに向いていない。

それを分かっているのに、年貢の取り立ては厳しくなるばかり。

人々は、自然と信仰心を持つようになる。

苦しいですから、なにかにすがりたい。

神様はいると思わなければ、信仰してあの世では楽園に行けると思わなければやってられない。

ですが、（異聞、天草四郎という設定なので、四朗は元々島の人ではなくて、流れ着いてきてよその世界を知っている人という設定です）四朗にしてみれば、神なんているのか？

本当にいたら、今の苦しみを神が救ってくれるんじゃないのか？って疑問を持つわけですね。

死んでから楽園にいっても仕方がないじゃないか、祈るだけで何もしないのか？って

今のこの場を楽園に（お芝居の中ではハライソ？パライソ？という言葉を使われていましたが）しようじゃないか。

神様は自分の中にいるものなんだって、みんなに説くんですね。

神なんて信じても、いないじゃないか。

この苦しみから救ってくれないじゃないかっていう疑問から、自分の中に神がいる。

だから立ち上がろうと言うまでの流れが素晴らしくて。

これは明日海さんだからこそ演じられるんだと思いました。

説得力が半端ない。

ポーの一族を生で観た時も思いましたが、本当にお芝居がじょうずなんですよ。

私は映像で観ていた時は、フェアリータイプの穴がないビジュアル抜群のスターさんって思っていましたが、ポーの一族で生で観ることが出来て、実力がすごいことがわかって、本当に驚きました。

このシーン、専科の一樹さんが微妙な感じで甘噛みしかけて（持ちこたえられましたよ）

明日海さんも微妙に甘噛みしかけなセリフがいくつかあったのですが（感情が盛り上がりすぎて、舌がちょっとついてこなくなったかんじっぽい）でも、それさえ、興奮してたらこんな感じだよってなったんです。

そして、天草四郎として劇中歌を歌う。

歌になると、急に素のスターに戻って歌う人が多いと思うんです。

（男役の発声で歌うだけでも大変だと思います）

でも、明日海さんはお芝居も上手で、その登場人物としてその気持ちで歌も聴かせてくれる。

本当に稀有な存在ですよね。

だから、もっと明日海さんの歌が多くてもよかったんじゃないの？っておもうんですよねぇ。

今回は、柚香さんが歌っている印象が残ってます。

はじめてカフェブレイクの映像で歌を聴いたときは、正直「・・・・・・・」と思いました。

何を言っているのかさっぱり分からない、音程もひどいな・・・

そこらの一般人の方が上手に歌えるんじゃないだろうか、とすら思いました。

この人を劇団は推してるのか！という驚き。

ポーの時も、ファンの方は上手になったと言われていましたが、私はファンじゃないと聴かされるのキツイよねって思いました。

ファンの方には申し訳ないのですが・・・

以前よりは上手になっているのはわかるけれど、以前を知らない人からしたら・・・・なレベルだったと思います。

そこから数か月で、とっても上達されていました！

多少は音程がグラグラとなったところもありましたが、耳をふさぎたくなるとか、椅子から落ちそうとかそういうレベルじゃなくて、努力されているんだなぁって思いました。下手で聴いてられないとは思わなかったです。

上手だとは思いませんでしたが、すごく丁寧に歌っているんだなぁって伝わってきました。

明日海さんの後では比べられて大変なことも多いと思いますが、頑張ってねーってオカンの様な気持ちで観ておりました。

トップ娘役さんの仙名さんの歌は本当に心が洗われる歌声で好きです。

もっと聞きたかった。

役も合っていたと思います。

そして、私の大好きな瀬戸さんは、明日海さんの仲間で、出番もいっぱいあって、ご本人のお人柄の良さが役柄に滲み出ていてとってもよかったです。

配役が発表になった時に鳳月さんが悪役で、「悪役の方が目立つから、瀬戸さんがこの悪役だったらよかったのに」って思たんですが、この役で良かったで�
�。

鳳月さんは上手に悪に徹して演じられていました。

（ただ、メイクですぐに気が付かなかった。）

天真さんを従えているので、鳳月さんだよね？っていう。

本当に悪いやつでした。

若くて、色気のある役も出来る。

悪い奴も、オジサマ役も出来る。

歌もうまいし、ダンスも上手。

なにをやらしても上手過ぎるんですよね。

上手過ぎて、ちょっと損なのかもって思います。

ご本人が謙虚な性格なのかな・・・・

私は月組に戻られてトップスターになられたらいいのにって思うんです。

難しいのかなぁ・・・・

そして、天真さんは芸達者だなぁ・・・・・

これで退団なんて本当に残念です。

あとね、天真さんは意外と背も高いんだなぁって思いました。

男役さんの中で特に大きいとかはないし、公称１６９センチなので、私は勝手に娘役さんと一緒くらいで、ヒール履いて頑張っているんだろうと思っていました。

公称１６７、１６８になると実寸１６３くらいの人もいると思います。

ヒールも高いし、さらに中にラッキーって呼ばれているシークレットシューズ履いている人も多いと思うんですよ。

足の甲の角度がどえらい角度ですもん。つま先立ちですよね・・・・

（そして、お辞儀の姿勢がヒヤヒヤします。前につんのめるんだろうなぁって）

今回は天真さんは草履姿なのですが、草履姿の娘役さんより大きかったんですよね。

天真さんは１６５くらいはあるのかも。そんなに盛ってないのかもって思いました。

そして、ひそかに高翔組長のメイクのうまさに心の中でうなるワタクシ。

この役で、そんなに美形な必要ありますか？と思ったんですよ。

ショーでは、色気ムーンってだしてキレキレで踊ってらっしゃるのを存じ上げておりますが、お芝居でも今回はめっちゃ綺麗にメイクされていて、「だれこれ？」と思い、声で「あ、組長さんやん！」っていう。

いやはや、すてきでございました。

私的にうれしかったのは、和海しょうさんが、結構いいお役で目立っていたこと。

しかも歌ナシなのに、お芝居でそこそこ目立つ、仙名さんのお兄さんというお役。

（彼女はとっても歌がお上手で、お顔も綺麗なのですよ）

私の思う、宝塚の男役の美形なお顔。

もちょっと身長が高かったり、押し出しが強かったらなぁって思てたんです。

ですがこれから目立つようになっていけばいいなー。

これから、歌で柚香さんを支える存在になっていかれるのかな。

期待してます！

何よりもうれしかったのは、お芝居の後の休憩の時に

お隣のご婦人が、そのお隣の方に

「青い服着て背の高い、ずっと出てた人だれ？」って聴いていたこと。

その人は瀬戸さんですよ！

カッコイイでしょ？素敵でしょ？誰って思うでしょ？って言いたくなりました（笑）

ついついかってしまった・・・・・

ポストカードのお顔がかっこよすぎて。。。。

（私、本物の男性はヒゲ好きじゃないんです。でもヅカ限定でヒゲ好きです。似合ってればの話ですが）

小さい方はポケットカレンダー。

８月なのに買ってしまった（笑）

超ロングなお芝居の感想でした。

意外とよくて、ジーンとしました。

泣いている方も多かったと思います。

大劇場はチケットまだあると思います。

当日Bせきは２０００円、

通常のB席も３５００円で夢の世界に行ける宝塚。

（侮るなかれー。B席もこのお値段でいいんですか？って思うほどよく見えますよ。）

ぜひ、一度体験してみてくださいね～

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