いよいよ最終回です。
昨日の動画ではどれ一つとっても同じ形態のコースは無い
と申し上げてきました。
新馬戦から始まるいわゆる平場戦でも3勝クラス
になると同じ顔ぶれの競馬となる事が多いですよね。
オープン特別以上の競馬ではその傾向が顕著に現れます。
理由は最速で4勝、下手すれば十数レースを経て
やっとオープン馬の称号を得られる訳だからです。
つまり、当該オープン馬(を管理する調教師)は
勝ち負けできるコースを熟知しています。
当然ライバル馬(の管理調教師)も同様です。
だから、同じようなメンバー構成で競馬をすることが
多くなるという次第です。
これが昨日の内容でした。
最終回の今回は【JRA競馬は良質な推理小説】
というお題でお届けいたします。
「レース結果はゲートが開く前から決まっている」
この一文はサイン馬券術(タカモト式)の創始者
故高本公男氏が「馬券師匠」と呼ぶ田沢三治郎師の
慧眼(相馬眼)を一言で言い表したものです。
これ、聞く人にとっては八百長のよう映るかもしれませんね。
しかし、違います。
田沢師がレース当日の馬を一目見るだけで、
競走馬としての能力を発揮できる状態なのか否かを
(無理に走らせると骨折するとまで断言することも)
一瞬に判断できる相馬眼の持ち主だからこそ
言い放つことのできた言葉なのです。
つまり、田沢師はレース直前の馬を観るだけで
馬券になるか、ならないかを即座に判断できた
素晴らしい相馬眼の持ち主だったのです。
だから「レース結果はゲートが開く前から決まっている」
と言い切ることができた。
これが真意です。
今日、ここまでの相馬眼を有している人物を
わたしは(わが師以外には)寡聞にして存じません。
JRAは競走馬の出自(血統)や身体機能、
競走能力などは言うに及ばず、
馬主の人間関係に至るまで全てを
コンピューターに入力し定期的にアップデートしています。
これによって競馬の安全性、公平性及び娯楽性を
同時に満足することができる訳です。
推理小説の作者は犯人を知っています。
だって、自分がストーリーをゼロから
創り出す訳ですから当たり前ですよね。
競走馬は出走したいレースに事前登録した後、
暫くして出走の可否が判断されます。
その後、そのレースに出走できる馬が確定し、
翌日には枠順が決まります。
この段階を推理小説の作者と重ねてみると・・・
推理小説では犯人をカモフラージュして
布石や伏線を読者に提示します。
これはストーリーが大団円を迎えるまで
読者を引き付け、できれば
読者を犯人捜しに加えたいからです。
読者がストーリーに参加してくれば
最後まで読了されて
作品の好感度が上がるという次第です。
実は、出馬表にも布石や伏線が存在し、
JRAは犯人(馬券に絡む馬)を特定するための
手がかりを与えてくれています。
549の法則では布石をサポーターと呼び、
伏線を配列と呼んでいます。
今回あなたにお届けするのは、
布石と伏線の組み合わせから犯人(1着馬から3着馬)
を推理する方法です。
詳しい内容は・・・
全4回の本動画シリーズに
最後までお付き合い頂いたあなたに
特別なオファーを差し上げたいと思っています。
549の法則の全容をお届けいたします。