「人の行く裏に道あり、花の山」
これは株式相場の世界では有名な格言の一つで、ご承知の方も多いのではないでしょうか。
分っていてもできないことって世の中にはゴマンとありますよね。
この格言もそんな投資家心理を突いたもので、頭で理解したことと身体の行動とは必ずしも一致しない事を言い表しています。
理解したことをそのまま行動に移さない(移せない)最大の理由は恐怖です。恐怖から逃れる手っ取り早い手段が安心を得ることです。そして、安心を得るための手っ取り早い手段が同調行為を取ることです。
だから、人の行かない裏道に足を踏み入れようとする人が少ないのです。だから、「花の山」を掴む人が少ないのです。
米国ラスベガスにカジノスクールが何校もあります。そこでは主にディーラー(胴元)側の教育を行っています。授業ではゲームのルールや進行方法などの他にプレーヤー(お客様)の行動や心理も学びます。(ギャンブル心理学)
カジノスクールで教える一番のポイントは、プレーヤー(お客様)を飽きさせることなくディーラー(胴元)が負けないノウハウです。
競馬に置き換えてみましょう。
同調行為を取っていると、結果は本命中心の多点数での買い目にならざるを得ません。これでは「的中すれど儲からず」となりフラストレーションがたまる一方です。
このフラストレーションがプレーヤーに「次こそは当てて儲けてやるぞ」という行動を起こさせるトリガー(引き金)となって来週も馬券を買うことになる訳です。
印(◎〇△▲など)やオッズ・新聞記事などを頼りに買い目を組み立てる、つまり、本命を中心に多点数で買い目を作っている限りギャンブル心理学のワナから逃れることはできません。
そんなワナから逃れるには二つのステップを踏めばいいだけです。
第一ステップは、同調行動を取っている限り勝てないと「気付くこと」です。第二ステップは同調行動とは真反対の行動を取ることです。
ここで見落としがちな大事なことを添えておきます。それは「気付くこと」無しに第二ステップへ進んではいけません、ということです。
気付くこと無しに同調行為と真反対の行動をとるとあなたの心(心理)はそれに従いますがあなたの脳は拒否反応を起こします。
ほとんどの場合、脳の勝利に終わります。
・・・ということはそこから先へは進めない、つまり、現状維持のままという訳なのであなたは相変わらずフラストレーションを抱えたまま来週も的中すれど儲からずを味わうことになります。
気付きに成功した方は第二ステップへお進下さい。第二ステップの詳細内容はこちらからご確認いただけます。