違反が想像以上に凄い件について

その中でも自分自身を目撃してしまう現象をドッペルゲンガーとドイツ語でいうのだそうですね。

いるはずのない、もう一人の自分と出合ってしまったら、死んでしまうとか。

その多くは、自分の静止した姿の目撃らしいです。

ですが、私が経験したことは、それとは違う現象でした。

それが始まったのは、前回の記事に書いた影を目撃し、予知された経験をしたすぐ後あたりでした。

私達親子は、やっとのことで転居することができました。やはり、その家についていた邪悪な力だったのか、転居してほんのしばらくは、平穏な日々が続いていました。

JW を離れて5年が立とうとしていました。

そんなある朝、職場で上司が出社してくるなり、私に「ルラミー、あんな乱暴な運転しては、ダメだよ」と笑いながらも呆れたように言ってきました。

なんの事ですか？と聞くと二日前に私が名阪国道を右に左に車線変更しながら、物凄いスピードで暴走するのを見たと言うのです。

上司は、私の車の前に割り込み、停止をうながそうとしたらしいのですが、「追いつきゃしないじゃないか」と笑ながら言いました。

私には身に覚えのないことでした。アリバイだって立証できます。

「人違いですよぉ」と否定しましたが、上司は、「いや、確かにルラミーだったし、車も間違いなくルラミーのだった」と断言しました。

その当時はミラターボWX に乗っていましたが、人と同じ車に乗るのは好まない方なので、ラメ入りの特殊な塗装で、赤い稲妻のシールをはり、ヘッドライトに厳つい顔になるように、アイラインを入れたド派手な仕様にしていましたから、確かに一目で私の車と分かる装備ではありました。

が、私としては、全く身に覚えのない事でした。

第一、もう命も惜しまない若さの盛りは過ぎて、暴走など体がついて行きません。
明らかに、上司の見間違いだと思いました。

ところが数日後、今度は職場の同僚が私をショッピングモールで見かけたと言い出しました。

そのショッピングモールができたことは、知っていましたが、隣街の県外で、まだ、行く道のりすら知らない所です。

違和感はありましたが、見間違いだろうと片付けました。

すると、今度は友人までが、どこそれのホームセンターにいたね？だとか、パチンコ屋にいたとか、喫茶店のガラス張りに腰かけていたのを見たとか言い出しました。

いづれも全く身に覚えがありませんでした。

否定すると、私が嘘を言ったと言うの？と気を悪くする位、意地になって確かに見たと言い張る人もいました。

間違いなくルラミーだったと。

そして、相変わらず暴走する私を名阪で何度も見たという上司や、同僚の人達。

あまりに私を目撃したという話しばかりに
身に覚えが全く無い私は、だんだん眠れなくなって行きました。

眠れなくなると、だいたい考えるのは不安な事ばかりです。

私によく似た人が暴走して、オービスに引っ掛かるような事になったら、交通違反は私がしたことにされるのでは？とか、

はたまた、犯罪でも犯したら刑事罰を受けるのは、私なのでは？

そう考えると、ひしひしと体の奥底から恐怖が湧いてきました。

そして、それほど似た人に会ってみたいと思いました。

でも、もう一人の自分に会ったら、死んでしまうのでは？

だんだん考え過ぎていき、挙げ句の果て本物が向こうで、私の方がダミーだったら？と思ったりするようになりました。

勿論、自分は自分として生きている自覚はありましたが、もし、ダミーだとしたら、私は誰？

濡れ衣を集団で被せられる辛さは、JW の時に経験しているだけに、身の潔白を証明することの厄介さを思うと、煩わしい気持ちが強くなりました。

この思考こそが、不思議で恐ろしい超常現象とは違った恐怖と不安感を募らせました。

しばらくして、私は、車を乗り換えました。
マツダR X 8に。

ところが、今度はエイトに乗って暴走するルラミーを見た、私の家に最も近いインターで降りて行ったと口ぐちに言われる様になりました。

身に覚えのない私を見たという現象は一体なんなのでしょう

現在に至るまで、私はもう一人の自分を目撃したことは残念ながらありませんが、時々深く考えると、気がおかしくなりそうになります。

なので、気にしないことにしています。

私はこの現象が邪悪な力によるものだとしたら、精神の崩壊を狙っているのか？と思ってきました。

子供の頃から、霊を見てしまう感性が
いかにも邪魔だと思う目に見えない存在が、こうした現象によって、精神の崩壊を、いや崩壊していく様こそ見たいのだと私は睨んでいます。それこそが、不都合なことでもあるのかもしれません。

私は負けないぞ(*｀Д´)ノ！！！

すると今度は、別の現象を引き起こして来ました。

そのことは、また次回書きたいと思います。

良かったら、また涼みにきてください。恐怖でですが(笑)