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マネージャーは、生まれた山を忘れません。
ブログ訪問ありがとうございます。
妄想ですのでつじつまが合わないかもしれないですが多めに見てくれれば有り難いです。
未来は。
「話しって…」
「ごめん。俺のせいで。」と瑠一は未来を見つめる。
街灯の灯りが瑠一の端正な顔立ちを照らす。
未来はおもわずドキッとした。
「仕事辞めたって。」
「あー。そう…だけど。」
「ほんとうに悪かった！」
未来は間近に見る瑠一に見とれた。
瑠一の言葉が頭に入ってこない。
ふと我にかえって未来は。
「ここで立ち話もなんだから、うちに来る？」
「え？いいの。」
そしてふたりは未来の住むハイツへ。
「お母さん。知り合いの方が近くまでいらして。
偶然家の前であったの。」と未来。
「あら。人を連れて来るなんて珍しいわねー。」
「急におじゃましてすみません。」と瑠一。
「あらやだ。凄い男前。なんかモデルみたい。」と母親の美代子が言う。
瑠一は微笑んだ。
「もう、お母さん。余計なことは言わなくていいから。お茶ぐらい出してよ。」
「そうねー。あまりにもいい男だからお茶出すのも忘れてたーー。」と美代子は台所へ。
「面白いお母さんだね。あんたが羨ましいよ。」
「たまにならいいけど、毎日はキツイわよ笑。ところで話しって。」と未来の方から切り出す。
「仕事探してる？」と瑠一。
「ごめんなさいね。お茶しか出せず。あ、そうだ未来。コンビニ行くんじゃなかった？まあ。いいわ。なんか冷蔵庫になかったかなぁ。」と美代子が言う。
「お母さん。お気を使わずに。突然に来ましたから。」と瑠一はお膳から立ち上がる美代子を止めた。
「お母さん。いいから向こうに行ってくれる？」
「わたしはおじゃま虫ですか？はいはい。」とその場を離れた。
「ごめんなさいね。邪魔が入って。話の続きをして。」
「その、仕事を探してるんなら紹介しようと思って。」
「何？どんな仕事。」と未来は瑠一に詰め寄る。
「ち、近いよ。」
「あ。ごめんなさい。」
「実は俺の付き人を探してて。」
「付き人？あなたの。」
「そう。俺の。」
「冗談でしょ！ムリムリ。あなたみたいなだだっ子の付き人なんて。」
「だだっ子てなんだよ！」
「ほらほら。すぐ怒る。」
「俺は真面目に言ってんだぞ！」と瑠一はムキになる。
長いまつ毛にはっきりとした二重まぶたでまっすぐに見られると少し動揺してしまう未来。
「確かに罪滅ぼしでそんな事言っているんだろうけど。わたし付き人なんてやったこと無いしあなたを困らせるだけよ。」
「やってみなきゃわからないだろう。給与は〇〇は出す。」
「迷いはないわ。よろしくお願いします！」
瑠一が提示した金額は一般事務給与の倍だった。
「まだ自己紹介がなかったわね。立花未来です。
歳は…あなたより歳上は間違いない笑笑。よろしくお願いします
！」と未来はげんきんなもの。
！」と未来はげんきんなもの。
「俺…僕は寺島瑠一です。よろしくお願いします。歳は22才。」と笑顔で言った。
「未来、あんたさ。今日来たあの可愛い子とほんとはどう言う関係なの。」と母の美代子は聞いた。
「どう…知り合いよ。ただの。それにしても給料が高い。」と未来。
「まぁーー。目の前のイケメンではなく目の前のお金。なんと嘆かわしい。未来。あんたに気があるよ。瑠一くん。絶対、逃しちゃーだめよ。たしかメンズの冊子の表紙とかになってる子よね。」
「何。お母さん、知ってたの⁇それに8才も歳が違う。オシャレに疎いメガネかけたオバさん相手にしないわよ。」
「そうかなぁ。瑠一くん見る目あると思うけどな。親バカかもしれないけど、未来はいい子よ。まあ、仕事も恋愛も頑張って。」と美代子は未来の肩を叩いた。
「瑠一。どう言うこと？あの子を付き人にって。
別に付き人なんて必要ないよ。僕がそれぐらいのことする。」とマネージャーが言う。
「俺が必要だと思った。」と瑠一。
「何ごと。ふたりで騒いで。」
マネージャーは。
「聞いてください！社長。瑠一って、勝手に付き人なんて決めて。」
「なるほどね。瑠一。またあなたの気まぐれじゃないでしょねー。」と事務所の社長、恵子が言う。
「違う。気まぐれじゃない。」と瑠一は言い切る。
社長、恵子にしてみれば瑠一とは親子ほど歳が離れている。瑠一をここまで育てあげたたのは自分だと言う自信もある。
しばらく瑠一の様子を見ることにした。
つづく
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