ナンパ 変わらなきゃも 変わらなきゃ
二年前
発売とほぼ同時に
我が家にやってきた
うちの子 GSX250R
それからの日々を
ブログに綴っいくうちに
だんだん
GSX250Rの他のオーナーさまが
アメブロ始められたのを拝見したり
そこで
コメントをやり取りしたりする
機会が増えて
その中で
お互いのナワバリが近い方々に
お声掛けさせていただいて…
今日はGSX250Rプチミin芦ケ久保★
集合時刻には既に全員スタンバイ(≧∇≦)
ヤル気満々のメンツでありますw
このエリアに
おそらく一番詳しい鈴鬼さんに
先導をお願いして
んぢゃ
4台でちと走りますか
道の駅大滝で小休止
フロント 2cm落としてあるうちの子に
興味津々なご様子の鈴鬼さん
またがってもらいましたよ
ウハーー!
結構変わりますねーーーーっ!!!
浦山ダムの駐車場で
撮影会しましょ^ ^
ひとけがないのをいいことに
バイク並べ直したり
地べたに座り込んでアングル探したり
やりたい放題( ̄∇ ̄)
ランチに襲撃したのは
バイク弁当でお馴染みの
大滝食堂
現在期間限定で
サイクロン号発売中!
もちろん乗っかりますよ( ̄∀ ̄)
サイクロン号は白いタンクで来ます
シールは別添えで
自分で貼って仕上げるそうな
この「マーク」だけ欲しいよねー
そしたら自分のマシンに貼るのにぃ
なんて会話で
みんなで盛り上がるw
有間ダムに移動して
また 撮影会^ ^
4台で写真撮ってたら
後からやってきた
ライダーカップルの女性が
GSX250Rに乗ってる
すかさず全員でナンパ(*゚∀゚*)
今GSX250Rミーティングの最中なんです
マシン並べて一緒に写真撮りませんか?
あれ? このピカチュウ号…
先日のもっくる新城で行われた
GSX250Rミーティングにも
参加されていた方だったことが判明
えーー!!!
ほんとですかぁーーーっ!!!
自分も行ってたんですよあそこ!!!
世間は狭いですな( ̄∀ ̄)
さて
ここで本日の出席者のご紹介
鈴鬼さん号
sakizoさん号
UMEさん号
有間ダムでナンパした
彼女のマシンも並べて
5台で撮るよー(´∀`)♪♪
先導入れ替わって
有間ダムを出発して
R 411をくいくい走りまして
最終ポイントは
道の駅丹波山
おもいおもいにオヤツを手にして
またみんなでワイワイ喋り倒すw
鈴鬼さんが
お嬢様とのタンデムで
息の合った凄く綺麗な走りをするのを見て
感動したり
UMEさんが
そのガタイの良さで
GSX250Rに乗ってると
迫力増して見えることに感動したり
sakizoさんが
おんなじレーシングスライダー付けてて
わぁいお揃いだー♡って
嬉しくなっちゃったり
今日のプチミは
其々のマシンやそのライドを
ゆっくり時間をかけて
拝見することが出来て
とても興味深く
有意義で
楽しいひとときでありました^ ^
次は是非
黒のカラーに乗る方をナンパして
全色揃えたいと
全員の意見が一致w
みんなでまた
集まりましょうね( ´ ▽ ` )ノ♪
4行でわかるナンパ
言い訳も出来ず
車を降りた 山田と田口は
すぐ、その現場を離れたが
2人の心には 闘志にも似た感情があった。
田口は ワイシャツの袖口のボタンを外し
ゆっくりと タバコに火をつけ、
運転席の山田を見ながら
「白川、大丈夫かな…。」
山田も 口にタバコは くわえたが
火はつけず、答えた。
「あれが白川の調査部員としての3次試験になるんだろう。
アイツ、センスがあるから 社長も良く仕事させてたけど…。」
「女絡みの案件…初めてか…。」
「そう。 キツいな…。」
目の前の信号が赤になり
その時 タバコに火をつけた山田は
煙りが目に染みたのか
目をパチパチさせながら
「合格出来るといいな…。」
つぶやいたが、
田口は 別の顔になっていて
「昨夜の話しだけど…。」
田口は トオルが乗ってきた
その車の綺麗な吸殻入れに灰を
「ポン」と落とし、
話し出した。
夕べ、ディスティノを出た
山田と田口は〇対の顔写真を入手するべく、
そして〇対がツチイナツコであると
確定するべく、
ディスティノの従業員出入り口が見える場所に
車を停め、監視していた。
まぁ、監視していたとは言え
手がかりは、山田の言う
「笑顔の中に 悲しみがある女」
と いう なんとも 曖昧かつ漠然としたもの
だったが、
そこに ベッタリと悲しみを顔に貼り付けた
桜井が出て来たのを見て、
田口は車を降り 駅の方に向かった。
田口は駅から 店へ戻るような形で
地面を見ながら歩いている。
駅を目指している桜井の動線に入り、
桜井に声をかけさせた。
「あの…。」
1回目では 顔を上げない。
「あの、さっき、うちの店にいた…。」
田口は 「チラッ」と顔を上げたが
聴こえない振りで、再び、地面を見ている。
「あの、ディスティノにいらした
お客様ですよね。」
田口は驚いた顔で
そして、必殺のスマイル。
「あぁ! 桜井さん? ですよね。
さっきの制服姿も可愛いかったけど、
私服だと、凄く大人っぽくて 綺麗なんで、
一瞬、わからなかったです。」
山田と田口が、ただのナンパ師だった頃、
何度となく使ってきた手口、
女を褒める、安心させる…。
で、口を割らせる。
いや、ただのナンパ師の時は
口を割らせる、ではなく
お持ち帰り! だったが。
そんな 田口の スマイルと甘い言葉で、
桜井も まんざらでもない態度だが、
やはり 少し 悲しい面持ちだ。
「どうされたんですか?
何か 探し物ですか?」
田口は 何とか この桜井から
〇対の情報を引き出したかった。
だって、
「笑顔の中の悲しみ」
だけじゃ…。
頼りなさ過ぎる。
田口は もう1度 笑顔を作ると
「ぁあ、さっき、一緒に食事してたヤツ、
覚えてます? ちょっと顔がいかついの。」
田口の笑顔につられ、桜井も少し笑った。
「アイツ、アンクレットの飾りがなくなったって、探して来い!って。
怖い顔して、チャラいもん付けて、
それ失くしたから、僕に探さすなんて、
パワハラ? ねぇ~」
おどけた田口の笑顔に
桜井もついに 声を出し 笑いながら
「一緒に 探しましょうか?」
「もう、いいです!
どうせ、見つかりっこないですよ。」
そう言いながら
田口は 桜井を駅へ続く人の列から
引き出した。
「あの…。僕の名刺、受け取って貰えますか?」
ディスティノのテーブルの上の
偽名の山田の名刺を見ていた田口も、
名刺ケースの1番上の名刺は
偽名の物に替えてある。
営業部長 村山大地
「村山さん…。」
桜井は 名刺を覗いているが
受け取ろうとしない。
まぁ、田口からすれば
もう 落とす寸前と思っていたが。
田口は 名刺を引っ込め
1歩下がって、ちょっと寂しいそうな笑顔で
「なんか…警戒してます?
桜井さんが、あんまり綺麗だから…。
僕、下心が 顔に出ちゃってます?」
桜井は 首を振って
「いえ、そんなぁ~、」
本来、ナンパはこの駆け引きを
楽しむゲームだ。
好きになるのか、ついて行くのか、
巧みな言葉遣いで
翻弄するのが、楽しいのだが。
今の田口は ナンパをしているのではない。
だから、すぐ切り出した。
「少し、お話し しませんか?」
桜井は 笑顔を消すと
「私、帰ります。」
田口は そう言われるとわかっている。
背中を向け 歩き出した桜井に
絶妙なタイミングで言った。
「そんな 悲しいそうな顔した女の子、
帰す訳にいかなよ。」
桜井は 立ち止まった。
田口は 優しく肩に手をかける。
ここで 田口は 「カマ」をかけて、
〇対の話しに持ち込む積もりで
「もしかして…。
僕等が桜井さんを指名したのって、関係あります?」
振り返った桜井の顔。
図星だった。
田口は 内心 厄介な事になったな、
と 思っていた。
「言えません。」からの「言いたくありません。」
のくだり、
で、結局は 「実は…。」と話しだすクセに…。
そのやり取りをするだけ、
無意味で 面倒だと思ったが…。
こうなった以上、
この女の悲しみを聴いてやるか…。
田口は 腰を据え 話を聞いた。
桜井が話した事は
田口を戦慄させるのに充分だった。
CAST
山田竜二 SWAY
田口陽一郎 町田啓太