ゲーセンを、ケータイで楽々注文しよう

ゲーセンを、ケータイで楽々注文しよう

ゲーセン 街をつなぐ、心をむすぶ

こんばんは……

みなさんお元気ですか……

じろは元気です……

はい。

今日は私は強い決意でこのブログにやってまいりました。

そのために今週何一つ情報を仕入れていません。

なんとこのじろテテペン、シカゴ見てないんですよ!

一週間神ブログ様断ちしました。

それぐらい私は本気なのです。

何を本気でこの一週間通勤中に考えていたかといいますとですね、

もう、皆さん

そう……

世界中のクオズの民の皆さんは私と同じ気持ちでいると、

このじろ確信しておりますが

世界を席巻するグクミンにクオズの民として本気で対抗するかどうかを考えていたのです!!

……いつの話よ?

って思われた方へ……

5月5日のことです!

あの時ライブでグクミン超濃い絡みをしていたんですよ。

じろはしつこい性格なのでまだ忘れてないんです。

まああれを見た時はあまりの2人の世界にアイデンティティを見失って思わずグクミンの民になろうかと思いましたよね。

でも私はグクミン動画を見ているうちに気づいてしまったのです。

このまま国籍を変えてしまったら私はテヒョンさんの映っていない動画をただひたすら黙って見、テヒョンさんの絡まない妄想をただひたすらひっそりとし、華々しいグクミンの後ろでそっと手を繋いでいるクオズにも気付くことなく、そうして死ぬまで生きていくわけですよ……

……

……いや、

それは私には無理!!

テヒョンさんの映っていない動画を長く見ていることができないという弱点がある私は、どうしてもリア充グクミンの民にはなれない……。

ならばもういっそ負けてもいい。

負けてもいいから、それでもクオズの民の末席に連なるものとしてあのエルニーニョに抗うべきだ。

私の力で何か出来ることはないだろうか。

私の力……

私……

……

と、

考えに考え抜いて、

出来ることがたった一つだけあるということに気づいたのです。

そうです……

クオズ妄想です!

え?

今までと変わらないですって!

断固として違います。

一週間考えてきたのは、自分にクオズの民としての覚悟があるかどうかです。

果たして、私は今まで本当にちゃんとクオズの妄想に向き合ってきたのでしょうか……。

本当にちゃんと向き合っていたのならライブ中にグクミンがいちゃここうがクオズが喧嘩しようがリーダーがテヒョンさんをなぜだかとても心配してようがそんなことでいちいち揺らぐことはなかったのかもしれない……。

いや向き合ってきたつもりだったけど、

死力を尽くしたとか言ってたたけど、

私はまだ甘かった……

リアルの世界に影響されてアップダウンをする……

そんなのは真の妄想とは呼べない

って思ったんですよね、水曜日の朝に。

そして、

とりあえず今週はすべての力をバリスタクオズにささげよう。

そう決心したのです。

そのために仕事を死ぬ気で頑張りました。終わらなかったけど……

飲み会は用事があると言って断りました。

はいその用事とはクオズ妄想です。

もちろんグクミンもね、可愛くて好きですよ私は。

でも皆さん……

よく考えてみてください。

所詮グクミンなどリアルでアダルト…

私の妄想の世界の初々しさが服着て歩いてるバリスタクオズに勝てると思います?

否!勝てるわけがありません!

それを今から証明します!

ではGO!

5月5日。

こどもの日とかグクミン記念日とか我が妄想の中では関係ありません。

前日ジミン先輩に買い物に付き合ってもらう約束を取り付けたテヒョン君。

六時半から出勤して超上機嫌で仕事をこなしています。

この頃喫茶アミは大人気で朝も結構忙しいのですが、輝く笑顔で働く勤労青年。

自分では気付かずに昼までに売り上げをかなり伸ばしたテヒョン君を、パク氏は夜の9時に待っているからな、と厳しい顔で念を押して彼を送り出します。理由はテヒョン君が見事に浮わついているからです!

「はい!」

と元気よく返事をして店を飛び出すテヒョン君。

13時にジミン先輩と待ち合わせした明洞駅に向かいます。

アミから明洞駅までは地下鉄で3駅です。

待ち合わせまではまだ時間があったのですが早めに行って待っていればいいと思って地下鉄に乗るテヒョン君。彼はいつもは時間通りかちょっと遅れるタイプですが、早い時は急にめっちゃ早い。

明洞駅の地下にはディスカウントスーパーがあるので時々来ます。

電車に揺られながらふと前を見ると地下鉄の暗い窓に自分の顔が映っているのに気づきました。その見事に青い髪を見て、思い出したのは2日前のリーダーの言葉でした。

あの人怖かったけど、ちゃんとしたバリスタになるには青い髪のままじゃいけないんだろうなあ……

さらに思い出したのはイケメンバリスタチョンジョングク氏の髪の毛です。

あいつの髪黒かったなあ……

………そろそろ黒髪に戻そうかな……

と痛みきった髪の毛を見ながら考えるテヒョン君。

実はテヒョン君にはソウルに出てきてからお世話になった人がいて(そうです、シュガ様です)、その人が結構髪の毛をファンキーに染める系の人だったのでテヒョン君もその人に憧れていろいろ変えていたのです。いま思いついた裏設定ですが。

そんなことをぼんやり思っているうちに轟音を立てて電車が明洞駅に止まります。

人の流れに押されて6番
出口を目指すテヒョン君。

マクドナルドでジミン先輩と待ち合わせをしたのです。

地上に出ると5月の熱い日差しが照りつけていました。

先に店に入っていていようかとも思いましたが、久しぶりにこんな昼間にデー……ゴホゴホ、失礼しました、友達と待ち合わせです。風も涼しくて気持ちよかったので街路樹の下のガードレールに座ってジミン先輩を待つことにしました。

まだ30分あるな…と思ってスマホを出すテヒョン君。

ジミン先輩も結構準備に時間がかかる方なのでたぶんぎりぎりか、それより遅くなるでしょう。

そう考えて、この頃あまり進められていなかったゲームを起動したその時です。

「テヒョン!」

と自分の名を呼ぶ声が。

ぱっと顔をあげてそちらを見ると、5月の美しい風を受けてピンク色の髪の毛のジミン先輩が今自分が歩いてきた方向から走ってきました。

あれ……そういえば先輩も髪の毛黒くないな……

と気づくテヒョン君ですが、一瞬で周りの空気もきれいなピンク色に染めるジミン先輩の笑顔にすべての思考が吹き飛ばされます。

ちなみに、

この時の妄想に遠慮なく使うように

とビグヒットが特別に用意してくれたのがBOYWITHLOVEのこのシーン

です!!

ありがとうビグヒットの偉い人。

ちょっと遅くなりましたが私はずっとこの写真を待ち合わせシーンに使いたいと、この一か月ずっとそう思っていたのです。

せっかくビグヒットが用意してくれたのだから……。

やっと使えて肩の荷が下りました。

よかったです。

では続きです。

今まであまりそんな風に思ったことがなかったのですが、こうして昼中に路上で見ると、ピンク色の髪のジミン先輩はなんだかとても目立って見えました。

いったんそう思うと周りが何となく彼を振り向いているような気までしてちょっと落ち着かなくなるテヒョン君。

そんなテヒョン君の心中にジミン先輩は当然気付きません。

息も乱さずに(ジミン先輩の体力はテヒョン君の約2倍)走ってきたジミン先輩は、

「ごめん、待ったか?」

と言ってガードレールの隣に座ります。

それを、

「いや……全然です。俺も今来たとこなんで……」

ちょっとまぶしそうに見るテヒョン君。

「よかった」

と笑うジミン先輩に、年上美人の笑顔に激弱なテヒョン君は思わずスマホを落としそうになりますがなんとかこらえます。

「飯食おうぜ。マックでいいだろ?モス高いし」

「あ、はい」

今までマクドナルドと居酒屋と部屋でジミン先輩の手料理しか食事をしたことがない2人なのでカフェとかおしゃれなレストランでランチとかの選択肢が残念ながらありません。

なにしろお金を貯めている最中なのです。

そのままマクドナルドに入る2人。

2階なので階段を上がっていくのですが、その途中でジミン君のパンツ(注:スキニーです)のお尻にガードレールの白い線がついていることに気づいたテヒョン君。

払ってあげようとして、なぜか躊躇してしまいます。

というか22年間生きてきて友達の服が汚れているのに気付いたこと自体初めてなのです。

彼女の服や髪に葉っぱがついていた時にとってあげたことはありますが、それを先輩に応用していいのか一瞬悩むテヒョン君。

仕方ないので、

「先輩」

と呼びかけて、

「尻のとこ服汚れちゃってます」

教えてあげると、

「あホントだ……てか、これさっきの………お前もじゃないか?」

階段の上でパタパタと自分の服を払ったジミン先輩がくるりと後ろに回ってテヒョン君のパンツ(だぼだぼのベージュのやつにしましょう!)のお尻のところも屈託なく払ってくれます。

「あ、すみません」

自分の服の汚れには一生気づかないタイプのテヒョン君が急いでお礼を言うと、

「お互い様だろ?てかガードレールって白くなるやつとならないやつがあるよな」

あれってなんでだろうなあ……

塗り立てだったからかなあ?

と子供みたいな疑問を呈すジミン先輩。

が今日はやけにいちいちなんだか………よくわからない感情が湧いてくるテヒョン君ですが、彼はストレートとして生きてきたのでその感情の正体に残念ながら気づくことができません。

……

………マクドナルドにお酒さえあれば!!

余裕で気づけるのですが!!

残念です……じろが。

まあいいでしょう。我がバリスタクオズは2人して初々しさの塊なので仕方ありません。

続きます。

テヒョン君はいつものチキンナゲットとビッグマックとてりやきバーガーとポテトLとコーラ、ジミン先輩はベーコンレタスバーガーと紅茶を頼みます。食べ終わるのは当然ジミン先輩の方がはやいので、どこでテヒョン君の白シャツが買えるかを検索する先輩。

「うーん。近くだとロッテとかあるけど……」

とBTSが宣伝をしている有名店をあげるジミン先輩。

それを聞いてすぐに、

「ああ、あそこならいっぱいありそうっすね!」

口いっぱいにポテトを頬張りながら目を輝かせるテヒョン君ですが、

「でも絶対高いだろ。今別にセール期間じゃないし」

と、今日は白シャツを3枚は買わせたい先輩はあまり乗り気じゃありません。

「そっか……セールじゃないんですね」

「あ!!」

テヒョン君がちょっとがっかりしながらナゲットを食べていると、スマホを見ながらジミン先輩が何かを見つけたようです。

「セールやってたんですか?」

「うん、あ、いやロッテじゃなくて、この近くのザ・アオーキって店が新装開店でセールだって!めっちゃ安そうだぞここ!」

「ホントですか?じゃあそこ行きます」

「ワイシャツ一枚1000円だってさ。すごくないか?」

「えッやす……じゃあ俺2枚買います!」

「いや……お前なあ……シャツは5枚はいるって」

「じゃあ3枚買います」

「それがいいよ」

そう言ってふいにスマホから目を離してテヒョン君を一瞬ちらっと見て、

「………テヒョン白シャツ似合うし」

ぼそっと言ってす
に画面に目を落とす先輩。

小さな声だったのですが、隣で食べているのでさすがに聞こえたテヒョン君が、

「え?そうですか?」

とびっくりして聞くと、

「うん………」

とうなずいて、何かすごーーーーく大事なことが画面に映っているのかじっとスマホを見つめているジミン先輩。しかし指は動いていません。指は動いていません。

「………」

「………」

「………先輩も似合いますけど……」

何か言わなくちゃいけないと思ったテヒョン君がそう言うと、

「………別に、そんなことねえだろ」

と言い返すジミン先輩。

「いや、ホントですって。髪も………」

すごく似合っていると言いそうになるテヒョン君。

すんでのところで思いとどまります。

ピンクの髪が似合っててきれいだと思ったというようなことは男に言うことじゃないと思ったし先輩が傷ついたらいけないと思ったし………

あとなんかいろいろ……

………とにかく言っちゃいけないからです!

ところがやはり隣同士なのでどうしても聞こえちゃうんですね。

カウンター席よ永遠なれ。

「髪?」と聞き返す先輩。

「あ、いや髪じゃなくて………えっと………あ、そうだ、俺そろそろ髪の毛黒くしようと思うんですが先輩どう思います?」

急に会話の舵を切るテヒョン君。

しかし、

「黒?ああ………見たことないな、お前の黒い髪。いいんじゃないか?俺もそろそろ戻そうかと思ってた」

「そうなんですか?ピンク可愛いですけどね」

あっさり口を滑らせるテヒョン君。

お酒も飲んでないのにどうしたことでしょうね!

「え………」

今度はジミン先輩がびっくりする番です。

アオーキのセールを告げるスマホ画面から顔をあげてテヒョン君をまじまじと見るジミン先輩。

その視線を受けて初めて失言に気付くテヒョン君。

「………いや……あの、黒く、髪しようかって思って、たのは、……黒い髪の方が、あの、接客とかさ、失礼じゃないかもって思うようになってそれで、俺今まで金髪とか……」

と自分が黒髪にしようと思った理由を慌てて掘り起こそうとします。

まあその理由は目の前のジミン先輩にも当てはまってしまうのですが、許してあげてください先輩彼今それどころじゃないんで!!←テテペンの熱い言い訳

を軽く無視するジミン先輩↓

「………うん、そうだよな。やっぱ俺もそうしようかな」

「いや……先輩はべつに……」

「まあ俺可愛いからな」

「………すんません」

気まずそうに謝るテヒョン君ですが、ジミン先輩は実はそんなに気にしていません。

むしろ機嫌はいい方です。機嫌はいい方。←

そんな感じのランチ(笑)をマクドナルドのカウンター席で取った2人。

ちなみに眼下は大通りを行きかう人々が見渡せる絶好のロケーションなのですがどっちも見渡してないので無意味です。バリスタクオズは風景をSNSにあげない系男子。

次にアオーキへと向かうことにします。

地図を読めるジミン先輩と勘で道を決めるテヒョン君はちょっと迷いながらもスーツ専門店のアオーキにたどり着きました。

大々的にセールの旗がヒラヒラとはためいているアオーキ。

「あんま人いないな」とジミン先輩。

「皆セールって知らないんですかね?」

「平日だからかな」

「じゃあ買い放題ですね!」

「どんだけ買うつもりだよ」

という会話をしながらアオーキの暖簾をくぐる2人。

を、

「いらっしゃいませ」

と店員さんが迎え入れてくれます。

キキララ状態の軽くファンシーなクオズにも笑顔を絶やさない店員さんは、

「あ、ワイシャツ探してるんですけど」とテヒョン君が言うと、

「はい、こちらです」

と、さっと連れて行ってくれました。

そして、

「とにかく白いのください」

という希望の元持ってきてくれたシャツを試着するテヒョン君。

「それいいんじゃないか?」

「ええ、お似合いですよ」

「それもめっちゃ似合う!」

「はい、お似合いですね」

「いやあ……すごい似合ってるじゃないかそれも!」

「……そうですね」

「ちょっとあいつCGみたいだよな」

「……はい」

「なんか芸能人にいそう」

「………本当ですね」

「襟の大きさが後1ミリ小さいシャツがいいと思うな」

「……………わかりました」

「よしそれだな!ていうか俺思ったんだけどどれも似合うからどれでもいいんじゃないか?」

「……………」

「じゃあこれ3枚ください」

というやり取りの後無事に白シャツをゲットしたテヒョン君。

意気揚々とアオーキを出てスマホを見ると、まだ3時にもなっていません。

「この後どうする?」

「うーん……結構早く買えましたね。あー……久しぶりにゲーセン行きてー」

言いながら伸びをするテヒョン君に、

「ゲーセンいいな。俺も全然行ってないわ」

賛成するジミン先輩。

ところが、

「あ……」

とちょっと迷うような声をあげるテヒョン君。

「どうした?どっか行きたいとことかあるのか?」

「先輩、この近くにめっちゃ髪染めんのうまい店あるんですよ。早いし、もしかしてすいてたら速攻でやってくれるかもしれないんで、したら1時間ぐらいでできるし、寄ってみてもいいですか?」

「予約しなくてもいいのか?」

「前の仕事の時によく行った店なんです。知り合いの美容師いるんで客いなかったらやってくれると思います」

「ん~いいけど。じゃあ俺ももしできるならやる」

ということでゲーセンの前に、テヒョン君の前の職場(ホストクラブです笑)に程近い美容院に向かうことにしたテヒョン君とジミン先輩。

大通りと大通りの間、ビルの谷間の街路樹がぽつんぽつんと植えられている石畳を歩いていくと明洞駅に少し戻る方向にその店はありました。

小さめの木のドアとガラスの壁が雑居ビルの中にはめ込まれているような美容院で、シンプルな外装です。

ドアを開けると中は思ったより天井が高くてゆうに3階分ぐらいはありそう。その高い天井に届くぐらいのつるつるの木肌の大きな木が中央に据えられていてなかなかにボタニカルです。

小さな木の受付カウンターの中で何かを書いていた男性がふとこちらを見ました。


て嬉しそうに、

「ああ!テヒョンじゃないか。久しぶりだなお前どうしてたんだよ~」

はいそうです、皆さんお待たせしました。

J-HOPEさんご登場です。

彼のイメージが魔法使いの妄想とバリスタとじろの中で混同しているため店内がボタニカルなのです。ちなみにグラサン着用。

「お久しぶりです」

挨拶をするテヒョン君の肩を気安そうにポンとするホソクさん。

「1年ぶりぐらいじゃないか?いきなり来なくなったから心配したんだぞ。BTもやめたって聞いたし」

「すみません……なんかあんま来れなくて」

「いいけど、お前今何やってるんだ?サラリーマンじゃないな、その髪……てかぱっさぱさじゃねえか。髪質あの人とは違うんだから自分でやったら痛むって言ったろ~」

「あ、そんで、」

慌てて口をはさむテヒョン君。

このままホソクさんに話させていたら全部、そうホストクラブにいたことまでジミン先輩の前で暴露されるんじゃないかと、遅ればせながらその危険に晒されていることに気付いたからです。

「今、お世話になってるのが喫茶店なんですけど、そこの先輩なんですけど、この人」

やや喫茶店を強めに言いながら横のジミン先輩を紹介するテヒョン君。

とペコ、と頭を下げるジミン先輩。

「あの、俺ら黒くしてもらえないかって思って……今空いてます?」

見渡したところお客さんは皆座っているので待っている人はいなさそうです。

「………ふ~ん」

薄い色のサングラスの向こうから透かすように見られたような気がしたジミン先輩。

しかし、すぐに探るような視線はテヒョン君に移ります。

「お前さんが喫茶店ね……………まあ似合ってるんじゃないか?」

ちなみにホソクさんとシュガ様は腐れ縁です。髪の毛を染めたいとシュガ様に言ったその日にここに連れてこられて以来、ホストやってた時はずっとテヒョン君はホソクさんに髪の毛をカットしてもらっていました。

見られて居心地悪そうにしているテヒョン君に、瞬間でいろいろ察するできる系男子のホソクさん。

「カットまではできねえぞ」

と肩をすくめて話を逸らすと、あからさまにほっとした顔になったテヒョン君、

「染めるだけでいいんで!」

と嬉しそうに言います。

「お前さあ…いつもいつも予約しろって言ってただろ……本当変わんねえなあ」

「すみません。今度からは絶対します」

次も絶対にしなさそうな口調のテヒョン君ですが、ホソクさんは軽く受け流して、

「まあいいけどさ。じゃあすぐ入らないと。お前は後な、……ええと、お兄さんから行こう」

とジミン先輩へ視線を流します。

「あ、ジミンです」

「じゃあジミン君、こっち来て」

ホソクさんは魔法使い天才なので髪を触っただけでジミン先輩の髪質や一番似合う黒色を調合できるのですが、話術も天才的なのでジミン先輩の性格やテヒョン君との関係なども結構引き出してしまいます。

まあ2人の共通の話題はどうしてもバリスタの話とテヒョン君しかいないのでそっちに話が行きがち。

そういえばテヒョン君が喫茶アミに来た経緯をジミン先輩は聞いていません。

なんで今まで気にならなかったんだろう…と思うといきなりめちゃくちゃ気になりだすジミン先輩。

「テヒョンって前何やってたんですか」

これをいい機会に、ずばりと聞くことにしました。

どう答えようかな、とホソクさんがシャンプーをしながらテヒョン君が待っている玄関のソファを見ると、それまでスマホを見ていたらしいテヒョン君が視線を感じたのかふとこちらを見ます。

ジミン先輩の声が聞こえたはずがないのですが、その顔を見てホソクさんは、

「まあ……そりゃ、あいつに聞いてみたほうがいいね。いろいろ職を転々としてたって聞いてるし、俺も詳しくは知らないんだ」

と曖昧に濁してやることにしました。

実際ホソクさんが知っているのはホストをしていたということだけです。

その後、ジミン先輩に何か言いはしないか心配でスマホもいじれなくなったテヒョン君もやっと呼んでもらいます。

呼ばれたとたんにダッシュで寄ってきたテヒョン君に笑いをこらえながらシャンプーしてあげるホソクさん。

ジミン先輩が先にシャンプー台を離れた瞬間に、

「お前……友達にホストやってたこと言ってねえのか」

と言われて慌てて、

「言ってないです!言わないでくださいね、絶対言わないで下さいよ!」

と念を押すテヒョン君。

その必死さにちょっと面白くなるホソクさん。

「彼女でもあるまいし。それに別に変なことしてたわけじゃないだろ」

とからかいます。

からかわれていることに気付かないテヒョン君は、

「ダメですよ。あの人真面目だし、そういうのたぶんあんまり好きじゃないし」

と言いつのりますが、野生の勘により半分正解です。

まあ、ジミン先輩がその事実を聞いてイラっとするのは、ホストの職業性ではなく、テヒョン君が複数の女性相手に愛想を振りまいていたという過去が存在すると知ったら面白くないからなのですがね!!

はい。

こうしてバリスタクオズは何とか髪の色を黒に戻すことができたのでした。

なぜかどっと疲れたテヒョン君となんかモヤモヤする思いを抱えたジミン先輩。

一人にこやかな笑顔のホソクさんにドアまで送ってもらいます。

「予約してきたら今度はカットしてやるから。ジミン君もまたおいで」

そう言って手を振ってくれるホソクさんと別れて歩き出す2人。

「………」

「………」

とりあえず駅近のアミューズメント施設に向かいますが、頭の中は、

テヒョン君

→つ、疲れた~……ホソクさんとこに先輩連れてくなんて馬鹿なことしたわ俺……まさかばれてないよな?ばれたら絶対嫌われるし、また今度一人で来よう……で、もっかい絶対絶対言わないでって言っとかないと!

ジミン先輩

→俺テヒョンの経歴聞いてない俺テヒョンの経歴聞いてない俺テヒョンの経歴聞いてない俺テヒョンの経歴聞いてない俺テヒョンの経歴聞いてない俺テヒョンの経歴聞いて

と、それぞれに忙しかったため気付いた時にはセガの前を通りすぎそうになっていました。

「!」

先に気付いたのはテヒョン君。

ぱっと横のジミン先輩の
を掴みます。

「ちょ、先輩!ここですここ!」

言われて、というか手を掴まれて、はっとするジミン先輩。

「あ……ホントだ」

「うわ~めっちゃ久しぶり~」

ホソクさんから無事脱出できてゲームセンターにジミン先輩と来られて急に疲れがふっとぶテヒョン君。ジミン先輩は実はまだ全然屈託があるのですが、それでもゲームをしているうちにテンションが上がってきます。

勝敗は、シューティングゲームとぷよぷよはテヒョン君、ダンスとレースゲームはジミン先輩の勝ちでした。

テヒョン君はダンスでは無駄に動きが大きいので間違い判定になってしまうのです。

こんな感じです。

「なんでお前そこで手つけるんだよ?」

「手、手つけないと、俺踊れない!」

「顔必要ねえだろ!」

「顔はこれじゃないと!」

「あジャンプ!ダウン!!あー!!違う~」

「やってますよ!」

「ずれてるよ!」

「嘘でしょいや嘘でしょ!!」

「馬鹿回るなって!ちゃんと前見ろ!」

「ここ回るとこです!」

「回るとこなんてねえって!」

「ありますって!」

「あ!おいお前ライフもうないじゃんないじゃんミスるな!手振るな!前!」

「右左左ジャンプホイ」

「だから回るなってーー!!」

という感じで最後までいけないテヒョン君。

ゼエハア言いながら、地元のゲーム機とタイミングが違うと訴えます。

「いや……一緒だろ」と呆れた目の先輩。

「無駄に回るからタイミングがずれるんだ」と諭しますが、

テヒョン君は、

「回らないと意味なくないですか?」

という意見を変えません。

その憮然とした横顔がちょっと幼く見えるのは黒髪にしたせいでしょうか。

弟の小さいころを思い出して微笑ましく思うジミン先輩。

「まあでも、確かに手を付けると楽しいよな。俺も今度は手つけてみるよ」

と優しく言ってあげます。

地べたに座り込んでしょんぼりしているテヒョン君(見かけは完全に一昔前のヤンキー)でしたが、なだめられるとすぐに復活します。

ヒョイ、と立ち上がって、

「ですよね?次先輩やってみてください!」

ときらきらした目で期待を込めてジミン先輩を見つめますが、

「今からかよ。また今度な」

とかわす先輩。

「つーかそろそろ帰ろう。お前夜にまたアミ行かなきゃだろ。飯どうする?」

「そうすね。もう6時か~。どっかで食っていきますか?」

「う~ん……明洞って地下にスーパーあったよな?」

「ああ、あそこ安いですよね」

「何か買っていこうぜ。俺んちで食べよ」

「まじすか!俺キムチ鍋がいいです!」

「キムチ鍋か~。いいけどもう暑くないか?」

「暑くても先輩の鍋めっちゃうまいですよ」←素

「………べ、別に……元買ってきて入れてるだけだけどな」←めちゃくちゃ嬉しい

「へえ~そうなんですか?じゃあなんであんなうまいんですかね?」←素

「………そんなん知らねえよ……」←嬉しさのあまりツンデレ発動

いきなり声が小さくなったジミン先輩を不思議に思ってそちらを見るテヒョン君。

すると黒髪のジミン先輩のうつむいた横顔が目に入ってしまいます。

ピンクの髪も似合っていたと本気でテヒョン君は思っていたのですが、黒髪は黒髪で、何とも言えない………感じですええ。わかりますテヒョン君。

語彙力のないテヒョン君の代わりに不肖このじろが補足しましょう!

まあ黒髪で半ば顔を隠しながらうなだれるジミン先輩の姿は、けばけばしいパステルカラーのネオンに照らされる一輪の黒バラもしくは羽を切り取られベルサイユ宮殿の庭園に飼われる黒鳥のようであると!!そう言いたいんですよね!!テヒョン君!!

テ「え、は?……え?」

続けます!!!

はい。

一瞬黒髪最強のジミン先輩にポカンと見とれていたテヒョン君ですが、目の前にス、と手が伸びてきます。

「そんなに見るな…」

……

……も、

萌……

ゼエ、ハア、

すみません、息切れが……。

今回降りてきたこの人たちじろの好みすぎてやばい!

すみません本当世間の皆様!

なんでこんな自分の妄想なのに萌えるのだろうか!

はッ自分の妄想だから!?

もうよくわかりません!しかし続けるしかない!

さあテヒョン君どうぞあなたの番からです!!

その手にはっと我に返るテヒョン君。

慌てて目をそらしながら、

「すみません」と謝ります。

なぜだかこういう時にどうしても冗談にして笑い飛ばせないバリスタクオズ。

ユーモアと余裕のないカップル(←)の悲劇。

アミューズメントセガのネオンに勝る勢いで自身が真っピンクに輝いています。

そのまま黙って夕方のソウルの街に出る2人。

風が少し冷たく感じられ……るはずですが、まだちょっと顔が熱いジミン先輩。

道行く人にまで顔を見られているような気がして落ち着きません。

実はジミン先輩は超かっこいいので(実物まんまです)実際見られていますw

テヒョン君は結構面食いです。

パタパタと顔を仰ぎながら話題を変えようと焦るあまりに、

「テヒョンってアミに来る前何やってたんだ?」

とさりげなく聞こうと思っていたことをずばりと聞いてしまうジミン先輩。

一方、

「えッ」

照れているジミン先輩の顔面偏差値に魂を抜かれたテヒョン君はいきなりの質問にいつも以上に持ちこたえられません。

「え………と、」

一瞬で挙動不審になります。

ホストだけど、

アミに来る一つ前の仕事はホストだけど、

それは死んでも言いたくないテヒョン君、

「何……てか、いろいろ……ですけど」

と答えになってない答えを返します。

いろいろは本当です。

各種飲食店のバイト、ゲームセンターの店員、イベントの手伝い、介護施設の清掃員など、ソウルに出て来たばかりのころはいろんなバイトを掛け持ちしていたのです。

そのうちに、ルームシェアしてた人がトラブルに巻き込まれたりお金が足りなくなったり、まあいろんな要因が重なってシュガ様に拾っても
ったんですね。

「………いろいろって?」

今日はテヒョン君の過去を何か知ってそうなサングラス着用のチャラい美容師に会ってしまっているジミン先輩、「いろいろ」などという返事は論外です。

なんか言えないことがあるんじゃないかと無駄に勘の鋭い先輩。

テヒョン君がさらっと答えればよかったのですが、時すでに遅し。

「え………っと、あの、あれです、コンビニの店員とか……」

コンビニが目に入ってとっさにそう言うテヒョン君。

瞬間に、

嘘だな

と勘づくジミン先輩。

いやコンビニのアルバイトもやったこともあるので嘘じゃないのですが、真実も嘘に見せてしまう人狼ゲーム激弱なテヒョン君マジックが発動されています。

まあ先輩が知りたいのはそういうバイトのことじゃないのでそういう意味では嘘ですね。

「………そうかよ」

とぼそり、と言って歩き出すジミン先輩。

自分でもびっくりするぐらいの冷たい言い方になってしまい、すぐに何かフォローをいれないと、と頭では思うのですが、テヒョン君に嘘をつかれた(と思っている)ためにショックで何か重苦しいものが肺に入ってきて何も思いつきません。

うつむいて自分がどこに向かって歩いてるかも分からないでいると、前から来た人に肩が当たってしまいます。

「ちょ、先輩、危ないから、」

突き放されて一瞬置いてけぼりになったテヒョン君が慌てて追いかけてきて横から話しかけますが、傷ついているジミン先輩は顔を上げることができません。

「先輩、ちょっと待って」

「なんだよ……俺には言えないんだろ」

「違います、そうじゃなくて……」

実際はそうなのですがそんなことは言えません。

しかし年上美人の涙には笑顔以上に弱いテヒョン君。

このまま言ってしまおうか、いやでも絶対嫌われる………どうしよう、どうしよう、と必死で頭を回転させます。

ちなみに場所は人通りの多い明洞駅前のロータリー付近。

テヒョン君と今にも泣き出しそうなジミン先輩のセットはめっちゃ目立っていますw

そのことに遅ればせながら気付くテヒョン君。

「と、とりあえずこっち来てください」

手を取って何とか建物の柱の陰に引っ張って行って、

「…………先輩」

「………」

「あの…………」

「………」

うつむいたままのジミン先輩。

困っているテヒョン君の雰囲気にさらに傷つきますが、友達の過去を知りたいなどというのはおかしいと分かっています。問い詰めて嘘をつかせた自分が悪いと思うし、別に言いたくないなら言わない権利もあると思う先輩。

というかなぜこんなにテヒョン君の過去にこだわるのかも自分でも謎ですし、こんな風に思ったことなど今まで誰にもありません。

訳が分からないまま必死で気持ちを整えようとするジミン先輩。

「ごめん、ごめんテヒョン……」

自分のほうが年上なのですからなんとかこの場を収めてせっかくの休日を楽しいものにしたいし、キムチ鍋も作ってあげたいと思っています。

思っていますが、

どうしてもすぐに切り替えられないのです。

健気じゃないですか……。

テテペンには厳しいのに。

と、ここでですね。

こちらもどうしていいか分からなくなったテヒョン君がジミン先輩の視線を捉えるためにいきなりアスファルトに片膝をつきます。お酒が入ると簡単に出るテヒョン君の仕草その1。ですが本人的には生まれて初めての行為です。

手を取ったままなのでディズニー映画なみのポーズになりますが幸いここは柱の陰。

ソウル市民の誰も見てませんから心配しないでください。

まあ誰が見ていようがもうテヒョン君の頭の中にはジミン先輩を泣き止ませることしかないので関係ありません。

若いってこういうことです!

現実のグクミンもきっとそうだったんでしょう!

世界のクオズの民よ、許してあげてください!

代わりに今私が皆さんにクオズバージョンをお届けします!

「先輩」

「……ごめん……」

「……なんで謝るんですか?先輩悪くないですよね」

「いや……だって、」

説明はできないけどとにかく自分を情けなく思うジミン先輩。

それを正確に感じ取るテヒョン君。

彼はお酒を飲めば本気を出せば勘の鋭さがレベル6からレベル95まで跳ねあがる体質です。広く長くは無理ですが一点豪華型なら実は誰にも負けないのです。

後皆さん忘れてるといけないのでもう一度書きますが、彼ら今手握ってますからね!←念押し

ちなみにこれも重要な設定ですが、テヒョン君両手先輩片手です。

言葉に詰まって自由な方の左手で口を押さえるジミン先輩。

それでもテヒョン君だけに片膝をつかせているわけに行かないと思った彼は自分もしゃがみ込みます。

泣いているせいでちょっと赤くなっているジミン先輩の顔を見て勇気をかき集めるテヒョン君。

嫌われるのが怖いのは変わりませんが、先輩を傷つけるぐらいなら嫌われた方がましです。

「あの………俺、アミに来る前なんですけど、別に隠してたわけじゃないんですけど、」

「いい、テヒョン言わなくていいから……」

テヒョン君が言いにくそうなのを泣いてても察する広く長く気を使えるタイプの先輩が遮りますが、テヒョン君はここで言わなかったらこの先もずっと言えないのが分かっていますのでさらに勇気を振り絞ります。

「違う、なんか……俺……あんたに嫌われるのが怖くて今まで言えなかったんだけど」

「………」

「……今日行った美容院の近くにBT95っていうホストクラブがあるんだけど」

言いながらジミン先輩の顔を見ることができずに下を向くテヒョン君。

「………あの……俺、そこでホストしてて………」

「………」

「あんまり………お客さんとうまくいかなくて……それで、あの……やめました」

そこでテヒョン君の声(と勇気)は途切れてしまいます。

その時です。

テヒョン君の手の中からする、とジミン先輩の手が引き抜かれました。

やっぱり……と心臓が一瞬で冷たくなるテヒョン君。

しかし、

次の瞬間

ぐい、

と頭を抱え込まれあっさりバランスを崩してしまいます。

腹筋がないふいをつかれたのでジミン先輩の胸に倒れこむ形になるテヒョン君。

あとあげていた右膝を地面に着いた拍子に打って地味に痛い。

しかしそんなことはなんでもありません。

そんなことは実際なんでもない…

我がバリスタクオズ初めての正面切ってのハグ(テヒョン君酔っぱらってないバージョン)です。

さらに、固まるテヒョン君の頭をくしゃっとするジミン先輩。

「ジ……先輩……」

「………テヒョン……テヒョン、」

耳元で聞いたことのない優しい声で、

「言いにくかったろ………でも言ってくれてありがとな」

とささやかれ、

「………せん……」

ほっとしたのと緊張が解けて気が抜けたのでこっちもちょっと涙目になるテヒョン君。

決して右膝のせいではありませんので。

その後、ジミン先輩があったかい缶コーヒーを買ってくれて(気が抜けたテヒョン君はコーヒー買うとか思いつけない)、2人でそれを柱の下で座って飲みます。

まあ、この後実はキムチ鍋の具を買いに行ったり、

ジミン先輩の本日誕生日の彼女から電話がかかってきたりするのですが、とりあえず今日のところは一つの試練を乗り越えた感のあるお2人さんで時間切れです。

はい!!で、ここからめちゃくちゃ言い訳なんですが、

この記事、本当はジミン君と彼女がキムチ鍋食べるところから始まって、クオズ氷河期入って、シュガ様に来ていただいて、さらにクオズ喧嘩して、シャンパンツリーする予定だったんですけど、それでグクミンに対抗しようって思って、強い決意で今日はアメブロに来たんですけど、

ただの一つも書けなかった……

びっくりするぐらい書けなかった……

のですよ!!!

結局クオズデートして終わったんですけどもう驚きの展開ですよね。

いや私何やってんの……。

でもまあなんか勝手にハグまで進んだのでOK……かなあ……?

自分でもよくわからないんですが……。

でもとにかく今の私にできることは全部詰め込みました!

か……勝った……?

ていうかイイネ一個いただけたらもう私の勝ちですよね?ね?

誰もいいね下さらなかったらもう私は腹をくくってグクミンの民になります。

だから誰か天使様お願いです!

この記事に優しいいいねをください~!

そしてBTSシカゴにももういなくてニュージャージーとな……。

私なりの理由があって(←w)全然追えてないけど、今日気が済むまでクオズ妄想したのでそろそろ追いかけたいです。

どうか誰もこけてませんように!

そしてコメントがまた全然返せなくて申し訳ないです。

来週少しずつ返したいです!!

それでは。

おやすみなさい~。

ゲーセンを捨てよ、街へ出よう

子どもの頃。

やたらとハイスペックな父に「理由」について厳しく問われていました。
やる理由、やらない理由。
常に「父の納得する理由」を説明しなければなりませんでした。
「やりたいから」なんて言うのは理由にはならなかったので。
どうしたら納得してもらえるか?そればかり考えて、窮屈で仕方ありませんでした。
自分の力で生きられる年になると。
「父のせいでこんな自分になってしまった」そう感じてイライラしたり凹んでみたり。
そして今。
自分をまるごと受け入れることを覚えたことで。
「あの時の自分」も「あの時の父」も。
「そうするしかない」と「自分で勝手に」決めていただけで。
もっと言うと「自分がそうしたかった」のかも知れない、と。
思うようになりました。
反抗して、家を飛び出すことよりも。
「ここ」でやり過ごすことで得られるものを選んでいた。
そして。
やり過ごす必要がなくなったら、全力で父を否定し、嫌な自分をもまるごと「父のせいで」と。
嫌なことは全て「人のせい」
「理由を説明しなければ」という思いが、いつしか「損得」でジャッジをするようになりました。
本当に必要なことなのか?
効率はどうか?
なにをする時にも「損得」が頭をよぎり。
「ワクワクする気持ち」を「理論」で封じ込めていました。
もちろん無意識に。
そして、それを周りにも強要していました。
「ムダだと思うこと」のために「やらなければならないこと」を後回しにすることに腹を立て。
それでも楽しそうにしている人をバカにしていました。
マウンティングそのものでした。
厳しかった父は、いつしか孫に甘々なおじいちゃんになりましたが。
時々、細かなことで心配そうに連絡をしてきます。
「そんなの平気平気」
そう笑うくぅに今でも「お前は平気でも…」とお小言が始まることもあります。
「父はただ不安だった」
そう感じることができたことで。
「嫌われている」と思っていたあの日の自分に「愛されているよ」と声かけができるようになりました。
だから全てを許した、のではなくて。
イラついたことも、悲しかったことも、そのまんま残した上で「まぁ、いっか」

ゲーセンに入ったのは20歳過ぎてから、笑
ワクワクに従って、まずは色々💕
「不満を抱えた今の自分」は「自分が選んだ理想の自分」
「そろそろ次にすすみたい」なら。
ますは「本当の望み」を書き換えないとね😊


ゲーセン 関連ツイート

@kirinyan0331 まだゲーセンおるん?
@otogebeats 適当に回ってから合流で
3時にゲーセン行く

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